他のクツを履いてみて初めてそのクツの履き心地の良さがわかったんだやっと
どうも。
東野京(ひがしのみやこ)です。
愛用品を買い替えた時や代替品を使用した際、タイトルにも引用したmisonoさんの「二人三脚」が脳内再生されてしまいます。
後から買ったものと比較すると前から使っていたものの真価が分かるというような経験をされた方は多いと思います。
今回は最近買ったとあるモノについて、記していきたいと思います。
私と雨傘
雨具にはいくつか選択肢があると思いますが、私は現職への入社以降、折りたたみ傘を好んで使用しています。
前々職の車で通勤していた頃は大きめのビニール傘を好んで使用していました。
また、前職の自転車通勤時はカッパを着用していました。
基本的に雨具の好みというよりは、その状況に合わせた最適解を選ばざるを得ないというところでしょうか。
電車通勤時には大きな傘や雨合羽は荷物となり、煩雑です。
また、特に傘については忘れ物のリスクも高いです。
折りたたむのが面倒でも場所を取らずに鞄に忍ばせておけるという圧倒的なメリットから、折りたたみ傘ばかり使用するようになりました。
傘を持ち合わせていない時に雨が降った場合は、雨の強さに応じてビニール傘を購入することがある程度です。
毎朝Oha!4 NEWS LIVEとZIP!の天気予報を食い入るように見て、傘についての言及があれば鞄に入れてから家を出るようにしています。
壊れかけのumbrella
先ほど触れた折りたたみ傘ですが、正直いつ買ったものなのか記憶が曖昧です。
転職活動中に急な雨に降られたものの面接前で荷物を増やしたくなかったとか、そんな感じだったような気がします。
少なくとも数年単位で使用していることは間違いないため、それなりにガタがきています。
骨組みは所々錆びていて、撥水どころか浸水してくるような状況でした。
(百均で傘などに使用できる撥水スプレーを購入して吹き付けたら随分とマシになりました)
撥水以外にも難があり、少し強い風が吹くと簡単にひっくり返ってしまうような有様です。
始めは小学生の頃に傘をひっくり返すのが流行ったのを思い出し、懐かしさと楽しさを感じていました。
しかし、あまりにもひっくり返るのですぐに飽きてしまいました。
ビニール傘を購入した話
ある日、自宅の最寄り駅に到着するとそこそこ強い雨が降っていました。
しかし、折りたたみ傘を持ってきていませんでした。
普段なら傘を買う費用をケチり濡れて帰るところなのですが、その数日前に雨に濡れて風邪を引いているところだったので、仕方なくビニール傘を購入することにしました。
レジにはビニール傘を購入する初老の男性が、店員にペチャクチャと話しかけています。
少しして会計を終えた初老の男性は徐ろに傘の売場に戻り、ラックを舐めるように見回します。
男性は自身が購入した傘より安価な傘を発見し、鬼の首をとったように意気揚々とレジへ戻ります。
「これしかないって言うから買ったのによ、もっと安いのがあるじゃねぇか」
レジの男の子は新人なのか完全にテンパっていました。
「安い方を買うからこっちを返品してくれたらいいんだよ」
そう言って初老の男性が差し出した購入済みの傘は「すぐに使うから」と会計時に包装を剥いでしまっています。
どうしてよいか分からない店員さんは別の店員さんを呼び、助けを請います。
別の店員さんが初老の男性の対応に入り、元々いた店員さんはその様子を見守ります。
レジを待つ私も、その様子を見守ります。
初老の男性は改めて同じ要望を別の店員さんに伝え、別の店員さんは返金対応と別商品の交換対応を行います。
ビニール傘のみならば諦めて他のコンビニに行くところですが、カゴにはその他の商品も入っており、一つ一つを売場に戻すのも憚られます。
すぐに終わるだろうと高を括っていたのもあります。
予想外に時間がかかり、初老の男性への憤りが高まっていく事を感じました。
何分かかったかは把握していませんが、体感時間的には10分くらい待たされた気持ちです。
初老の男性が去り、やっと終わったという開放感と共にお会計に入ります。
「傘、すぐ使うのでその袋とか剥がしたやつで大丈夫です」
「いいんですか!?ありがとうございます!!!」
お礼よりも待たせたお詫びをしてほしかったところです。
久しぶりに購入したビニール傘はとても快適でした。
雨をよく弾くし、普段使っている折りたたみ傘より広い範囲が守られます。
雨が強い時は折りたたみ傘よりこっちが良さそうだなと思いました。
暴風雨
昨日、終日雨の予報で、特に関東は午後以降に強い雨風になるとのことでした。
これは先日買ったビニール傘の出番だと意気揚々と新たな相棒を片手に家を出ました。
行きはそこまで風が強くなかったこともあり、あまり濡れずに済みました。
いつもの折りたたみ傘だとどうしても多少は濡れてしまうので、ビニール傘の守備範囲の広さに感動を覚えました。
しかし、夜は風が強く吹き付けていました。
ビニール傘はそれなりに丈夫ではありましたが、家の最寄駅を出て少ししたところで風にさらわれ、見るも無惨な姿に成り果ててしまいました。
傘だったモノを手放すことも出来ず、ただただ荷物でしかない鉄とビニールの塊を複雑な気持ちで家まで持って帰りました。
いつもすぐにひっくり返っていた折りたたみ傘だったら、何度もひっくり返っただろうけど折れなかったかもしれない。
ビニール傘より濡れずに帰れたのかもしれないと思うと、いつもの折りたたみ傘が急に愛おしく思えてきました。
これからも壊れるまで大事に使っていこうと思います。
壊れたビニール傘はマンションのゴミ集積所の燃えないゴミ置き場に供養しました。
短い間だったけど、ありがとう。君のことは忘れないよ。
おわりに
ずぶ濡れになったものの、少し前にずぶ濡れになった時のような体調不良(風邪)にはならなさそうです。
油断するとすぐに体調を崩すので、なんとか健康ですごせるように注意を払っていきたいと思います。
最後までお目通し下さった方、ありがとうございます。
また何処かでお目にかかれたら幸いです。
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