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社会人になるにあたって。これまでとこれからのまとめ

こんにちは、小嶋英郎です!みんなから「ひでろう」と呼ばれているので、そう呼んでもらえればいいなと思います!

先月9月に大学を6年半かけてようやく卒業し、今月10月から今までインターンさせていただいていた(株)はぐくむにて社員として働かせていただけることになったので、その記念としてnoteを書きたいなと思い、書いてみました。

書き始めると、たくさん書きたいことが出てきてしまってめちゃくちゃ長くなっていますが、僕が今考えていることをたくさんたくさんこのnoteに詰め込みました。僕の現段階での集大成的なものになったと思います。大学で卒論を書かなかったので、卒論の代わりになりそうですね。(1万5千字超えてる、、笑)

まあとにかく長いのですが、ぜひ覚悟の上ぜひ読んでみていただいて、コメントなりいただけることを楽しみにお待ちしています!

構成的には目次にもありますが、

・実現したい未来
・今やっていること
・これからやっていきたいこと
・仲間募集中!
・おまけ

という形になっています。

それでは、ぜひぜひ!!

■実現したい未来

僕の実現したい未来を端的にあらわすと、「ひとりひとりが生き生きとやりたいことを自由にやりながら、それがぐるぐると循環し、その循環の環の中で生活ができる」そんな社会、まち、コミュニティーがあったらいいなあ、そのようなまちの中で自分も楽しくわいわい暮らしていたいなあ、そんなふうに考えています。「自律的な多様ないのちが循環している」というような表現にでもなるのでしょうか。

みんながみんな生き生きと、やりがいやよろこびを感じながらありのままの自分を表現できる、その表現したもの(物なのか事なのかそれとも体験なのか)が誰かにとっては必要で求めていたものかもしれない、必要としている人のもとに届く。そんなつながりが、多種多様な人同士の間でうまれたならば、ましてそのつながりから生じる「自己表現のかたまりのやりとり」で受け取るもので物質的にも精神的にも豊かに生活することができたならば、それは最高なことなんじゃない?そう思います。

Aさんが想いを込めてつくったもの
BさんがCさんを応援するきもち
Cさんが真剣にAさんの話を聴くこと

ものも、気持ちも、ことも、
全て
「やりたい」「やってみたい」「好き」「届けたい」そんな内発的動機からの言動にはその人の想いがこもっていてとてもあたたかいし、だからこそその人なりのカラーが出てくると思います。「その人らしさ」ですね。

そんなあたたかく色のある「もの」「こと」「きもち」が多数の登場人物の間を縦横無尽にダイナミックに駆け巡っていたら、それはとてもカラフルで豊かなつながりある集合体だと思います。

物理的に生活していくには衣食住の必需品がありますが、この必需品までも各人の想いのこもった「もの」「こと」「きもち」で全てカバーできるようになると、生活の全てが色んな人のあたたかさに囲まれていきます。

それってめちゃくちゃ「豊かな暮らし」じゃないですか?

ご飯を作る人がいて
髪を切る人がいて
絵を描く人がいて
服を作る人がいて
居場所を作る人がいて
音楽を奏でる人がいて
、、、

全てにその人のカラー、あたたかさがのっかっている。

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こんな感じのイメージですかね、、伝わりますかね、、

それが僕なりに表現する
「ひとりひとりが生き生きとやりたいことを自由にやりながら、それがぐるぐると循環し、その循環の環の中で生活ができる社会」
です。

■今やっていること

そんなイメージを描きつつ現在は、はぐくむ、コーチング、Vege Houseのお仕事をさせて頂いています。それぞれを書いていきたいと思います。

・はぐくむ

(株)はぐくむは、「ともに生きるよろこびを感じあえる社会」を目指し教育事業、組織コンサルティング事業、タウン事業(まちづくり事業)を行っている、今年で15年目の企業です。既存の工業社会から自律社会への移行のお手伝いをしている、とも言ったりしています。

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このはぐくむの中で僕が主に関わらせて貰っているのが、教育事業におけるLIFE DESIGN SCHOOLの運営と、タウン事業におけるはぐくむ湖畔、LIFE WORK FESTIVAL及びはぐくむの地域通貨「mii」の管理運営などです。

・LIFE DESIGN SCHOOL

LIFE DESIGN SCHOOL(LDS)では、20名ほどの単位で様々な実験を通じてLIFE WORKを探求していく、約半年間のグループコーチングを行っています。

