日本語教室が始まるまでの期間
徳島県の西部にある東みよし町では立ち上げました国際交流協会で今後日本語教室を開催しながら、地域に住む外国出身者と交流を図ることができればと考えています。
今も少しながらイベントをしたり、日本語教師の経験のある方をお呼びしてお話を伺ったりしていますが、何より、外国人の参加が少ない、というか皆無です。
外国人登録者が人口の1%に届くほどですが、我々が発している情報は届いていない現状です。
他の自治体や日本語教室はどのように生徒さんを集めているのか。
そこをクリアしないと教師をやってくれる方もモチベーションが続きません。
聞いた話では近くの自治体では生徒の登録者数が少なく、来ても一人だけ。その生徒も来るか来ないか当日にならないとわからないので教える方が心が折れてしまったが故に教室自体が休止に追い込まれたと聞きました。
これは事務局としては教室運営の是非に関わるので、慎重を期したいところですが、そうなると必然的に活動をしない方が誰も傷つかないという回答になってしまいそう。
ではでは、半年ほど前に相談させていただいた日本語教室に近況を聞いてみました。
そちらの教室は「国際交流協会」ではなく、「日本語教室」のみで、半年前はやはり1名の生徒が来るか来ないかと言っていた気が。
ところが今ではひょっとしたタイミングから15名ほどの生徒の登録があり、常時5名ほどの生徒が通っているそう。
『何ィ?!」
教える側も5、6人体制で週に1回の教室で出れる人出れない人を上手に分けているそう。
生徒のレベルでグループ分けをし、3グループほどに分かれて授業をしているとのこと。
生徒1、2名に一人の教師という感じでしょう。
半年前とは異なり、今は大変活動的な印象を受けます。
また、立ち上げからかなりの間生徒さんが来ないことで焦燥感もあったそうですが、その期間を経たからこそ見えてきたものがあるともおっしゃっていました。
最初は地元に住んでいる嫁いできた外国人奥様が来てくれ、そこから少しずつ広がっていき、同時に地方に進出してきたサテライトオフィスが外国人雇用をするにあたり、その日本語教室を利用することに。
更に、広がったネットワークの中に中古車の輸出関係の人がおり、普段から運転をしていることから、田舎にありがちな遠距離のために通えないではなく、乗り合わせて教室まで来てくれているとか。
外国の方はたくさんいるのにそのニーズが顕在化されていないので不安を感じますという話をすると、「ほんの少しのタイミングだと思います。ただ、そのためにはある程度の期間が必要だと思います」と言っていただきました。
そのタイミングがいつ来るかわからないから準備しておくことも重要ですし、柔軟に考えることがもっと重要かもしれません。
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