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#3 価値観に苦しむ結婚生活

私が思い描く家族の休日の過ごし方

“ お弁当をもってピクニックに行くこと ”

これが夢であり、憧れだったんです。


これは、前回お話しした

結婚式の準備で

父親との思い出が一向に出てこなかった

というとことから膨らんだものでした。

この幸せな家族像はどうやってできあがったのか。 

〈お父さん〉に焦点をあてて考えてみました。

あなたの『理想の家族』と照らし合わせながら
読んでいただけたら嬉しいです。


1.私の役目は愚痴聞き屋さん

いつの頃からか、
母からよく、父の愚痴を聞くようになったんです。

本当にくだらないことですが

/
自分で食べた食器も片づけないのよ!
新聞読んだら読みっぱなし!
せっかくご飯作ってるのに、その間に菓子パン食べてるの!


ほとんどが父のだらしなさに対するものでし

「お母さんがそれで良しにしてしまったのが悪かった」

「あなたは結婚したら旦那さんになる人を教育しなさいね」

そう言われて大人になりました。

「思ってることがあるなら伝えたらいいんじゃない?」
って言うと、

面倒だからもう諦めることにした」と。


諦めることにしたなら小言いわないでよ!!

何度も叫びたい衝動が起きたくらいに、

愚痴を聞かされるたび、

ただただ父のだらしなさに嫌気がさし、

また改善しようと動かない母に嫌悪感が増していきました。


2.「もうお父さんの愚痴は聞きたくない」

私は母にそう…

言えなかった…。

仕事もしながら
あまり得意でない家事をしているのを見てきたし、

女としてはその気持ちもわかるから…。

お母さんにとっては
ただのくだらないことではないのかもしれない。

そう思ったから…。

それに、

そんな大変さも見せないで
いつも穏やかで優しくて、
子ども想いのお母さんは凄いなって思っていたから…。

娘の私にさえ気持ちを受け取ってもらえなくなったら
お母さんは一人で頑張ってしまうって思ったから…。

そんな想いで母の気持ちを何度も受け止めながら、

父はダメなお父さんなんだ。
理想のお父さんは、休日に子供と過ごして、
家の中でもシャキッとしているものなんだ。
家事も率先して手伝い、グータラしてはいけないものなんだ。

〈お父さん〉は
そんなイメージで固められていったんです。


3.価値観のコピー人間誕生

結婚後、私は夫に、

母の価値観を自分のものとして、

母の教えどおり夫を教育するようになりました。

元々、とても温厚で優しく、

私の困りごとをサポートしてくれる夫に、

私は感謝もせず、それが当たり前のように…

「お皿くらい洗って」
「洗濯物は広げて干して」と、

いちいち文句をつけるうるさい嫁になっていきました。


もちろん、そんな夫婦になんてなりたくなかったんですよ。

結婚式では「互いに尊重しあい助け合って」なんて言ったし。

話さなければ伝わらない、
母のように溜め込むような夫婦関係は嫌でした。

その想いが大きくなって、

気付けば私は、
夫を調教する女王様になっていたんです。


さて、あなたはお子さんの前で旦那様に文句をいっていませんか?

ため息をついていませんか?


子どもは知らず知らずのうちに、

お父さんとお母さん、大人との間に流れる空気を察知し、

その価値観の中で生きるようになってしまいます。


4.価値観は環境で作られる

あなたの価値観は、幼少期に受けた大人からの価値観ではないですか?

でなければ、世の中の価値観ではないでしょうか?


私は、自分の父親像が
母の価値観のコピーだったことに気付いてから、

父に申し訳ない気持ちになったり、

母を憎んだり、
でも母の気持ちもわかるところがあったり、

やっぱり父を毛嫌いしてみたり。

遅い思春期が来たような感覚を味わいました。


ただ、それは、
父との心のすれ違いや
偉大だと思っていた母の弱さを知るきっかけにもなりました。

あなたの価値観は、どこで作られたものか、
ぜひ、ノートに書き出してみてください。

きっとあなたの本当の幸せに出逢える一歩になりますよ!

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