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LIFE DESIDN SCHOOLの詳細はこちら

ご飯を食べるためだけ、お金を稼ぐためだけの「RICE WORK」ではなく、お金ももちろん大事だけれどそれに加えて生きがいやよろこびも感じられる「LIFE WORK」の生き方をしていきたい人が集まり、みんなで関わり合いながら自己理解を深め、自己表現をしていきます。

自分とは何者で
どんな想いを背景に
誰にどんな価値を
何を通じて届けたいのか

この期間を通じ、各人がそれぞれ固有の色を認識し、それを輝かせるための術を実験を通じて体感していきます。

LDSを通じて、純粋な自分の想いや願いに沿ってもがきつつも一歩一歩進んでいける人が、そんな生き生きとした輝いている人が少しでも増えたらいいなあと願いつつ運営に関わらせていただいています。LDSはクラスによって雰囲気も違うし、毎度色んなドラマが巻き起こります。参加しているみんなの貴重な時間を伴に過ごしていけることは大変有難く感じています。

・はぐくむ湖畔

はぐくむ湖畔は、去年の10月にオープンしたコミュニティーレストラン・カフェです。「湖畔」という名前には、「景色をうつす穏やかな湖の畔にいるかのような、ゆったりとした豊かな時間を過ごして欲しい」という意味が込められています。時間に追われるような忙しい日々の中で、湖畔にくることでホッとひといき、あたたかい気持ちになっていただければいいですね。

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はぐくむ湖畔のホームページはこちら

「食×学び×対話」をテーマとしていて、はぐくむが目指す社会の中で大切にしたいことを湖畔を通じて世の中に発信していきたいと考えています。

「食」の部分では、自然由来のオーガニック食品や発酵を用いた料理・飲み物をお出ししています。また、ヴィーガン対応のメニューも複数あります。化学肥料を用いない農や、地球環境に意識を向けた食の考え方、これらの良さを湖畔のお食事を通じて感じていただきたいという想いを込めています。

「学び」の部分では、「はぐくむACADEMY」を開催しています。ACADEMYを通じ、はぐくむが世の中に伝わっていけばいいなと考えている文化や考え方を学びとして持ち帰ってもらえればいいなと考えています。ジャンルは多岐に渡り、これまでは「教育」「食」「エコ」「対話」「音楽」などのアカデミーを開催してきました。個人的に、今後は「経済」
「社会」「お金」「自然」などの分野のACADEMYもあわせて開催していけるようにしたいなと秘かに思っています。

「対話」の部分では、現在はコミュニティーディナーを定期開催しています。このディナーは、デンマークのアブサロンという教会の中で行われているコミュニティーディナーにインスパイアされています。大きなテーブルに見ず知らずの人々が集い、美味しいご飯を食べながら対話を繰り広げ、つながりを広げていきます。対話の部分に関してはまだまだ形に出来ていない部分が多いですが、もっともっと湖畔の中で対話が広がっていくしかけをしていきたいと思っています。

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コミュニティーディナーの様子

はぐくむ湖畔は、去年の10月にオープンしたわけですが、僕はオープン前から関わらせていただいていました。天井をみんなで壊したり、ペンキを塗ったり、紙管を組み立てたり、、真夏の暑い日に汗ダラダラたらしながら作業していたのが良き思い出です。

そんなこんなでオープンした10月からも時々ホールに立っていたりしながら関わっていましたが、今年の5月に本格的に管理運営の部分を任せていただくことになりました。

そこからはもう本当に大変なことばかりで。まあ今もめちゃくちゃ大変なのは変わらずですけれど。メニューがどうだ、プロモーションがこうだ、オペレーションはどうする、、やることはたくさん山積みです。大学3年の時に参加した武者修行プログラムを思い出しましたね。笑 飲食店の全体をまわしていくなんてやったこともないので、がむしゃらにがむしゃらにやってきました。一緒に働いてくれている仲間とのコミュニケーションが上手くいかずに困ったこともたくさんありましたが、最近はようやく足並みが揃い、オペレーション部分も整いだし、これからみんなで一丸とすすめていくフェーズに入ってきています。

「ともに生きるよろこびを感じあえる」社会を目指し2.3年ほど前からまちづくり事業をしてきたはぐくむは、シェアハウスを3軒運営していますが、はぐくむ湖畔という場が初めて地域に開かれた拠点となります。そのため、この湖畔という場ははぐくむのまちづくりを実際の地域に根付かしていくための重要な拠点であり、この場を通じて地域に、社会に、はぐくむの世界観を浸透させていきたいという強いきもちを持って携わらせていただいています。

