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障がい、凹凸、特性、個性?

息子はお友だちの「キャー」という大きい声が苦手で、近ごろ保育園に行くのを嫌がります。(お迎えに行く時は楽しそうです。)

保育園の懇談会へ行ってきました。
色んな子がいますね。

大きい声を出す子も、大きい声が苦手な子も、
そこを拡大鏡か色眼鏡でみると、いずれも自閉的傾向の一つ…?という気がしてしまったりもしたのですが、
園の生活を映像で見たり目の当たりにすると、こういう子はいるよね、という印象。

大きい声は、先生に聞くと大人も耳を塞ぎたくなるほど大きいそうなので、それを怖がる息子を聴覚過敏というのは時期尚早か。

遮音のイヤーマフをして楽になるなら買ってあげたいような、コミュニケーション取りづらくなるだろうから別な苦しみが生じるような…

怒ると大きい声を出すそうなので、怒らないよう優しく接してみたらどう?とか
一緒に盛り上がって楽しく遊んだら気にならないかもよ?とか
どうしても苦手なら離れればいいんじゃない?
など
息子と話しました。

その子は周りがうるさいと大きい声を出すようなので、もはや似たもの同士なのではと思いつつ、どちらも感受性が豊かなのかな、とも話しました。

保育園では別の部屋で息子を遊ばせてくれたり抱っこしてくれたり、対応してくださっています。

大きい声を出す子は落ち着いてきて、
息子はだんだん慣れてきたと言いはじめました。

障がい以前の凹凸のような特性というか個性がひしめき合う中、みんな違ってみんな良いと、共存できたら、それぞれが幸せになるだろうか。

様々な色をごちゃ混ぜにすると濁ることもあるだろうけど、それぞれの色をいい塩梅で配色するとカラフルで美しい世界になるはず。

人によりどうしても得手不得手っていうのはあるだろうから、支え合えたらいいな。

・・・追記・・・

翌日、園長先生がこの件に対応して、その旨をお迎えに行った時にお話してくれました。

大きい声を出す子と一緒に、どうすれば皆がハッピーになるか話し合ったとのこと。
大きい声を出すと怖がる子がいるということを、絵を使って説明して(視覚情報を用いた方が伝わるそう)、大きい声は出さないと約束をしてお手紙を書いたそうです。

息子自身の対応は大丈夫か、その子に対していじわるなことをしてしまっていないかお聞きしたら、むしろ優しいとのこと。優しくて弱い態度だと返って大きな声を出されたりするみたい。
強くあるか、何か辛いことがあったら先生に話してねと、息子に話してくれました。
(そういえば、私は息子に対して、お友だちに優しくとは言ってきたけど、強くとはあまり言って来なかった…。)

大きい声を怖がる子は息子だけではなく何人かいるそうで、イヤーマフは保育園で共有のものを導入するかもしれないそう。(保護者が用意しなくても大丈夫)

私は大学受験と大学とオフィスで聴覚過敏に悩んだので、
遮音イヤーマフが、メガネ感覚で気軽に周りに気兼ねなく使えたらいいな、と思いました。

異なる人間同士が歩み寄る話し合いは、かなりエネルギーがいると思います。ただ、多様性に向けての光が見えてきました。
この保育園に入ってよかった。

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