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【2023年度版】24時間ジム店舗数ランキング

hide@パーソナルジム経営者

こんにちは。
渋谷、大宮、岐阜でパーソナルトレーニングジム「Sharez」を運営している岡崎秀哉（@hide_sharez）です。
このnoteでは、フィットネス業界の様々な情報について考察などをまとめています。
今回は、「24時間ジム」をテーマにまとめていきたいと思います。
直近でも様々な24時間ジムブランドが店舗数を増やしており、フィットネス業界の中でも成長著しい界隈といえます。
一言に24時間ジムといっても、サイズやコンセプト、価格帯など様々。
今回はこれらを店舗数を基準にランキング形式でまとめていきます。
記事の最後には、一覧を表にして見やすくし、店舗数の推移から見る考察も記載しているのでぜひチェックして見てください！

1.「24時間ジム」業界とは？

24時間ジム業界は、数年間エニタイムフィットネスが王者に君臨しており、老舗で言うとジョイフィットなどが追いかけていた状況でした。
そこに、昨年「chocoZAP（ちょこザップ）」が彗星の如く登場し、一気に話題を掻っ攫っていきました。
2023年11月には、ちょこザップが会員数100万人を突破したとニュースになっていました↓↓

このニュースが如何にすごいことかというと、これまで日本のフィットネス業界で1社で100万人の会員数まで到達したブランドはありませんし、それをたった1年半ほどで達成してしまったのです。とんでもない勢いです。
さて、そのちょこザップが目立っているわけですが、その他のブランドについては状況がよくわからなかったりすると思います。そこも含めてぜひチェックしてみてください。

2.【2023年度版】24時間ジム店舗数ランキング

では、24時間ジムのブランドを店舗数順に紹介していきます。店舗ごとの規模や正確な会員数、売上等は確認できないため、店舗数のみを基準に考えることにします。

■chocoZAP（チョコザップ）

「chocoZAP」は大手パーソナルジム「RIZAP」が2021年10月にスタートした24時間ジムブランドです。
「1日5分でOK」「着替えなくてOK」など手軽さを前面に打ち出してこれまでジムに通っていなかった客層を掴んでいます。
調査した2023年11月時点で1145施設あり、会員数は100万人を超えています。日本のフィットネス施設最大の会員数っています。
2023年4月時点では532施設だったので、その勢いが如何に凄いかわかります。

■ANYTIME FITNEES（エニタイムフィットネス）

「ANYTIME FITNEES」はアメリカの24時間ジムブランドであり、2010年に日本に上陸しています。全世界で5000店舗以上展開している、メジャーブランドです。
調査した2023年11月時点で1100施設あり、会員数は80万人を超えています。
2023年4月時点で1071施設、会員数は2022年8月17日のニュース時点で70万人突破という情報だったので、まだ増えている状況です。

■JOY FIT24（ジョイフィット）

「JOY FIT24」は北海道に拠点を置く老舗フィットネスブランドで「FIT365」という低価格帯の24時間ブランドも展開しています。
調査した2023年11月時点で208施設あります。
2023年4月時点では207店舗でしたので、大きな変動はないようです。
ジョイフィットは後ほど紹介する別ブランド「FIT365」に注力している印象があります。

■WORLD+GYM（ワールドプラスジム）

「WORLD+GYM」は、2017年に1号店を出店し、関西を拠点に展開している24時間ジムブランドです。
調査した2023年11月時点で152施設あります。
2023年4月時点で143施設でしたので、まだ少しずつ増店している状況です。
低価格帯の24時間ジムブランド「RED GORILLA GYM」も展開しています。

■FIT EASY（フィットイージー）

「FIT EASY」は、2018年に1号店を出店し、岐阜県からスタートした24時間ジムブランドです。大元は様々な事業を展開している多角経営企業です。
調査した2023年11月時点で146施設あります。
2023年4月時点で126施設だったので、2023年も順調に増えています。

■FiT24（フィット24）

「FiT24」は、スーツで有名な「AOKIホールディングス」の傘下である「快活フロンティア」が展開する24時間ジムブランドです。
調査した2023年11月時点で120施設あります。
インドアゴルフ施設も35施設あり、24時間ジムに併設しているものもいくつかあります。
2023年4月時点で128施設あり、それまでかなりの勢いで増えていたので少し出店ペースは停滞気味かもしれません。

■FIT365（フィット365）

「FIT365」は上記で紹介した「JOY FIT24」の低価格帯24時間ジムブランドといえます。
調査した2023年11月時点で97施設あります。
2023年4月時点で91店舗でしたので、徐々に施設数が増えてきています。
出店状況を見ると、「JOY FIT24」よりも「FIT365」を増やしていく傾向かもしれません。

■Fast Gym（ファストジム）

「Fast Gym」は総合型フィットネスクラブ大手「ティップネス」が展開する24時間ジムブランドです。
調査した2023年11月時点で93施設あります。
2023年4月時点で111施設でしたので、少し施設数は減少しています。

■ルネサンス24

「ルネサンス24」は総合型フィットネスクラブ「ルネサンス」の24時間営業のものを指しており、純粋な24時間ジムとしてカウントするかは微妙ですが、今回はこちらも含むものとします。
調査した2023年11月時点で63施設あります。
2023年4月時点で68店舗でしたので、少し減少しています。

■HYPER FIT24（ハイパーフィット24）

「HYPER FIT24」は、滋賀県に本社がある会社が運営しており、滋賀県、福井県を中心に全国に展開しています。
調査した2023年11月時点で61施設あります。
2023年4月時点で62施設でしたので、あまり施設数に推移はないようです。