・LIFE WORK FESTIVAL

LIFE WORK FESTIVAL(LWF)とは、はぐくむが月に1度開催しているイベントです。「あなたにとってのスキが誰かにとっての価値になる場所」というコンセプトのもと、主にLDSの現役生と卒業生がそれぞれの「好きなこと」「興味関心のあること」「やってみたいこと」をサービスという形にしてお客さんに提供するということを行っています。

LDS生にとってのひとつの舞台で、この場を通して彼らがLIFE WORKへの一歩を踏み出す場、LIFE WORKに向かって研鑽していく場になればいいと考えています。

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オンラインでサービスを提供している様子
LIFE WORK MARKETのホームページはこちら

LWFは去年の5月に第1回を開催して以降、ほぼ毎月開催してきて、先月の9月では第13回LWFを開催いたしました。僕は第1回開催はお手伝いをさせていただき、第2回以降は管理運営を任せていただくこととなり今日まで続けてきました。

このLWFという場を通して、それぞれのあたたかい想いののった「もの」「こと」「きもち」が循環していく仕組みを形作っていきたい、そしてそれを実際の地域にも実装していきたいと考えています。別の言い方をすると、LWFを通じてカラフルであたたかい想いがのったサービスが循環する経済圏を作っていきたいということです。

・・地域通貨「mii」

この経済圏をつくるため第1回LWFのときから、はぐくむの地域通貨「mii」を導入しています。

地域通貨とは法定通貨である円とはまた違った形の通貨で、導入主体がある程度設計できます。そのため、通常の通貨の役割である「交換」「価値尺度」「価値貯蔵」の基本的な機能に加えて、「価値観」や「文化」などの言語的なストーリーなども同時に付加することができます。コミュニティーや人と人とのつながり、お互いへの思いやりや助け合いのきもち(相互扶助)などを強化していく上で、うまく機能すれば強力なツールとなるのがこの地域通貨です。

現在の金融資本主義社会においては、「とにかく利益を増やしたい」そんな文脈が至る所に見られると思います。「自分だけ儲ければいい」「早く多く稼ぎたい」「将来不安だからなるべく使わないで貯めておこう」そんなきもちが、円などの法定通貨を用いるときに意識的にも無意識的にも存在することが多いと思います。言うなれば、そのような負のきもちの循環を、同じ土俵の上で変えていくのは物理的にも精神的にも多大なエネルギーが必要になってきます。

そうであるならば、独自の地域通貨を用いて現行の経済圏とは少し違った形のオルタナティブな経済圏を作ってみよう、という流れで地域通貨を導入することになりました。

負のきもちの循環ではなく、正の循環へ。正の循環とは、感謝のきもちや応援のきもち、そんなものが気兼ねなくやり取りされていくことです。そんな正の循環が正の循環をうみ、あたたかいきもちが増幅されていく。その中で、LIFE WORKの生き方をしたい人は応援を受けながら自らのサービスを進歩させ、より良いサービスがどんどんと生まれていく。そんな経済圏をつくるため、はぐくむは独自の地域通貨「mii」を導入しました。

導入といいつつ、、第1回の時点では何もシステムが無い状態だったのでGoogleフォームを用いて全部手動でポチポチやってスプレッドシートで計算して、、という感じでゼロからのスタートでした。

それが、今年の6月に「peace coin」のシステムを用いてアプリでmiiのやり取りができるようになりました。

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こんな感じでアプリで使えます

このpeace coinは特殊なアルゴリズムが組まれていて、「使えば増える、使わないと減る」という仕組みになっています。また、送金するときにはメッセージを一緒に送れるのですが、そのメッセージの内容によって増減幅が決まるのです。その内容はAIが判断するのですが、ポジティブな内容であればあるほど送金した金額に対して高い割合の金額が増えるし、その逆も然りです。そして、使わないと一定の割合で減っていきます。これも、所持している額に応じて減額料が決まるので、多く所持しているとそれだけ多く減っていくことになります。

mii導入時のはぐくむのnoteはこちら

実際にこのmiiを使ってみて感じたのは、「mii使うだけで心の豊かさが増していく!」ということでした。miiを送る時、メッセージも付けられるので、「Aさんにどんなメッセージを送ろうかな」と考えると、Aさんのことを今まで以上に観察して送るメッセージのネタを探します。これが習慣になると、いつもより人のことをよく観察するようになり、人の良いとこや感謝のきもちや応援のきもちが自然と湧いてくるようになりました。これは僕個人の感覚なんですけど、使ってる人それぞれで似たような感覚が増えていくといいなあと思っています。

