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♯1. ベーシックインカム:未来の社会保障の形



■はじめに

こんにちわ。岩手県在住のシングルファザー、hige298です。
私たち親子がベーシックインカム(BI)に関心を持つようになったのは、経済的な安定と社会の平等についての議論がきっかけでした。
ある日、娘が学校で友達と海外のBI実験について話題にし、その内容を家庭で共有してくれました。
娘の話を聞く中で、私たち親子はこのテーマに強い興味を抱き、未来の社会保障の一つの形としてのBIの可能性を考えるようになりました。

■ベーシックインカムの概念

ベーシックインカムとは、すべての国民に対して無条件で一定額の現金を定期的に支給する制度です。
この制度の目的は、経済的な安定を提供し、貧困を根絶することです。
現行の社会保障制度とは異なり、BIは申請手続きや条件を一切排除し、すべての人が平等に支給を受けることが特徴です。

「パパ、今日学校でベーシックインカムについて話したんだけど、これってすごく良いアイデアだと思うんだ」と娘が言いました。

「どんな内容だったの?」と私が尋ねると、娘は熱心に説明を始めました。

「例えば、誰もが毎月一定額のお金をもらえるようになれば、貧困で困る人が減るし、経済的な不安も少なくなるって。それに、自分のやりたいことに集中できるようになるんだって」と彼女は話してくれました。


■ベーシックインカムの利点

ベーシックインカムには多くの利点があります。
まず、貧困の削減です。すべての人が最低限の生活費を確保できるため、貧困から脱却しやすくなります。
さらに、経済的な安定がもたらされることで、労働市場においてもポジティブな影響が期待できます。
人々は経済的なプレッシャーから解放され、より創造的で価値のある仕事に集中することができるでしょう。

「BIがあれば、パパも今よりもっと自分の時間を大切にできるかもね」と娘が言いました。

「確かに、経済的な不安が少なくなれば、自分の興味や才能を活かすことに専念できるね」と私は賛同しました。

■ベーシックインカムの欠点と課題

一方で、ベーシックインカムには課題も存在します。
最大の問題は財源の確保です。
すべての国民に一定額を支給するためには、多額の資金が必要となります。これをどう確保するかが大きな課題です。
また、BIが労働意欲を削ぐのではないかという懸念もあります。働かなくても一定の収入が得られることで、労働意欲が低下し、経済全体に悪影響を与える可能性があります。

「BIが導入されたら、みんな働かなくなっちゃうんじゃない?」と娘が疑問を投げかけました。

「確かにそういう懸念もあるね。でも、BIがあることで逆に自分の好きなことを仕事にする人も増えるかもしれないよ」と私は答えました。

■実際の導入事例

世界のいくつかの国や地域では、すでにベーシックインカムの試行が行われています。
例えば、フィンランドでは2017年から2018年にかけて、失業者に対して毎月560ユーロを無条件で支給する実験が行われました。この実験の結果、BIを受給した人々の生活満足度が向上し、ストレスが減少したことが報告されています。
また、カナダのオンタリオ州でも、低所得者を対象にしたBI試行が行われました。

「フィンランドの実験では、受給者がもっと幸せを感じたって聞いたよ」と娘が言いました。

「それは素晴らしいね。BIが人々の生活にどれだけプラスの影響を与えるかが分かる事例だ」と私は感心しました。

■まとめ

ベーシックインカムは、現行の社会保障制度に代わり得る革新的なアイデアです。
経済的な安定と社会の平等を実現するための手段として、多くの利点があります。
しかし、導入には財源の確保や労働意欲の低下といった課題も伴います。
実際の導入事例を参考にしながら、未来の社会保障の一つの形としてのBIの可能性を探ることが重要です。

私たち親子は、これからもこのテーマについて話し合い、次回以降の記事でも、より良い社会保障制度について考えていきたいと思います。
あなたも一緒に、未来の社会保障について考えてみませんか?

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