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2024年7月31日の政治・時事ニュース 日本の自己愛型の政治とアメリカの自己愛型の政治

本日はまず「トランプ氏と暗号通貨」と言う記事があり、そこから自己愛というキーワードが出てきました。自身を称賛してくれるものを善いもの・美しいものと捉えて、そうでないものを悪いもの・邪悪なものと考えるという価値観です。心理学には良い母親・悪い母親という類型があります。実際には母親には良い側面もあれば悪い側面もあるということを理解してゆくのが成長と考えられるのですが、アメリカではこうした統合が起こりにくくなっています。

広瀬めぐみ議員の件について書こうと思ったのですが、日本人はそもそも政治家の不祥事を気にしなくなっています。政治家はキレイであるべきだと言う前提をおいても大した記事になりそうにありません。そこでトランプ氏に引っ張られて「自己愛型政治」というキーワードが思い浮かびました。

ですが日本とアメリカには大きな違いがあります。アメリカ人は自ら自分を称賛するのですが、他者からの承認が前提になっている日本人は周りから評価されないと不安を感じます。とはいえよく考えてみると「称賛されたい人」は多いが「称賛してくれる人はいない」という状態になっています。これが変な不機嫌さと無気力さを産んでいるように思えます。

アメリカの政治が自己愛化するなか、従来の「民主主義を守る」という建前がどうでもいいものとみなされています。イスラエルとベネズエラではアメリカの政治が行き詰まっています。どちらも経済移民の発生や中東の対立激化などの混乱に発展しかねない状況も生まれています。


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