ただ、このmiiはまだまだ全然普及しているとは言い難いので(僕も最近はあまり使えてない、、)如何に使う人を増やすか、使える場所を整備していくか、ここらへんを意識して手を打っていきたいです。

LWFは、miiも仕組みとしては整い、ホームページも改善要素はたくさんありつつも機能しています。今後は如何にその仕組みのもとに参画してくれる人を増やしていけるのか、経済圏を形作っていけるか、試行錯誤しながらも一歩一歩形にしていきたいです。

・コーチング

コーチングに関しては、はぐくむコーチングスクールのBasic編とStepUp編と全て修了した後、はぐくむの認定コーチとして活動しています。

はぐくむは独自のコーチングプラットフォームを運営していて、はぐくむ認定コーチのコーチングを受けたい人とはぐくむ認定コーチとのマッチングを行っています。

こちらの仕組みのもと、大学生や若手の社会人をクライアントとしてコーチングをさせていただいています。このコーチングを通じて、クライアントの方が自分の本当にやっていきたいことを探求し、その方向へ向かって一歩でも二歩でも進んでいければいいなと願っていますし、その旅路の伴走ができることはとてもありがたいことだと感じています。

はぐくむコーチングプラットフォームのホームページはこちら
はぐくむコーチングスクールのホームページはこちら

・Vege House

Vege Houseは、「農園をもっと身近に〜新鮮から超新鮮へ、あなたのために収穫します〜」というコンセプトのもと、小金井市内の農家さんと提携し、InstagramとLINEを用いて主に市内住民の方向けに注文販売を行っています。「オンラインの八百屋さん」とでもいえばイメージわきやすいでしょうか。

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インスタグラムはこのような形でメニュー紹介をしています。注文はLINEかインスタのダイレクトメッセージで承っています。

地元の採れたての超新鮮な野菜の美味しさを体験できる人が増えて欲しい、近くの農園で採れた超新鮮な野菜を食べる文化が広がったらいいな。「新鮮な海鮮を食べに〇〇行く」という感じで、幼い頃から育ってきた地元・小金井市が「新鮮な野菜を食べるなら小金井市」と言われるようになったらいいよね。そんな想いで、小中学校が同じの幼なじみ3人ではじめました。

はじめたのは、去年の5月です。3月末にコロナで留学から帰国し、「何か面白いことしたいね〜」という話がきっかけでスタートしました。

そこからありがたいことに、市が運営しているメディアに取り上げていただいたり、市の観光協会の方々にも可愛がってもらえたりと、数々のサポートをしていただきました。市の観光協会が主催するイベントに参加させていただいたり、色んな面白い活動をされている方を紹介していただきました。

2020年7月に書いていただいた記事はこちら-まろん通信
2021年6月に書いていただいた記事はこちら-リンジン

今では3つの提携農家さんがいて、1日に4~5件の注文をいただけるようになっています。飲食店も数軒懇意にしていただいています。はぐくむ湖畔にもVege Houseで扱っている超新鮮なお野菜を卸しています(僕が電車で運搬しています笑)。

始まってから1年と4ヶ月程が経ちましたが、あまり大きな声では言えないですけれどめちゃくちゃ苦労したわけでもなくトントン拍子にここまできた感じがしています。今後もこの調子で着々と成長していくとは思いますが、それ以上に3人みんなで力をある程度注いで頑張っていこうという形になりましたので、今後は今まで以上にVege Houseにも注力していきたいと思っています。


■これからやっていきたいこと

ここまでで、僕が目指したい社会の在り方と、今現在行っていることとそのきっかけをまとめたつもりです。ここからは、目指したい社会の像に向けて、今行っていることを通じてどんなことをやっていきたいと考えているかを書いていきたいと思います。

大きくまとめると2つの軸があると思っていて、はぐくむでやっていることとVege Houseでやっていることの2つです。将来的にこの2つの軸がつながっていけばいいなと思いつつ、今はそこまでガッツリとつながっていくイメージはないので分けて考えています。

はぐくむで関わらせてもらっているのは、LDS、はぐくむ湖畔そしてLWFです。LDSを通してLIFE WORKERを増やし、はぐくむ湖畔を地域に根ざし開かれた場である本当の意味での「コミュニティーカフェ」を形作り、LWFで経済圏の仕組みを整備していく。その3方向からのアプローチを通じて、実際の地域に根付いた形の、カラフルであたたかい想いが循環するまちをつくっていきたいと考えています。

