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日本酒~雪中貯蔵と雪室貯蔵~

日本酒の貯蔵に雪を使う方法があります。

冬にたくさん降り積もった雪を、茅や藁の屋根で覆って貯蔵したもので、古くは『日本書紀』にも記録が残されており、電気冷蔵庫が普及する昭和30年代までは雪国各地で利用され、家庭でも冬場の野菜などの保存手段として広く活用されていました。

長期間低温貯蔵することで、日本酒がまろやかさを増していきます。

雪を使った貯蔵は、食品を雪の中に直接埋めて冷やす「かまくら型」と、庫内に雪を貯蔵することで空間自体を冷やす「氷室型」があります。

氷室型の雪室貯蔵では八海山が有名です。

今回はかまくら型の雪中貯蔵の、白馬錦をいただきました。

長野県大町市の酒蔵、薄井商店さんは29年前に雪中貯蔵を開始したそうで、信濃大町の契約栽培米と北アルプスの清冽な水が特徴です。

下は作業の様子です。

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薄井商店 白馬錦

飲みやすく、優しい味で薄味のつまみにも合うと思いました。

雪中での保管と相性のいい(火入れしなくても酵母の発酵を止める)生verもあるらしいのでそちらも是非。


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