2021/03/28【自國】

こんばんは。
日が沈むとまだ少し寒いですね。

今日はTwitterでも少し呟いてしまったんですが
購入する側とされる側のお話をします。

自分は昭和59年に生まれた人間なのですが
物心ついた頃から常々思ってた事があります
それは年々時間が経つにつれて購入するお客様の対応の悪さです。

ただの愚痴かよと思われるかもしれませんが、これが意外とこの国の言わなければいけない時に言えない体質を作り上げてるのかなと個人的に思います。

商品を作って売る人と買う人
これは自分の生まれた時から親や周りにも言われていましたが
「買ってくれる方がいないと生きていけない。」
これは確かにその通りなんですよね。
自分も購入していただける方には本当に感謝しています。
ご飯や家賃その他に新しくまた商品を生み出すサイクルを送らせていただくので勿論なくてはならない存在です。

ですが、自分の考えは逆も然りの考えです。
商品を作り出す側には一定の数「その人からしか生み出せない形」が存在する事も多々あります。

何が言いたいかと言いますと
お客様は本当に神様なのか?と疑問に思った事から始まりました。

お金は働く人全てが手に入れる事が出来る通貨なのですが、それと引き換えに自分の生活に必要な物をトレードする為の道具でもあるわけですよね。

なのでその人の中での価値が存在するのであれば1円の価値で必要ないと感じる人もいればそれに100万出しても惜しくないと感じる方もいます。

そこで例ですが
お金を持ってる方々がこっちはお金を持ってるんだ!お前のその商品は高い、もっと安くしろそんな商品価値はない!と豪語される方にその通りに売り渡すのが正しいのでしょうか?

すみませんおっしゃる通りです…お願いしますので1円で買っていただけませんか?が本当に正しい販売なのでしょうか?

自分はそうではないと考えています。

これを今公の場で言うと大体の大人の方々(特に年輩)には「生意気」「買っていただいてるんだろ」「それで飯が食えてるんだろ」と言われるのですが、確かにそれで生活をおくらせていただくのは大事な事なのですが・・・

じゃあこの世の中に誰でも思いつく作れるものが溢れかえった時にそこに個性や新しい魅力を出せる人が生まれるのか、はたまた国としてのアイディアや先進国としての開発のレベルは果たして上がるのだろうか?疑問な所です。

自分は自分の世代が黙ってやる事が美徳、日本の善い所だと言われて育ってきましたが、現状現実を見るとそうは思いません。

お互いの技術者への嫉妬、他国に技術を抜かれてる事に気づきもしない閉鎖的な思考。
日本国内の同じようなお客さんに同じような商品を売って伸ばす需要。

商売としてはそれが正しいのかもしれませんが、自分自身は描いて作る側なので常に何か新しい事も含め、古き良き部分も含めて
新しい道が無いか探しています。

世界を変えたいなんて大それた事を言ってる訳じゃなく
作る側に寄り添った日本、そしてこんな事をブツけて言わないとダメな日本、そしてその声をあげた人を「やらかした」と勝手な認識をして結果的に同じように黙って同じように後世に伝えてしまう日本が苦手です。

言論の自由すらもお飾りになってきてますが

自分らより下の世代の人達が早いサイクルで消費されて、雑に扱われて物を作らなければ作品を作らなければ・・・と思ってしまうような国にならない事を願ってます。

黙っていたって何も変わらない。
それは日本が美徳としているだけで、全世界の中では沈黙の多いただの島国だからです。

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