もう一方のVege Houseの方では、また違った形での地域コミュニティーの再形成を志向する動きを試していきたいと考えています。

・はぐくむ

まず、はぐくむの方を詳しく書いていきたいと思います。

僕がイメージしている、
「ひとりひとりが生き生きとやりたいことを自由にやりながら、それがぐるぐると循環し、その循環の環の中で生活ができる社会」を形作っていくためには、

①ひとりひとりが生き生きとやりたいことを自由にやれる生き方ができるように個人に対してアプローチをしていくことと、

②そんな個人が自然と増えていくような環境、そんな人たちが接点をもって交わり、交わることによってより向かっていきたい方向へと進んでいけるそんなつながり、循環の環、しくみ、環境を整備していくこと

このふたつを同時に行うことが大切だと思っています。個人に対するアプローチと環境・文化面に対するアプローチですね。

・・個人へのアプローチ

①の個人へのアプローチに関しては、LDSやコーチングがぴったりだと思います。仲間との対話を通じて、自分のことに関して理解を深め、自分のカラーや想い、方向性を探求していきます。生き生きと自分のやりたいことを探求しながら生きる、そんなLIFE WORKERがひとりでも多く増えたらいいなと思うと同時に、LDSの運営でそのように関わっていきたいと思います。それは、LDSのような集団向けのグループコーチングに限らず、1on1のコーチングのサービスにおいても同じことが言えます。

・・環境面へのアプローチ

②の環境面へのアプローチに関しては、LWFがそこに向かっていく大きなものになると思っています。今は月に一度の開催ですが、将来的には常時色んな人のサービスがやり取りされている場にしていきたいです。

あたたかい想いののった、その人のカラーが全開のサービス(「もの」、「こと」、「きもち」)が日常的に授受されている、そんなイメージに向かっていきたい。

ふとLIFE WORK MARKETのサイトを訪れ、面白そうなサービス、興味関心が湧いたサービス、好きな人のサービス、を受けてみる。そしてあたたかいきもちを受け取り、感謝のきもちを返す。良さそうですよね。

また、今はサービスの出店しか出来ていませんが、手伝って欲しいことやお仕事の依頼を載せて、できる人がいればマッチングが成立してそのお仕事を提供する、そんな「お仕事掲示板」みたいな仕組みも整備できたらいいなと思っています。他にも、「LIFE WORKERS' 図鑑」的な、出店している人を一覧にしたものを作り、それぞれが何者でどこへ向かうのか、それが見られるようにして、つながりたい人とは自由に連絡が取れる、みたいなそんな感じのものもあったらいいなと。

喫緊の課題は、「LIFE WORK FESTIVAL」とはどんな場なのか?をもっと多くの人に知ってもらって参画したいと感じる人を増やしていく、これだと思っています。そのための発信のひとつとしてこの文章を書いている、というのもあります。笑

そして、miiをもっと普及させるということも重要な課題です。現在は、月に1度「はぐくむオークション」を開催してmiiでしか落札出来ないものを増やしたりしている段階ですが、そもそも「LIFE WORK MARKET」内のサービスのラインナップが充実していったら、自然とmiiを使いたいとおもう人が増えていくと思います。そのため、出店者のサービスをよりブラッシュアップしていくこと、このサポートも重点的にやっていきたいです。そのためのビジュアル面のブラッシュアップに関しては、デジタルハリウッドさんとコラボさせていただけているので、今後そちらのサポート体制も順次充実させていければいいなと考えています。そして、当たり前ですが並行してmiiだけでしか買えないものがあると、miiの価値は上がっていき使いたいというきもちがもっと出てくるので、そちらのメニューの整備もしていきたいです。サービスのブラッシュアップと充実、miiを使うインセンティブを高めていく、この2つを通してmiiの経済圏を広げていきたいです。

②の環境面に関しては、はぐくむ湖畔も重要な役割を果たしていくと思います。ただ単なる経済圏であるならばデジタル世界で成り立たせるのはある程度簡単かもしれませんが、それだけでは不十分であると思います。人間は物理的に存在して暮らしているので、その実存的な生活に紐づいた経済圏であるからこそ、現実の暮らしにもより大きなインパクトが生まれるのだと思います。つまり、生活の必需品までも、例えばmiiでまかなえるのであれば、実際に「生き生きとできる自分のやりたいことを提供して、それで暮らしていける」ことができる、そこを目指していきたいということです。

