未来の尻尾を掴め

あんなに長いと思った8月は終わり、9月がやって来た。

どうしようもなくつらくなる日も、自分の判断を悔いる日もある。
人に迷惑をかけるだけなんじゃないか。誰かの役にたってないんじゃないか。

ぐるぐると悩むし今も悩んでる。

でも、なんとなく感じることがある。

未来の尻尾が見えるときがある。

私はめちゃくちゃ口下手で説明下手だ。
仕事の時とか全然伝わらない。

保管しなければならないけれど保管場所が決まってない書類があった。ある日、掃除の時に後輩が先輩と「これどうしたら良いですか?」と話していた。その書類は私の担当の書類だったので、

「それ保管場所決まってないからとりあえずそこに置いてて」

と伝えた。
後輩は「ありがとうございます」と言って掃除を続けた。

…ん?

今すらすらしゃべってた!


ここで時は私が2歳の時に遡る。

当時「金田一少年の事件簿」のドラマが放映されていた。
とある回で美雪(ヒロイン)が事件を解決する回があった。

私が視聴していたら母親が風呂からあがって来て「あれ、どうして美雪が謎解いてんの」と何気なく聞いたらしい(2歳に聞くなよ)。

私は

「はじめちゃんお腹痛くなったの」

と答えたという。

その一言で母親は全て理解したらしい。

時間が現在に戻る。

その時の感覚だった。

この一件から私は「自分の中で理解していることに関しては説明できる」という傾向を見出だした。じゃあ普段は理解してないんかい、と思う人がいるだろう。多分あまり理解してなかった。あと短文で質問されて質問の意図が分かりやすかったのも要因だろう。

この時未来の尻尾が見えた。

ここでいう未来の尻尾とは、自分が今までと違うと感じる感覚の総称である。

あまり書くとこれ以上尻尾が見えなくなりそうだけど、その先っぽにしがみついて登っていくのだ。

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