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何でも、全くない。全部肯定と全部否定

全肯定、全否定に使える!と言われても大袈裟だなと思われるかもしれないですが、日常会話で身近な例文を考えると結構使ってます

「どこ行く?」「どこでもいいよ〜」←これ
「何食べる?」「何でもいいよ」←これ
「何時が都合いい?」「何時でもいいよ」←これも

否定で言えば、魚が苦手な方…「私魚介は一切ダメなの」とか、1年住んでるのに「中国語一言も喋れない」など案外使えるものです

では詳しくみていきましょう!

■「全部」を漢字で表すには「都」が目印となります↓

〈全部肯定〉

(主語)+疑問詞(+主語2)+「都」+動詞/助動詞/形容詞

「都」以降の文に目的語を持ってきてはいけないので、特定の目的語を言いたい場合は、文最初に持ってきます

・どんな果物でも食べるよ:我什麼水果都吃(水果,我什麼都吃)

・どこに(遊びに)行くのもいいよ:我什麼地方都好(地方,我哪裡都好)

日常的には何時でも、どこでもを簡単に一言で返すことも多いです
・どこでもいいよ、何時でもいいよ:我都可以

〈全部否定〉

(主語)+疑問詞(+主語2)+「都」/「也」+否定(不/沒)+動詞/助動詞/形容詞

=疑問詞+目的語+「也」+否定+動詞

・彼は何も知らない:他什麼都不知道

・ここのお店の料理、全部美味しくない:這家餐廳的菜,什麼都不好吃

・誰でもみんな試験は好きじゃない:誰都不喜歡考試

・コロナの関係で、誰も旅行に行けない:因為疫情的關係,誰也不能去旅行


量詞や「一點」を用いて、“少しも”“ちょっとも”ない、という否定を特に示した否定文が作れます

(主語)+一+量詞+名詞+「都」/「也」+否定(不/沒)+動詞/助動詞

一回、一言など数量を強調する場合

・私は中国語の歌は一曲も歌えません:我一首中文歌也不會唱

・昨日買い物に行った時、気にいる服がなくて一枚も買わなかった:我昨天逛街的時候,沒有喜歡的衣服,所以一件衣服都沒買

・忙しくて2時間ずっと一口も水飲めなかった:我很忙,一連兩個小時,一口水也沒喝


(主語)+一點+「都」/「也」+否定(不/沒)+動詞/助動詞/形容詞

こちらも否定語以降の動詞の後ろに目的語を持ってくることが出来ません

・彼は中国語は、ちっとも話せません:他,中文,一點也不會說

・台北の冬はちっとも暖かくないです:台北的冬天,一點都不暖和

・気持ち悪い感じは、全くありません:不舒服的感覺,一點也沒有

・私は朝8時ちょうどに来ました、ちっとも遅くない:我是八點鐘來的,一點也不晚


以前紹介した、否定語と疑問詞を使う文は、並びが変わるだけで意味が変わってきます。ですが、中国語の“否定語の後ろ全ての内容が否定される”という基本を軸に考えると頭の整理がうまくいくかもしれません(๑・̑◡・̑๑)


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