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コンサル一年目が学ぶこと | ビジネススキルの基礎 | 大石哲之

まいどひでやです!

今回は大石哲之さんの著書『コンサル1年目が学ぶこと』をご紹介いたします。

大石哲之さんは、大手外資系コンサル会社を退職後、独立。
現在は、ビジネスコンサルタントとして、経営の支援や、創業などにかかわる一方、海外に移住し、場所・時間・国家にとらわれないライフスタイルを実践し、作家、ブログ活動を通じて情報を発信していらっしゃいます。
平たく言うと、コンサルティング業界出身で、その後も多くの分野でご活躍されている「仕事がデキる大人の代表」が著者大石さんです。

『コンサル1年目が学ぶこと』は多くの新人コンサルタントのバイブルとなり、2014年の発行から7年がたった今でも増販され続けるベストセラーです。

今回はこちらをピックアップします。

・結論から話す
・数字・具体的なデータで語る
・自分の意見を持つ
・考え方を考える
・相手が求めていることをする
・Quick & Dirty

結論から話す

これはビジネスにおける鉄則なので、言うまでもないかもしれません。
結論から言うメリットは、話がシンプルになり短時間で相手に必要な情報を伝えられること。
結論から話す方法論としてPREP法というのがあります。

P:Point(結論)→R:Reason(理由)→E:Example(具体例)→P:Point(結論の繰り返し)となり、それぞれの頭文字をとっています。

なぜ結論から?と言えば聞き手になるとわかりますが、ダラダラと話しをされても「結局何が言いたいの?」と思われてしまいます。

結論から伝えることで、相手も理解しやすいですし、あなたが伝えたいことを必ず伝えることができます!

PREP法
Point   結論
Reason  理由づけ
Example 具体例
Point   まとめ

普段からPREPを使いながら、結論から話すことを意識しましょう。
報告書もメールも話すときも、答えるときも、全て結論から。

友達との雑談なら良いのかもしれませんが、仕事の場です。

話す相手は上司や同僚ですので、相手の時間を割いているということはもちろんですが、勤務時間であればコストも意識するべきです。

数字・具体的なデータで語る

コンサルは例え若手であっても社長や責任者などランクの高い相手と仕事をする事が多いです。

そこでも対等に話すことができる理由は、ファクト(事実)で語っているから。

中でも動かしようのないファクトの筆頭である「数字」で語ることが重要です。

普段感覚的に把握している問題を、実際に数字に落とし込み証拠にすることで、自分よりも立場が上の人も納得させられるので、数字こそが最大限の武器になると認識しましょう。

いわゆる「なんかそういうデータあるんですか?」ってやつですね。

有名なシーン

自分の意見を持つ

本書は基本的には、論理的思考や仮説思考、問題解決の方法が大部分を占めます。
しかし、あえて「自分の意見を持つ」ことの大切さにも触れています。

自分の意見を持たないことには、論理思考や仮説思考も生まれません。
最初の思考のスタートが自分の意見を持つことなのです。

例えば、会議に参加しても意見を述べないのは、会議のそのものの意味がないですし、その場にいる価値がないのと一緒です。

トーク番組で何も喋らないタレントにギャラを払ってるようなもんですね。
意見を伝えることで状況が好転するケースや、他の人にとって何か気づきに変わるきっかけになるかもしれません。

気づきは自分だけでは見えていなかった側面ですので、視野を拡げることにもなります。
また本書では、自分の意見を持つために、何か情報を得る際にはすぐに得るのではなく、自分の意見を持ってから得ようと書かれています。

情報を集めただけでは考えたことにはなりません。
その先にある「本質」を導いて初めて価値が生まれます。

なぜなら、情報だけがどんなに積み上がっても「だから何?」となるだけだから。

そうたまにいるんですけどね、〇〇という選択肢もあるし、
〇〇もあるし、〇〇ってのもある、みんな違ってそれぞれ良いところと悪いところがあるよ、さぁ、どうする?みたいな意見は言わないやつ。
うるせえわってなりますよね。

本質を見出すには、情報量ではなく一段高い視点が必要です。
考えることにおいて、正解はありません。
間違えることを恐れず考え続けましょう。

「考える」というのは数少ない本質を抽出して磨き上げることでもあります。
そうすると、それまでバラバラに見えていた情報が統合し1本の線につながるはずです。

考え方を考える

いきなり作業に入るのではなく、どのように進めるか考えてからはじめる方が圧倒的に早く質の高い成果につながります。

「出たとこ勝負がかっこいい」と思っている人は漫画の読み過ぎですね、
全然かっこよくないし、正直何も考えていないだけだと思います。

どのように考えたら答えが出るかその道筋をまず考えて、そこで合意を得ましょう。
その上で大切になるのが仮説思考という考え方です。

「はじめに仮説有りき」これもコンサルの思考法で重要な特徴の一つです。
「もしかしたら、こうじゃないか?」と、間違っててもいいので予想できる範囲で仮説を立てる思考が大切です。

なぜなら、仮説がないと結論が出るまで時間がかかり過ぎて非効率だから。
殺人事件の調査もしらみつぶしに調べるわけではなく、推理に基づき怪しそうなところから証拠集めをしていきます。

自分で考えて意見を持つことはとても重要なのです。
まず、予想できる範囲で大胆に仮説を立てて、検証していきます。

リサーチは常に仮説とセットで行うことで、調べるポイントを絞り込むことができ、効率的なリサーチが可能となります。
そしてその仮説を立てるということは、個人の成長にも繋がります。

相手が求めていることをする

自分がやりたいことではなく、相手が求めていることを考えましょう。
コンサルでは「あなたの作業にヴァリューはあるか?」とよく聞かれるそうです。

ヴァリューとは、付加価値、つまり相手に貢献できているかということです。
仕事の価値を決めるのは、あくまで相手です。

相手が価値を感じなければどんなに努力しても自己満足に過ぎません
相手が求めていることをするということを忘れないようにしましょう。

業種や業界にもよりますが、一度限りのビジネスで終わることはなく、その後も付き合いは継続するケースが多いと思います。

何度も相手のニーズを満たせれば、その顧客はファンとなり何度もリピートして会社への貢献も大きくなります。

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