日本酒~硬水と軟水~
男の隠れ家デジタルと漫才師にほんしゅのイベント「水と哲学でどこまで変わる?」に参加しました。
これは米、麹、酵母、アルコール度の条件を同じにした9つの酒蔵が作った日本酒は水と作り方の違いだけでどこまで味が変わるかという利き酒をする試みです。
(米:山田錦特上、酵母:901)
参加した酒蔵は以下で、写真のような成分表になりました。
・阿櫻酒造(秋田県)
・加賀の井酒造(新潟県)
・銀盤酒造(富山県)
・富士高砂酒造(静岡県)
・盛田(愛知県)
・老田酒造(岐阜県)
・千代菊(岐阜県)
・中川酒造(鳥取県)
・桜うづまき酒造(愛媛県)
硬水と軟水について、
硬度は、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの合計含有量を示す指標です。
(軟水:硬度0 - 60未満、中硬水:硬度60 - 120未満、硬水:硬度120 - 180未満)
三大酒処で言うと灘は硬水(100)、伏見は中硬水(80)、西条は軟水(30)です。
ミネラルが豊富に含まれた硬水で日本酒を造ると、旨味とキレが生まれます。濃厚辛口で酸味が際立ちます。
軟水だと口当たりまろやかに仕上がり、淡麗なお酒になります。
今回のイベントだと加賀の井酒造の日本酒が糸魚川の中硬水で仕込んでいました。
1口目からどっしりした味わいで日本酒らしい旨みがしっかりしていました。
老田は飛騨山脈麓の硬水で、エグみがありながら後味に甘味と香りが残りました。
軟水の中でも水が変わるだけで味が全然違って面白かったです。
条件を揃えて水による味の違いを楽しむのも面白いかもしれません。
ちなみに利き酒の仕方としては①香りをかぎ②5mlくらい口に含み③口の中でしっかり回し④鼻から息を吐いて残り香を感じ⑤水を飲むことなく次のお酒に移る
そうです。
舌の場所によって味蕾の特徴が違うため、味の感じ方が全然違うなと思いました。
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