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「農機具の宅配レンタル」のこれまでと、これから。

まえがき

皆さんこんにちは。平成の終わりに 農機具レンタルが、農業に「自由」を生む可能性 というタイトルの記事が少しバズってから3年と少しが経ちました。

元号も平成から令和に変わり、新型コロナウイルスが発生したり、世界の国々の関係が変わってしまったり、すっかり世の中も様変わりしました。

思えば、上記の記事を書いた当時はマスクが当たり前の世界になるなんて考えてもいなかったし、次はLCCを使ってどこの国に行こうか?なんて考えている世界に住んでいました。

そんな移り変わりの中でも、「農機具の宅配レンタル」という、2017年にひっそりとはじまった、誰も聞いたこともなかったサービス。

それは変わらずに息を続けており、おかげさまで毎年すくすくと成長を続けており、当初の状況では考えられないような件数のご注文を全国から頂いております。

農機具レンタルが自由を生む

このサービスがはじまったころ、こんなフレーズをよく発信していました。

発信して、ご注文をいただいて、フィードバックして、また発信して、そんなことをこの3年ぐらい続けていましたが、続けているうちに、時間が流れるうちに、少し言葉の意味が変化してきたことを感じ、ちょっとこの数年を取り留めもなくまとめてみようか、と思い立ってこの記事を書いています。

農機具のレンタルが、"農業"に「自由」を生む可能性。

今でも、コンセプトは変わりません。

「言葉の意味が変化してきた」と言いつつも、サービスのコンセプトを当初から変えたわけではありません。

これって、商品の価格帯や専門性に関係なく、一部のプロだけでなく家庭菜園で機械を使いたいユーザーも「自由」に最適な商品を選べる状態だと思うのです。

農機具レンタルが、農業に「自由」を生む可能性 @higashinaoto

使いたい農機具を、その人の資本に大きく左右されず、使いたいときに、使いたい場所で自由に使える。

いろいろな失敗を繰り返しながら、そんなサービスをこの5年間ずっと収益性を持って提供し続けてきましたし、それがお客様から許される限り、これからもずっと変わりません。

「農機具レンタルが自由を生む」という言葉を平成の終わりに考えたときの心情として、「農業」について、「農機具」について、「レンタル」について深く考えた末に自然と生まれた言葉でした。

でも、そんな言葉を発信しているうちに、時間の流れや環境の変化とともに、言葉に少し違った角度の意味が含まれはじめました。

「#StayHome」に触れて、変容していく概念。

新型コロナウイルスが流行しはじめたころ、東日本大震災当時の無力さを噛み締めながら「何かしなければ!」そんなことばかり考えていました。

何もしないよりは、何かしたほうが良い。

ちょっとだけレンタル機の割引をしてみたり、Webメディアの取材を受けてみたりしました。
そんなことを続けていると、今まで農業や農機具に触れたことのない方からたくさんご相談をいただく機会が増えました。

当時、揃って皆さんは「やることがないから、草刈りでもしよう」と仰っていました。試しに畑を耕してみる方も大勢いました。

それを聞いて、家庭菜園でも、農業でも、地域の草刈りでも、誰でも気軽に好きな農機具に安全に触れられる環境を作ることが使命なんじゃないか、別に農業に限らなくてもいいんじゃないか、少しだけ言葉の意味が広がったように感じました。

農機具の領域が少しずつ広がって浸透していく。

Daytona 2021年8月号でなぜか農機具が紹介される

時流もあってかこのあたりからローカルテレビや新聞などで「農機具のレンタル」が取り上げられることが増えてきましたが、一番驚いたのは雑誌「Daytona」さんの「ソト遊び特集」で4ページ紹介されたことでした。

やっていることは仲間を集めて、山で、ユーチューバーの方が畑の開墾にチャレンジしてみるという内容なので、農業といえば農業なのですが、「農機具で遊ぶ」という概念は自分の頭になかったので、衝撃的でした。

「こんな使い方はできないか?」「この農機具はこう使えると面白いよね」「このシチュエーションで使える農機具はないか?」

まるで栓が取れたように、色々なアイデアや思考が生まれはじめたのもこの頃でした。

アウトドアやキャンプ、色々な趣味で農機具は使えるし、レンタルならもっと使いやすいし、しかも農機具のプロとして、そこに最適な、より良い、素晴らしいものを提案することができる。また、そんな新しい考え方を、「農業」にも取り入れることができるのではないか?そう思うようになりました。

「農機具の宅配レンタル」のこれから。

「農機具の宅配レンタル」をはじめて使う方に。

「これから」なんて大層な内容ですが、特に何か大層なことを考えているわけではありません。

「誰でも、農機具が自由に、好きなように、必要な分だけ、使いたいときに使える」

「農機具レンタルが自由を生む」

このコンセプトはずっと変わっていないからです。

でも、この数年間で言葉に託された想いや、世の中の環境や、お客様の声に触れて、言葉に含まれる意味が少しずつ広がってきたような気がしています。

「言霊」や「波動」というと少しスピリチュアルな感じもしますが、やはりそんな何年もの経験や学びの積み重ねが自分の中に蓄積されていて、より良いサービスを今後も提供していかないといけないなと改めて思いますし、引き続き色々なところで、色々な方とディスカッションしていければ良いなと思います。

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