後輩に服を選んでほしいと言われた話
どうも。
東野京(ひがしのみやこ)です。
最近東国原英夫さんの話を知人としていたせいで東野京と打つつもりが東国原と打っていました。どげんかせんといかん。
今回の記事では新卒で入社した会社時代の後輩の話をしたいと思います。
Kくんという後輩
彼は私の3つ下の後輩で、本記事ではKくんと呼ぶことにします。
細身で容姿も悪くなく、某ガッキーの旦那さんや某ジャルジャルの福徳さんではない方に似ていると私は思っていました。
(星野源さんのファンの後輩にそれを言う度にキレられたのですが、その後輩以外は概ね賛同してくれていたと思います)
穏やかな物腰とは裏腹に癖が強い人間でした。
彼とのエピソードは以下の記事にも記したことがあるので、もし興味を持っていただけたのならそちらも併せてお読みいただければ幸いです。
今回の記事では彼と服の話について触れていきたいと思います。
上記の男盛りの話で食、今回で衣の話をしているので、住の話が記せれば衣食住を揃えられてしまいますね。
ちなみに住のエピソードもなくはないので、いつか気が向いたら書こうと思います。
私服勤務
その当時勤めていた企業は販売業で、社員も私服勤務でした。
私は元々服を選んだりするのが苦ではなく、学生の頃にはバイト代が出る度に服を買いに行くタイプでした。
なので私服勤務は気にならないどころか服を選ぶのも楽しいと思っていました。
しかしそうした人間ばかりでなく、服に興味がない、選ぶのが面倒だという人間も少なからず存在していました。
今回の記事の主人公であるKくんもその一人です。
彼はある日、服を買おうと思っているので私に選んで欲しいという話をしてきました。
アウトレットの中心で何を叫ぶ
ある日の仕事終わり、私とKくんともう1名くらいで近隣のアウトレットに赴きました。
平日の閉店間際に滑り込みというタイミングだったので良い意味で空いていて見やすいです。
店員さんは意外と話しかけてきませんでした。
複数名だからか、閉店間際で疲れているからかは不明です。
Kくんにどんな系統が良いのかと訊くと
「東野京さんにお任せで大丈夫てす」
とのことでした。
そこで私が好きで彼が着ていても違和感のなさそうなブランドの店舗に入ります。
良さげなアウターがあったので薦めてみたところ、彼の表情が曇りました。
「全身トータルでコーディネートしたいのにこれだと一着で予算オーバーですよ」
彼は困ったように言い放ちました。
先に予算や購入対象を確認しておかなかった私にも落ち度がありますが、
「それ、もっと早く言ってよ〜」
と心の中の松重豊さんが嘆いていました。
(若干盛りました。その頃はまだこのCMは放映されていないのでありえないやつですね)
恐る恐る予算を訊いてみると、いくらアウトレットとはいえトータルコーディネートは厳しい金額です。
「助けてください!!!」
少し肌寒くなり始めていた頃の夜空の下、アウトレットの店舗の放つ光に包まれながら私は叫んでいました。
Kくんは私を無視してチャオパニックで数点の衣類を購入し、満足気に買い物を終えました。
その時買った服がかなり気に入ったようで、その冬の間ずっとヘビロテされていたことを今でも思い出します。
おわりに
その後私服勤務から作業着→スーツとジョブチェンジを重ねていったこともあり、服を買う頻度は激減していきました。
時々服を買おうとする度に彼のことを思い出します。
彼は今も何処かで元気にやっているのでしょうか。
最後までお目通しくださった方、ありがとうございます。
また何処かでお目にかかれたら幸いです。
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