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人類の神話と永遠の哲学

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世界中の神話には共通の骨格を持つものが多々あります。この事実の意味する事とは?ダマヌールの哲学を紐解きながら考察します。アニメや映画、コミック、小説の中にもそういった、人間にとっ…
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記事一覧

Spiritualを精神的と訳して良いのか?

自動翻訳はじめ、様々な文献でもspiritualという言葉を「精神的」と訳しているのを見ると違和…

ユーフォ3期は原作を超えたのか?(泣)

なんか嫌な予感がして4話で見るのをやめていた「響け!ユーフォニアム」3期、ラストで原作と…

「ルックバック」に感動した!(容赦なくネタバレ!)

藤本タツキ原作の映画「ルックバック」、当地でも7月5日から二館目での上映が始まり、自分が…

Chat GPTにジョーゼフ・キャンベルのプロットとの一致について調べてもらった

Chat GPT-oが一定時間無料で使えると知り、これまで滞っていた、さまざまな映画や物語のプロッ…

アルバム「Zeppelin IV」の内ジャケット・イラストは何故Hermitなのか?

もはや伝説級ロックアルバムの名盤「Led Zeppelin IV」(正確にはタイトルはなく「Four Symbol…

Google研究者とAIとの対話を自動翻訳してみました

タイトルの件、「AIに意識が目覚めた!」とGoogleの研究者が告白したというニュース、いろいろ…

綾波レイと林原めぐみさんのこと

アスカと宮村さんのことを書いた記事を投稿したら、レイと林原さんのことも書かなくてはと自分の無意識が蠢くので、つらつら書き始めるとしよう。 林原さんのラジオ番組を聞いていると、とてもあっけらかんとしてポジティブな方だなあと、なんだか元気をもらえてしまって嬉しくなるのだが、もともとは元気いっぱいな役柄の多い声優だった林原さんを、こんなミステリアスな役に採用した庵野監督の嗅覚というかセンスはすごい!という理由を人類補完計画と絡めて書く、というのがこの記事の意図である。 ちなみに

「小説の神様」はいるのか?

「小説の神様」という小説にハマっているのですが、そのテーマが「人を動かすことのできる物語…

マシリトが行く!から読み解く漫画家のオリジナリティから我々が受け取るもの

伝説の週刊少年ジャンプ元編集長鳥嶋氏のITメディア記事を読んでいて唸った部分があった。http…

宇多田ヒカルとエヴァンゲリオン

宇多田ヒカルがエヴァに「どハマり」しているらしい、というのはTVシリーズが終わって、旧劇場…

植物は人工知能の夢を見るか?

2018年2月24、25日の2日間、東京の日本橋三越本店にて、ミュージシャンの川崎ろまんさんによ…

ニュータイプはニューエイジのことだったのか?

オルニトリンコによる秘教的物理学のセミナーに参加された方から、こんな質問を受けました。 …

毎日を人生最後の日と思って生きる

 ナラティブというキーワードが人間の意識にもたらす意味について、折りに触れ考えています。…

現代の神話としての"Unlimited Blade Works"

現代日本を代表するアニメの中に、聖杯を巡る闘いをテーマにしたのもがあると知ったのは数年前の事だが、オリジナルとなったPCゲームは 2004年に発表されたものだという​(ヴィジュアルノベルとも呼ばれる。今ではPSVitaやiOSでもプレイ可能)。 ここに現れる聖杯とは言わば「呪われた聖杯」であり、人間の業や、あらゆる汚れや呪いを引き受けた「黒い聖杯」とでも言うべきものではあるが、それを巡る主人公をはじめとした登場人物達の内面の葛藤のストーリーは、聖杯伝説から派生というよりも転