息子の言葉(にならない言葉たち)
思い起こせばもう10数年前。
「だー」
「がー」
「しー」
「かー」
「しー」
などとしか発声できなかったガッツ似の息子が、少しづつ言葉を覚えはじめた2歳頃。
はじめてできた友達でもあるサッカーボール(©キャプテン翼)を、なんとか言葉にしようとするんだけど…なぜか、そして、どうしても「カナオール」と言ってしまう。
…かわいい。
ほかにも「テレビ=ぱれり」「牛乳=じゅうぎ」などと、ぼくたちにはない感性を発揮しては楽しませてくれたし、ときには「チョコレート=ショコラーチ」などと言うこともあって、その天性のおフランス感に驚いたこともあった。
我が子が何を言おうとしているのかを考えるのは楽しい。
そして理解できるとお互いに嬉しい(←間違っているけど)。
その一連の流れは「家族」を感じる瞬間だった。
そんな彼もいまや中学生。
今年のクリスマス前には
「ほら、こないだ出たじゃん。M1チップ搭載のMacBook Air。あれ、吊るしでいいから欲しいんだけど。年内に。ねぇ、聞いてる?」
と…、それは流暢な日本語で、一方的に自分の意志を伝えることができるようになりました。
ここまで成長してくれてありがとう。
そして、ふざけるな。
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