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第7話(最終話) 異物(小説)

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「……!!」

突然、テーブルの上に置かれたスマホが鳴った。
穂香は、涙に濡れた顔を上げ、スマホを手に取った。

「尊……!」

スマホの画面には、明神尊の名前が表示されている。

「尊? 尊なの!?」

『穂香……』

その声には、少し疲れが感じられた。
でも、何度も聞いた声、間違えるはずがない声……

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