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2024年8月4日の政治・時事ニュース 意外と深刻な「日本人は議論ができない」問題
今朝は議論ができない日本人について書きました。Noteで情報を取っているような人は議論ができる日本人だと思います。ですから「議論ができる人が議論ができない人に対処するには?」に絞って書きたいと思います。
Quoraはもともと英語ができる人が集まってできた特殊なSNSでした。しかし日本で広まる過程で多くの参加者が「なにかよくわからないが、とにかく質が低下した」と漠然とした印象を持つようになりました。
常々この問題に関心があったのですがAbemaTVであるプレゼンテーションを見て「ああこれだ」と納得しました。日本語が読めない人が増えているというのです。つまりQuoraが日本で広まるにつれて普通の日本人が多く参入し本来の日本人の実力通りの状態になったということです。Quoraのもともとの参加者はその状態にストレスを感じるようになったのです。
日本語が読めないレベルにはいくつかあります。
単文の日本語が読めない(キーワードの拾い読み)
複文が読めない(論理構成が理解できない)
複数段落の理論構成ができない
これとは別に「主観と客観(意見と事実)」が分離できないという人もいるようです。
4年制大学を卒業したような人は大学教育の必要性が理解できる親に育てられている可能性が高く日本語が読めない人の存在が理解できないままおとなになってゆきます。そして議論ができる人としか話をしません。
ですかSNSはそうではありません。そこで「なにかよくわからないけど相手に話伝わっていないようだ」と不安を感じるようになるわけですね。しかし一体何が噛み合っていないのかはわかりません。
日本の基礎になっている「誰でもそれなりの学力を持っている」という知的基盤が崩れている深刻な事態です。
教育界はこれに気がついているようで学力テストでも度々問題になっているようですが実際には長い間放置されたままになっていています。おそらく「日本語が読めない大人」も増えていると予想できます。
では大人は議論ができているのかということになります。
憲法改正の議論が錯綜しています。問題を単純化するとそれぞれの政治集団のレゾンデートル(存在意義)と政治課題が癒着してしまっており「一体何のための議論なのか」という目的意識が忘れられています。
保守と言われる人たちは憲法改正がレゾンデートルになっている
左派と言われる人たちは憲法改正阻止がレゾンデートルになっている
わけですね。
つまり、上から下まで議論ができない状態になっており政治的に(つまり話し合いで)問題解決ができなくなっています。特に「下」の問題は深刻です。投資やキャリア形成では「とりあえずこれに従っておけば大丈夫」というルールが消えていて「自己判断で道を切り開いてくれ」ということになっています。しかし、そもそも日本語が理解できない上にその自覚すらないと言う人が多いのですから状況判断も学習もできません。教育界は問題を掴んでいるのですが政治は教育にリソースを割いてくれませんから国の知的基盤は今日も破壊され続けています。
さて、これとは別に9.11の司法取引が中止になったと言う話題について書きました。過去に書いたときには主語を誤認していた部分があり慌てて書き直しました。まあ当然のことなのですが他人のことをとやかく言う前に自分もきちんと基本ができているのかを確認しないといけませんよね。なにか間違ったことを書いても誰かが修正してくれるだろうという気持ちもないわけではありませんが気をつけたいと思います。継続してニュースを見続けるのは大切です。
とあれこれ忙しくしていて一つ気になるニュースがペンディングになっています。INTELがリストラを決定して株価が下がっています。どうやら第十三世代と第十四世代のCore系製品に重大な不具合が見つかったとのことでした。アメリカの株価は2営業日連続で下がっていますが、INTELの件は全く別の要因だったんだなあと思いました。民主党政権は半導体事業の優位性を取り戻そうと中国からのデカップリングを進めています。熊本に半導体工場ができて人件費が上がったのもその波及効果でした。しかしやはり企業には賞味期限があります。INTELは常に早くて性能の良いチップを製造することが求められているわけですが金融市場の期待に応えられなくなているのかもしれません。
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