■FIT PLACE24（フィットプレイス24）

「FIT PLACE24」は、youtuberの山澤さんがプロデュースしている24時間ジムブランドです。
調査した2023年11月時点で48施設あります。
2023年2月に1号店をオープンしていますので、短期間に一気に店舗数を増やしており、非常に勢いがあります。

■スマートフィット100

「スマートフィット100」は、筋トレ初心者、ジム初心者をターゲットとした24時間ジムブランドです。どちらかというと客層は、エニタイムなどよりもちょこザップに近いのではないかというイメージがあります。
調査した2023年11月時点で47施設あります。
2023年4月時点で46施設でしたので、あまり施設数に推移はないようです。

■ASSIST24（アシスト24）

「ASSIST24」は、大分県を拠点に九州地方に多くの店舗がある24時間ジムブランドです。
調査した2023年11月時点で47施設あります。
2023年4月時点で43施設でしたので、徐々に施設数を増やしています。

■MIRA fitness（ミラフィットネス）

「MIRA fitness」はネットカフェを運営する「アプレシオ」が展開している24時間ジムブランドです。2018年からスタートし、静岡県を中心に着実に店舗数を増やしています。
調査した2023年11月時点で41施設あります。

■Life Fit（ライフフィット）

「Life Fit」は、2023年11月時点で35施設あります。
2022年2月に1号店をオープンしていますので、非常に勢いがあります。しかも立ち上げたのは、京都大学の大学生でした。月額制と都度利用の2種類の料金プランがあるのが特徴です。

■メガロス24

「メガロス24」はルネサンスと同じく、総合型フィットネスクラブ「メガロス」の24時間営業のものを指しています。
調査した2023年11月時点で26施設あります。
2023年4月時点で26施設でしたので施設数は変化ありません。

■セントラルスポーツ24

「セントラルスポーツ24」はルネサンス、メガロスと同じく、総合型フィットネスクラブ「セントラル」の24時間営業のものを指しています。
調査した2023年11月時点で24施設あります。
2023年4月時点で24施設でしたので施設数は変化ありません。

■FIT BASE24（フィットベース24）

「FIT BASE24」は、関西の総合型フィットネス大手「COSPA」が展開する24時間ジムブランドです。
調査した2023年11月時点で21施設あります。
2023年4月時点で20施設でしたので、微増している状況です。

■BLUE FITNESS24（ブルーフィットネス24）

「BLUE FITNESS24」は、バイクスタジオなども展開しているフィットネスベイト社の24時間ジムブランドです。千葉県を中心に出店しており、調査した2023年11月時点で19施設あります。

■URBAN FIT24（アーバンフィット24）

「URBAN FIT24」は、2016年に1号店をオープンし、関西を中心に毎年2-4店舗ほど着実に増やしてきています。
関西を中心に出店しており、調査した2023年11月時点で17施設あります。

■THIS IS GYM（コレジム）

コレジムは、静岡県の浜松を拠点に展開している24時間ジムブランドです。
調査した2023年11月時点で13施設あります。

■HEAT24（ヒート24）

「HEAT24」は、愛知県に本社がある会社が運営しており、ほとんどの店舗が愛知県にあります。
調査した2023年11月時点で11施設あります。
2023年4月時点で12施設でしたので、微減している状況です。

■Fobres（フォーブス）

「Fobres」は、東海エリアに出店している24時間ジムブランドです。
調査した2023年11月時点で10施設あります。
2023年4月時点で10施設でしたので、施設数に変化はありません。

3.まとめ

ここまで紹介してきた主要な24時間ジムを一覧で並べると以下のようになります。

2023年度24時間ジム店舗数

全体的な傾向を見ると、2022年度までの大幅な店舗数の増加は一旦落ち着いた感があります。
そんな中、それを全く感じさせず爆走し、一気に先頭に躍り出たのが「chocoZAP」です。まだまだ勢いは止まりそうにありません。
また、youtuber山澤さんがプロデュースしている「FIT PLACE24」も2023年2月のスタートから凄い出店スピードです。多くの24時間ジムの出店ペースが落ち着く中、どこまで加速していくのか注目です。
その他では「FIT EASY」「FIT365」あたりも着実に店舗数が増えています。
少し話は変わりますが、個人的には2023年10月に24時間ジムブランド「VALX GYM」が値上げを発表したのが印象的でした。

こちらのジムはオープンするや否や会員数がいっぱいになるという人気の24時間ジムブランドで、「この安い値段でこの施設の充実度、サービスはすごい！」と評判になっていました。
そんな中、値上げが発表されたのです。一時期ネット上でも話題になりましたが、現状の人気ぶりをみると値上げにより会員数が減少することはあまりないと思います（元が安過ぎたくらいだと思うので）し、店舗数もどんどん増えていくと思います。
このように、店舗数に関係なく、満足度が高ければ月会費の値上げということも今後他のブランドでも起こり得ると思います。
このnoteで紹介した24時間ジムブランドを合計すると、約3500店舗となり、紹介していないものを含めると、全国に4000店舗近くの24時間ジムが存在すると推測できます。
これだけ出店数が増えてくると、当然、同エリアに複数の24時間ジムがある、というエリアも増えてきているわけで、会員の移動や競争が激しくなってくると思います。まだあまり起きていませんが、24時間ジムのM&Aなども進んでいきそうです。

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