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Tarawera Ultramarathon by UTMB 2023 イベントレポート

大会の概要

2023年2月11日-12日にニュージーランドのロトルアにて開催されたTarawera Ultramarathon by UTMB 2023のTUM21kに参加してきました。私にとっては初の海外レースです。レースのカテゴリーは4つで、100mile、102k、50k、21k。ホームページを見ると2009年から開催されている大会で、100mileは2018年から開催となっています。大会のURLはこちらから。

日本からロトルアへ

まずは日本からニュージーランド オークランドへ、そしてロトルアへの移動。私は前日の10日AM9時にオークランドに到着し、13時発の便でロトルアに向かいました。

オークランド国内線の空港内。国際線から国内線は徒歩10分程度で移動できます。シャトルバスも出ているとのことです。
ロトルアへは小さめの航空機で移動。ランナーの方も半数ほどいらっしゃいました。オークランドからロトルアへはバスもある。飛行機だと45分程度、バスだと4時間程度のようです。
幸いなことに大会期間中は天気は良好でしたが、レース前には大雨があり、Mile、102kはコース変更となりました。(21k、50kのコースは変更なし)
ロトルア空港に到着。空港はコンパクトで人も少なくのんびりとした雰囲気を味わうことができます。
最高に良い天気!
2020年に全面改装されたそうで、空港内は非常に綺麗でした。
空港からロトルア中心部へはバスが出ており今回はそちらを利用。1時間に1-2本程度と本数は多くはありません。空港スタッフの方が優しく声をかけてくれバス停まで案内してくださいました。

私は今回レンタカーはしませんでしたが、日本の運転免許と国際免許証があればニュージーランドでの運転は可能であるため、ロトルアを観光される予定を組む方はレンタカー利用もお薦めかと思います。バスは12ほどの路線がありロトルア中心部から各方面にアクセスは可能ですが、本数は1時間に1本程度など少なめな印象でした。

大会チェックイン

大会前日に会場にてチェックインを済ませました。21kのみ当日朝のチェックインも可能でしたが、私の宿泊先が少し会場から遠かったこともあり前日に余裕を持って行いました。(大きなスーツケースを持っているのは私ぐらいでした。。)

広々とした大会会場のVillage Green。ロトルア中心部に位置しており、街中に宿泊すればアクセスはものすごく良いです。
物販もあり大会関連やUTMBワールドシリーズ関連グッズ、スポンサーであるHOKAのシューズなども販売していました。
 記念にUTMBworldseriesのソックスを購入しました。

大会当日

私の宿泊先は大会会場まで約5kmほどにあるRotorua thermal holiday parkというキャンプ施設だったため、会場まではバスを利用する計画でした。21kのスタート地点に向かうシャトルバスが大会会場から出ており、AM8:15までに会場に着く必要があったため、AM7:00ごろには宿を出発しました。

宿泊先近くのバス停。1時間に1本しかないため時間に余裕を持って待機したつもりが、20分ほど待っても現れず。ダイヤが変わっていたのか定かではありませんが、大会会場まではジョギングで向かうことにしました。
大会会場に到着しスタート地点に向かうシャトルバスを待ちます。
ホームページにも記載の通り、21kは初めてトレイルレースを走る方にもお勧めのカテゴリーということもあり、老若男女様々な方がいらっしゃいました。日本のロードランニングレースのような幅広い層の方が参加されている印象でした。

レースレポート

お待たせしました。レースを紹介します。今回私が参加した21kはティキタプ湖を1周し大会会場まで帰ってくるコースです。途中、観光地としても有名なRedwoodsエリアも通り短いながらも自然を満喫できるコースです。

累積もほとんどなく、実際走ってもきつめの上りは1箇所程度でしたのでほとんど走れます。

スタート会場ティキタプ湖の様子。

AM8:30頃。会場はランナーで賑わっています。全カテゴリのエイドステーションでもあるため、サポートクルーの方も多くいらっしゃったかもしれません。

いよいよスタートです。

幸い天候にも恵まれました。いつもレース直前は胸が躍りますね!

