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2024年9月27日の政治・時事ニュース SNSが生み出したナルシスティックな「いいね」政治

今朝はたまたま斎藤元彦兵庫県知事の出直し選挙とニューヨーク市長の起訴が重なりました。どちらも「改革者」という自己像の裏で統治に失敗しているという背景があり非常に興味深い比較ができます。

自民党の総裁選挙も小泉進次郎氏が勝てばイメージ先行型のナルシシスティックな政治に移行します。が議員内閣制なのでそれなりに補正が入りそうです。県知事はアメリカ型の二元代表制ですからアメリカとおなじになりやすいのかも。

いろいろなポイントが有るのですが、改革者のイメージが剥落しても当人はその演技を続けざるを得ないという点では共通しています。ニューヨークはもともとこの手の問題が頻発していたようですが(なのである意味みんな慣れている)日本はおそらく今後こうした政治的なインシデントが増えてゆくんでしょうね。

袴田巌氏の裁判では証拠の捏造が認定されました。関係者の証言を合わせると検察もおそらくは公判が維持できないことはわかっており「時間稼ぎ=要するに袴田さんが死んで裁判が流れる」を狙っているような様子が伺えます。つまり「検察も間違えることがある」という事実が司法的に固定されることを避けたいわけです。が、冷静に考えると「一人ひとりの検察官になんの得があるのか」がわかりません。とにかく抵抗をやめてしまうと神話の崩壊の引き金を引いた戦犯ということになってしまうため、演技がやめられないんだろうと思います。

SNS型の政治は外に向けた演技がもんだいになるわけですが、従来型の政治はムラの中での体裁を守るために演技をしていたんだなあと言うことが分かります。これを我々は「組織人の自己保身」と表現します。

ということでブログがあつかったのは3点でした。従来お伝えしているようにイスラエルの情勢が泥沼化しています。内政上の事情から「介入を破綻させられない」アメリカに加え、内政が行き詰まるフランス(左派と極右を排除して増税議論が始まります)も参戦して外交的な泥沼となってます。国連安保理の機能不全も明らかですが、それを認めることもできないですから安保理の議長も声明を出しました。国連の5大国が中心となっている安全保障体制は崩壊してますが、誰もそれを認められない。そんな状況です。これについてブログは時間切れとなりました。


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