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2024年8月16日の政治・時事ニュース ニュースを読めば読むほど政治と経済がわからなくなる単純な理由

今日は日本のGDPについて書きました。経済は成長しているのですが実感がわかないためメディアごとの受け止めがばらばらになっています。さらに政治家たちはこの中から都合の良いデータを拾ってくる傾向がありますます「わからない」に拍車がかかります。メディアも情報を整理せず右から左に流すだけ。このため読めば読むほど日本経済が良くなっているのか悪くなっているのかがわからなくなってしまうわけですよね。

さて、もう一つの理由は株価と為替相場にあります。アベノミクスは利下げによりゾンビ企業を温存しました。成長型の企業はすべて海外に逃避しています。また利下げによって日本で安く資金を調達しそれを海外で運用するキャリー・トレードも増えています。投資家は円を手に入れてもそれを日本では使ってくれません。

このため株価と為替は日本経済(ほとんど成長しない)ではなくアメリカ経済の従属変数になっています。株価が上がっても日本経済が良くなったことを意味するわけではありませんし、逆に株価が大きく下がっても国民生活が破壊されることはないわけです。しかし人々はなんとなく「日経平均=経済のバロメータ」だと思っているためますます経済の動向がわからなくなってしまうんですよね。このため投資アナリストの中には日本経済に付いてはよくわからないがアメリカの経済にやたら詳しいと言う人がいるそうです。

イスラエルとウクライナ情勢は未だに流動的な状況が続いています。全部は書ききれないので2022年のノルドストリームの事件について書きました。いかなる形でもウクライナが破壊活動に従事したと指摘することは政治的リスクになっています。イスラエルに関しても言えるのですが特定陣営へのオーバーコミットメントの弊害が出始めているようです。

今日はここまでで手一杯になりアフリカ情勢にまで手が回りませんでした。M−POXが流行し、スーダン情勢が悪化しているそうです。

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