東 洋平

1984年生まれ、千葉県館山市長須賀在住。千葉市出身、上智大学文学部哲学科、同大学院哲学研究科を修了後に2011年に館山市に移住しライターや記者業を経て、2023年市議会議員に初当選。人口減少社会の課題を打破すべく日々実践中。

東 洋平

1984年生まれ、千葉県館山市長須賀在住。千葉市出身、上智大学文学部哲学科、同大学院哲学研究科を修了後に2011年に館山市に移住しライターや記者業を経て、2023年市議会議員に初当選。人口減少社会の課題を打破すべく日々実践中。

最近の記事

謹賀新年

明けましておめでとうございます。年越しは、長須賀壮年会の皆さまと過ごし、新年は氏神様の熊野神社で迎えました。太鼓や踊り、持ち投げや豚汁の振る舞いがあり、多くの地域住民が参拝に訪れて新年を祝っていました。初参加でしたが、こうした営みがずっと続けられていることに感動しました。 元旦が月曜日だったので、新年早々のあいさつ活動!この日だったからか、ガッツポーズしてくださる人が多かったです(ありがたし) その後、午後16:10ごろ、令和6年能登半島地震が発生に愕然。被害に遭われた方

    • 国力の低下と自給率38%

      とある70、80代の方々がやってる勉強会に若者枠でオンラインで参加したんだけれども、備忘録の意味も兼ねて投稿してみる。 テーマは、農業からみた今後の日本ってところか。 日本の農業はだいぶ前から大規模化が叫ばれていたが、土地の問題で一向に進まない。そもそも欧米や中国のように広大な農地が存在しないし、零細の兼業農家が果たしている役割は意外に大きい。 自給率はカロリーベースで38%。そんなことが、物価高騰や円安でにわかに大問題になりつつある。特に畜産業の飼料価格の高騰は異常な

      • 繊細と大胆は両立する

        物書きになって、繊細さと大胆さとは、2つの柱だと感じてきた。 例えば、見出しでバシっと大胆に意味を伝える。内容は文章で細やかに伝える。 一方、世の中、〇〇だけど、という解説があまりにも多い。総論賛成、各論反対というやつか。 当然、大事なことだ。 思うに、繊細に考えるほどに、見出しが優れてくるし、これは相互関係で主従があるわけではない、というのが持論。 実際に、自分が思うことを書き並べてみたらいい。例えば文字数が3000文字になるとする、でも500文字しか掲載できない

        • 関係人口の落とし穴

          従来の交流人口に対して、「関係人口」という言葉が使われるようになって久しい。提唱者は、ソトコトの指出一正さんや、ポケマルの高橋博之さんという話もあるが、地域活性化の本質を洞察してきた人ならではの発想で、概念自体は疑いようがない。 関係人口とは、地方へ単に観光に行くのではなく、地域の人と関わりをもって、ある意味「第二の故郷」として何度も来訪することをいう。 来訪する理由は、さまざまで、コミュニティー活動に参加するとか、災害があった場合に被災地に何度も訪れる献身な方も現れた。

          デカンショ節

          二連チャンの「告白」ですが、大学時代はニーチェ研究会なる会に参加し、終わった後の飲み会が何よりの楽しみでした。 ニーチェなんか専門でない面々がやたらと集う多士済々な会で、今思えばこの梅田さんが主宰してたからなんだと。 毎回どんなアホな質問しても、真摯に答えてくれる母船のような先輩。今や講談社から出版なんて、さすがとしかいいようがない。ぜひ興味ある人は予約して読んでみてください。 https://www.amazon.co.jp/dp/4065296021/ref=cm_

          デカンショ節

          20年ぶりにサッカー

          先ほど、約20年ぶりにサッカーに参加してきた!! やばい、楽し過ぎてニヤニヤが止まらない、、、アハハ、アハハハ…多分エンドルフィンとやらがドバッと吹き出しているんだと思う。 実はこう見えて、(館山の人誰も信じてくれないんだけどw)小学2年生からサッカー少年。サッカー三昧の幼少期でした。高校1年で顧問があまりにもshit&音楽に出合ってから人生大転換したんですが、、 私はやっぱりサッカーが好きだった。 と同時に、私よりもサッカー好きだった幼なじみが事故で障害を持ってボー

