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今年撮った10枚の写真で2021年を振り返る

今年撮った写真を見ながら今年の自分を振り返りました。

伊豆大島

今年は後半になって緊急事態宣言が解除され、県をまたいだ移動がしやすくなった。いまのうちに!と遠地取材をたくさん入れる。

やっぱり遠くに行って知らないものを見たり食べたりするのって良いですよね。近所も好きだけどさ。

伊豆大島には富士フィルムのGFX50Rというカメラを持って行った。でかくて遅いけど写真はすごくきれい。ペンタックス67をメインで使っていた頃を思い出した。

太陽の塔

大阪でははじめて太陽の塔へ行った。僕が生まれる前に建った作品である。ものすごく異様なんだけど、どこか人懐っこくて、上の人が笑かして、下の人が笑いをこらえてるみたいに見えた。

9月ごろにLeicaM240を買った。静かで動画も撮影できてすごくいいカメラだったのだけど、きれいすぎるブラックペイントに傷をつけるのが嫌で手放してしまった。そのあとで、傷が目立たなさそうなシルバーのM10を買った。

トリケラトプス「レイン」

パシフィコ横浜で行われた恐竜科学博がすばらしすぎて、忘れかけていた恐竜熱が再燃した。

トリケラトプス史上もっとも状態がいいと言われる「レイン」だけでもうっとりするくらいの良さなのだけれど、レインと対面するティラノサウルス「スタン」がまた見たことないくらい生き生きとしていた。化石なのに生き生きしてるのって不思議だろう。でも本当に生きてるみたいなのだ。

秋田のたんぼ

秋田では木村伊兵衛展を見ることができた。縦位置の写真が多い。よく「縦は主観、横は客観」なんて言われるが、縦写真にはあいまいさ、逃げ道がないように思う。もっと縦で撮っていこうと思った。疲れるけど。

写真展にて

1月~2月にかけて、渋谷のヒカリエで写真展をやらせてもらった。大きな会場での展示はすごく久しぶりで、準備も資金も体力も、不安しかなかったけど、やってみたら最高に楽しい3週間だった。やっぱり僕は人と会って人を撮るのが好きなのだ。

痴ほうの父の様態がいよいよよくなくて、11月ごろから毎週のように愛知に通った。

はじめは父にカメラを向けることがためらわれた。元気だった頃の父は撮られるのがなにより嫌いだったからだ。

今はどれだけカメラを向けても父は嫌がることはない。痴ほうのおかげで写真嫌いが治ったのだ!ならばできるだけたくさん、父の姿を撮っておかなくてはと思っています。

KOUMI100

10月にKOUMI100というトレイルランニングのレースに出た。2年ぶりのレース、しかも100マイルということで、十分とはいえないまでも、体をこのために作りかえた。

長くてしんどいレースだったけど、レース中はずっと笑っていたように思う。100マイル走れるんだから他のことはだいたい大丈夫、と自分の中で根拠のない基準になっています。

三浦半島

今年の前半は週末のたびに自転車で三浦半島へ行っていた。ダイエット目的でもトレーニング目的でもなく、ただ行くのが楽しかったのだ。

ふだん足で走ってばかりいると、時間と移動距離との関係がランニングをベースにできあがってくる。1時間走るとだいたい距離このくらい、と。それが自転車だとぜんぜん違うから面白い。こんな短時間でこんな遠くまで来られるのだ。

富士山

夏には友だちと富士山に登った。

と書くとレジャーのようだが、茅ヶ崎から走って行って富士山登ってまた走って帰ってきたので尋常ではない。こういうことをやる人たちが周りにいるのが怖いし嬉しい。

旅立つ友人を見送る

コロナ以前とコロナ後では世界がまったく変わってしまった。東京じゃなくても、今ならやる気さえあればどこにいても楽しくやれそうだ。

友人が兵庫県に引っ越していった。正直寂しかったが、そうやって移動できることがうらやましかったし、移動してもいいんだと教えてもらったような気がした。おれフランス行きたい。

仲間たち

高齢の親を見ていると、健康の次に大切なのは友だちとか一緒に仕事をする仲間たちなんじゃないかと思う。来年はもっと体力つけて、もっとたくさん移動して、もっとたくさん笑って過ごしたいです。

10枚のつもりが11枚になってしまいました。

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