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私の求道体験記・仏教のこと

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仏教とは何なのか?自己とは何なのか?浄土真宗の教えを通して私が体験したこと、感じたことを具体的に記録した記事を集めております。皆様にとってこれが仏教とのご縁になれば、嬉しく思いま…
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#人間

私が死ぬということは

この肉体と自我意識の縁が尽きる瞬間を仮に死と呼ぶならば、煩悩べったりの凡夫であるこの私が…

東野たま
2年前
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『終活』

娑婆の小事の清算か
後生の大事の解決か
立つ鳥跡を濁さずも
次生は蚯蚓か孑孑か

今、人間としての命を生きられているうちに、本当にやらなければならないことは何なのか、よくよく考えなければなりません。もう二度と人間として生まれてくるチャンスはないでしょうから。

東野たま
2年前
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なくしたもの

その昔 人間の寿命がまだ百万歳くらいだった頃 犬は犬の 鳥は鳥の 魚は魚の 言葉を持っていた …

東野たま
2年前
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長寿は本当に喜ぶべきことなのか

生老病死。お釈迦様は人生は苦なりと説かれた。それが真実だとしたら長生きした分だけ味わう苦…

東野たま
2年前
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凡夫の詩

人並みに大学くらいは出たものの、これと言って特技もなく、何か専門的技能を習得したわけでも…

東野たま
2年前
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神や仏の存在を問うことは、愛の存在を問うようなもの。

いまだかつて愛の存在を科学的に証明した人はいない。しかし多くの人は愛が存在することを知っている。

それは心が知っているということ。理屈を頭で納得することだけが知性ではない。

東野たま
3年前
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近親者の死ほど人間に「ほんとうの問い」を与えてくれるご縁はありません。 遺された人が故人を偲びつつ、想い出と共に生きてゆくことは尊いことです。 しかし、故人が命を賭して遺してくれた想いに、本当の意味で報いるということは、この問いを決して手放さないということではないでしょうか。

宝探し

泣くことから始まった 名前さえ知らない命 それはただ声だった 今在るということ  それは …

東野たま
3年前
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その目

自我が芽生えるとき そっと閉じられる目がある 誰もそのことに気づかない 親も周りの人間も …

東野たま
3年前
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起点

わたしは 巨人にだってなれるし 小人にだってなれる 恒星にだって 南風にだって あの美しい…

東野たま
3年前
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鬼の棲みか

地獄には 恐ろしい鬼が棲むという 残虐な道具で 罪人たちを切り刻み、火で炙り、 恐怖と苦痛…

東野たま
3年前
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