          20年ぶりにサッカー

          響き合う安房のコミュニティー

          安房と書いて、「あわ」と読む。千葉県南の鋸山や清澄山系以南の館山、鴨川、南房総、鋸南町を指す。その昔、安房国だった。徳島の阿波から古代氏族が黒潮を渡って切り拓いたという伝説がある。 現人口は、12万ほど。県人口でいうと2%なので、非常に少ないが、半島の突端に位置するため、ある意味島国の独特のコミュニティーが育まれている。 房日新聞、という日刊の県域紙が、この地域限定で今も残っていること自体が稀有なことで、住民が気づかないぐらいに自然に、地域性がある。 今日は、コミュニテ

          響き合う安房のコミュニティー

          「じっくり読む」と「流し読み」

          10年ちょっと、文章で仕事をしてきて、人は何かを読む場面、環境で内容に面白さを感じる深度が異なると考えている。 例えば、私は哲学出身のため、哲学書と向き合うときは、ある程度の時間を取って、一言一句を反芻しながら読む。哲学書は、無駄をなるべく避けて、用語をわしずかみにして書かれているので、流し読みするとあとで痛い目に合う。 一方、例えば新聞のように、朝食中や電車内とか、ある程度時間はあるが、できるだけ効率的に文章を読みたい時は、重たい内容は好まない。むしろ、できるだけ平易に

          「じっくり読む」と「流し読み」

          万祝(マイワイ)と房総半島の魅力

          今日も、南極スペースで開かれている民族文化映像研究所の作品を上映する会に参加してきた。 タイトルは、「マイワイの社会」。 万祝(マイワイ)とは、漁師集団の網元が大漁の年のお祝いに新調した木綿、藍染め、そして豪華な意匠の入った晴れ着だ。年明けには、皆で羽織って寺社に今年の大漁を祈願したと伝わる。 どこから、いつ発祥したかは定かではないが、おおよそ、江戸末期と伝えられている。静岡県から北海道に至るまで太平洋側の海岸線で痕跡が残り、特に房総半島に風習が集中した。 主な漁獲物

          万祝(マイワイ)と房総半島の魅力

          スムージーなるものを始めてみた

          昨日、久々に何も予定のない休日の朝だったので、「スムージー」を始めてみました。 もともとボロネーゼのパスタつくるのにニンジンとタマネギのみじん切りをミキサーでやりたいなと思ってて、どうせなら有用なものを購入しようと思いついたのがスムージー。 Amazonで、専用のミキサーを購入。前日に買い物に出て、定番レシピというバナナ、リンゴ、小松菜、レモン汁を購入した。 でもびっくりしたのが、これ全部買って、レモン汁は瓶だったので差し引くと、なんと1食=100円じゃないか、というこ

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          母の意志とバリアフリー

          きょう取材の帰りに、南無谷の直線を車で走っていたら、「事故か!」と思う場面に遭遇した。 横断歩道を渡ろうとしていた5人組のうち、1人が行き交う車の前に足を出したのである。 横にいた女性がぱっと足を収めてなんとか事故は防げたものの、あわやぶつかるところだった。足を出された側の車も急ブレーキして、しばし5人の集団をにらみつけていたようにも見えた。 よく見ると、その集団、今年4月に取材したばかりの、日中サービス支援型グループホーム「どんぐりはうす」の方々。重度の知的障害者を終

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          アイヌ儀式「イヨマンテ」の記録映画を見て

          6/17のことだが、館山のコワーキングスペース南極スペースで、記録映画「イヨマンテ」を見た。2013年に亡くなったドキュメンタリー映画監督、映像民俗学者、姫田忠義氏の作品。南極スペースで先月から珠玉の6作品を上映する企画がスタートしていて今回が2回目。 イヨマンテとは、アイヌの伝統的儀式。「イ(=それ)」「オマンテ(=送る)」、で主にクマを神の世に送ることをいうらしい。 映像は一匹の飼育された子グマから始まる。冬眠中のアナグマのうち母グマを狩り、子グマは持ち帰って飼育し、

          アイヌ儀式「イヨマンテ」の記録映画を見て