カッコいい映像はマネして作ろう!理想に近づくための学習方法

かっこいい映像を作りたい...きっとそう思って動画制作を始める方は少なくないはずです。私もその一人でした。
マトリックスに憧れて高校生のときにFinalCutProという編集ソフトを買いましたが、編集ソフトだけでなく、さまざまな技術の集合であることは成人してから知ることになります。

とはいえ、思い立たなければ何も始まりません。
今日は「カッコいい映像を作りたい...!」と思い立った方のために、どうやって理想に近づいていくのか、最初のステップを紹介したいと思います。

※弊社は企業用の動画制作が多いため、多少偏りがあるかもしれません。新しい切り口を見いだせるような映像表現やアニメなどの特殊な表現方法などについてはあまり得意でないため、特に触れません。ですが最初の一歩を踏み出すためのきっかけになることを願い、私自身の経験をまとめました。

大きな流れは、以下の3項目になります。

1. カッコいいが何かを分析する
2. 再現可能か練習する

今日、私が言いたいのは、「カッコいいが何かを分析するクセをつけよう」
ということだけになります。すみません。


「カッコいい」を因数分解する

私が起業したころに公開されたこのインタビュー動画ですが、まさに私の「カッコいい...!」の始まりでした。当時は言語化できていませんでしたが、この動画の「カッコよさ」とはなんなのかを因数分解していきたいと思います。
カッコよさを因数分解することで、要素を知ることができます。
要素をひとつずつ身につければ、完璧と言わないまでも近い動画を作ることができる。
その鍛錬の積み重ねで自身の動画のクオリティが上がっていくということになるのです。

なので、カッコよさの因数分解、超大事です。

私が考えるこの動画の「カッコいい」と思わせているポイントは4つです。 

・実写とアニメーションのなめらかな組み合わせ
・インタビュー音声とアニメーションの連動
・配色
・テンポ


アニメーションと実写の組み合わせがまるでその世界の中でインタビューしているかのようで、それが次から次へと入れ替わる、見ていて飽きない。

そして発している言葉がそのままアニメーションのビジュアルとして表現されており、耳でも目でも楽しめるインタビュー動画となっているのです。

ですが私がもっともこの動画の中で「カッコいい」と思ったのは
じつは「配色」です。

スクリーンショット 2020-07-08 16.09.40


イギリス国旗の色にちなんで、モノクロ・赤・青(紺に近いかな?)の大きく3つの色のみを使用して画面が構成されていますが、
もはやこれは「ルール」とも呼べます。
「3つの色だけを使う」というルールをクリエイター自身がつくり、イギリスについての内容であることを強烈にこの動画の印象を植え付けているのですね。

色数を少なくすればカッコよくなるというわけではありませんが、このように伝えたいメッセージを思考する上で配色にたどり着き、色数を絞ることでより強いメッセージを発することができるようになる、
そういうカッコよさの作り方がある、ということは是非覚えていただきたいと思います。






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