スタート直後の様子。

21kは1,160名程度の方が走っていたようです。
スタート直後はロードをいきます。21kmと距離も長くなく走れるコースであるため、ザックを背負っていないランナーも多くいました。

スタートから2.5kmあたりからトレイルへ。

南国感のある木々の間を進みます。

5.5kmほどでスタート地点のティキタプ湖に帰ってきました。

1つ目のエイドステーションがあります。20度いかないぐらいの快適な気候だったため、比較的に走りやすかったです。

レース中盤の様子。

8-9km地点。
10kmを超えたあたりでまたトレイルに戻ってきました。
21kコースの唯一の急な登り。11km地点あたり。
12-13kmあたり。ロトルアの街が見えてくる。

Redwoodsエリアへ。

15kmほどの地点。2つ目のエイドステーションがあります。

レース後半。

17kmあたり。日差しが強く気温が上がってきました。
ロトルアの中心部近くにも温泉施設があるように地熱を感じられるエリアがある。
コースの一部は別セグメントのランナーと同様。ちょうどこの時は何人ものマイラーとすれ違った。エール送ると返してくれる。

いよいよゴール地点。

綺麗な舗装路に帰ってきました。
あっという間の21km。もっと長く走りたかった!

レースの様子も動画にまとめましたのでご参考までに!

ゴール後の会場の様子です。大会全体として明るくポジティブな雰囲気を感じられました。ニュージーランドのランナーの皆さんからたくさんの刺激をいただけました。

名残惜しいですが会場を後にしました。これにて私の初海外トレイルレースは完了です。
会場近くのカフェで食事をとって宿泊先に帰りました。

ロトルアの街

大会会場があるロトルア中心部はホテルも多く観光地として賑わいがありました。大会期間中は街中の至る所にランナーの方がいてランナーにとってはアットホームな空気を感じられると思います。目が合うとお互いに健闘を祈ったり労を労ったりと、大きな大会ならではの体験ができました。
またロトルアはマオリ文化を感じられる温泉地として有名で、市街まで足を伸ばせば間欠泉や鉱泥泉といった豊かな自然の景観も体感できるそうです。私はレース翌日正午にロトルアを離れる必要があったため十分な観光はできませんでしたが、次に機会があればもう1-2日は確保してロトルアで温泉地巡りを満喫したいと思います。

ロトルア中心部の風景。

宿泊先のRotorua thermal holiday park

中心部から5kmほど離れたここを宿に選んだのは、大会参加を決めた1月上旬ではすでにここ以外の宿が全く取れなかったためです。かろうじて6人用ドミトリーの部屋を確保できました。アウトドアが得意な方にはおすすめです。温水プールもあります。

日本から持っていったカップ麺。
レース前日は私含めて3名が宿泊。どちらも同じくTaraweraに参加するランナーで、Milerと50kに参加されるとのことでした。
Park周辺はのどかで馬もいました。
野うさぎも。
ラクビー場もあります。

大会参加を検討する方へのワンポイントアドバイス

海外トレイルレース初挑戦であった私が体験した”こうすればよかった”をまとめます。ごくごく当たり前のことではありますが、もしよろしければ参考にされてください。トラブルや不自由さも良い旅の思い出だと私自身心から思っていますが、せっかくの機会ですので、少しでも快適にトレランレースに集中していただく助けになれば幸いです。

●早めに宿泊先を確保する
今回私は都合上、ほぼ1ヶ月前ごろに大会エントリーと宿の予約に取り掛かりました。エントリーは問題なくできたものの、1ヶ月前時点で宿は全くと言っていいほどありませんでした。ご検討の際は大会会場に近い良い宿泊先を是非早めに手配ください。特に会場に近ければ有名選手のタイムをオンラインで確認しゴールシーンに立ち会うなどもできると思います。本大会はロトルア中心部での宿泊を強くお勧めします。
●バスを利用する場合は注意
上記の通りですが、バス利用をご検討の方は時間に余裕を持った利用をお勧めします。
●ロトルア観光を計画する場合はレンタカーもご検討を
車があると観光がかなり楽しめると思います。

以上が大会レポートです。日本からのアクセスも良く雰囲気も大変素晴らしい大会でした。参加者の皆さんの大会を楽しむ雰囲気を身体中で感じることができ、走ることの楽しさも改めて再確認出来ました。海外のトレイルランニングレースに参加してみようかなとお考えの方は是非ご検討されてみてはいかがでしょうか。

※補足情報※
記載の情報に誤り等ある場合は是非ご指摘いただけますと幸いです。
また記事へのご意見や大会に関するご質問などあればぜひコメントにてご連絡ください。

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