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ポートレート撮影は意思疎通が大事

たまたま見かけて撮ってみたいと思える人に「ポートレートモデルをしていただけませんんか?」と名刺を渡しながら声をかけるのは相当の勇気がいる。最近、写真仲間にカメラマンとモデルさんをつなぐサイトもあり、マッチングは比較的楽になったよとアドバイスを頂いた。すべての手続きはサイト上で管理運営され個人情報は保護されるので安心だと素人モデルさんの登録者も多いようだ。勿論、運営会社への手数料も発生し、モデル料も任意で発生する。

以前からその情報は知ってはいたが、登録、オファーまでは未だにしていない。そろそろそういう所を使って撮影に集中出来るようにする時期が来たようだ。

ポートレートは多くを撮影することで、より自分の世界観を出すことが出来るようになる。ポートフォリを多く持っていることで信頼もつく。モデルさんとカメラマンの信頼関係も積み重なり、それがさらなる良い作品作りにつながると思う。

微笑み



ただ、商業写真家ではないので、プロモデルさんは僕の撮影スタイルには合わない。どんどんポージングをしてくれるだろうし完璧だろう。誤解しないでほしいのはプロモデルは圧倒的な存在感でどんな要望にも応える。そういう世界で本領を発揮し、僕はそういう世界にはいないということだ。市井の人達を撮っていたいということだ。だから依頼主があんなポーズは出来ないとハードルを上げてしまう可能性もある。結果仕事に結びつかない。モデル慣れしていない方はポーズも出来ないし照れたりする。そこを限られた時間の中で解してゆく先にでてきた姿が自然で美しいと思う。実際、今までのモデルさんは皆素人さんです。楽しい会話をしながら信頼関係を作って行く過程で出てくる写真がなんとも良いからだ。結果仕事に繋がっていく。



外は雨…



さて、事前に撮影者としての心構えも必要だ。
ネット上にもモデルさんからの撮影体験談が多く出ている。
そういう書き込みを見て思うのは意思疎通が出来ているかだと思う。少し読んだだけでもなるほどとうなずくことは多い。
そこでそんな意見を参考に纏めてみた。

撮る前に信頼関係の作る時間を少し取る。10分位でいいと思う。短く思うだろうが、話を10分するのは結構長い。話の内容は差し障りのないことで良いし、またどう撮りたいかを伝えるのも良いだろう。笑顔を忘れずに接することを心がけたい。

お洒落で清潔であるに越したことはないが、自分らしさを出すことを大前提にしたほうが良い。相手にプレシャーを与えるようなあまりに突飛な格好は避けるのは当然だと思う。モデルより目立ってしまっては台無しだ。

兎に角、臭い、汚い(笑)は絶対NGです。モデルさんを不快にさせるだけで良い作品には結びつかない。ちゃんと頭を洗い、洗濯したての服を着ましょう!「そんな事お前に言われなくても当たり前だ!」と笑うかも知れないがとても大事なことだと思う。

撮った作品はその場で見てもらい、どんな写真なのかを確認してもらう。それは安心にも繋がり、そして、その後の撮影に良い結果をもたらし、モデルさんは更に良く撮って欲しいと思うようになる。



雨の教会へ


自分が選んだモデルさんをリスペクトし、けして上から目線で見ないこと。心が解けてゆく、そんな安心感の中に良い作品は生まれて行くと思う。そして、作品を観て撮って欲しいとご依頼が来る様になると思っている。

すみません!いろいろ偉そうに書いたけど、事前に撮影場所をイメージし、その中にモデルさんがフレーム・インした時を想像し、こう撮れたら良いな〜と思う事は大事。私もまだまだだけど日々この事を大事に撮影している。

サーファーガール



higehiro



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