そのためには、「衣」「食」「住」をmiiでまかなえるようになれば、ある程度の暮らしはいけるのではないでしょうか。(ここはあまり詳しくないですが、クルミドコーヒーの影山さんは「食」「住」「エネルギー」と仰っていますね。)その手始めとして、はぐくむ湖畔は「食」の部分で関わるものが大きいので、将来的にはmiiで湖畔のご飯が食べられるようになったらいいなあと考えています。(「住」に関しても、はぐくむはシェアハウスを既に3軒運営しているので、繋げられる可能性は少なくないですよね。)

つまり、何が言いたいかというと、miiの経済圏をより暮らしに根付いたところまで整備していきたいということです。

はぐくむ湖畔に関しては、地域に根ざし開かれた場である本当の意味での「コミュニティーカフェ」を形作りたいと書きました。そこについても述べていきたいと思います。

miiの経済圏を広げるにしろ、はぐくむの理想とするまちづくりをするにしろ、地域の方々に受け入れてもらうこと、賛同してもらうこと、参画してもらうことが重要です。そのための大きな布石がこのはぐくむ湖畔であると思っています。湖畔という場を通して、はぐくむが考えていること、目指したい社会を発信してそれを体現していくことで、まずは知ってもらう。そして、いいなあと思っていただける方がいるのであれば、その方々にも参画してもらって大きな流れを作っていく。その流れを作っていきたいです。

まちに住んでる方とのつながりを作り、より大きなコミュニティーにしていく、これが今後中長期的な視点で大切にしたいことです(直近は何としてでも損益を黒字にすることがありますが笑)。そんな観点も持ちつつ地域に出ていく動きをしていきたい、そう考えています。

湖畔においては、既にLDS生がコラボしてくれていたりします(将来カフェを開きたい子がコーヒーを定期的に淹れにきてくれてたり。)が、それをより地域の人に知っていただくのもそのひとつだと思います。今後やってみたいのは、商店街のお店と共同のコンポストを作ってみたり、はぐくむで農地を運営してそのコンポストでできた堆肥を使って作物を育てて。出来たものをみんなで山分けしてそれぞれのお店で提供して。生ゴミも減って、地域の中でのつながりもできて良いですよね。他にも、まちを上げて縁日的なお祭りをやってもいいし。それこそLIFE WORK FESTIVALをコラボさせてまち全体でFESTIVALをやってみるとか。そんなことを通して、まちとの物理的なつながりを作っていきたいです。その中でうまくmiiも流通させることができれば、まちの中であたたかい想いが循環していくことになると思います。

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湖畔でコーヒーを淹れるLDS卒業生のヒロユキ

このようにして、やりたいことはたくさんあります。ひとつひとつ形にできる所からやってみて、少しでも目指したいイメージに近づけていければいいなと思っています。

・Vege House

次に、Vege Houseを通して今後やっていきたいと考えていることも書いていきます。

僕は特にめちゃくちゃ野菜を売りたいというわけではなく、Vege Houseを通してどんなつながり、コミュニティーを作っていけるのか、それを試してみたいと思っています。

既存の野菜の注文販売に関しては、今よりも提携農家さんを増やし、それぞれの農園に受け取りボックス的なものを設置し、事前の注文に応じて受け取り日にお客さん自身が受け取りたい農園へ行き決済も済ませ受け取りボックスから野菜を受け取る、そんなシステムができたらいいなあと思います。近くのスーパーで野菜を買うのではなく、近くの農園に行って地元の超新鮮な野菜を買える、そんな文化に変わったら面白そうですよね。

また他にもやってみたいことはたくさんあります。いちばんやりやすいと思うのは、農園見学。Vege Houseの提携農家さんの農園を実際に見学しにいく、そしてそこで実際に農作業もできれば尚更いいですね。自分が買っている野菜はどんな人が作ってくれているのか、じかに知る事ができ、そうすると食べる時の味わいも全然違うものになっていくと思います。

他には地域のコンポスト。地域のコンポストを作って、そこでできた堆肥を農家で使って作物を育てる。地域で出る生ゴミの量が減るし、それを肥料にできる、そんなまち単位の循環の形が生めたら面白そうですよね。そういう場があると、自然とそこに集まる人どおしでつながりは生まれていくと思います。

そして、他には「家庭菜園プロジェクト」。これは実はプロトタイプは既に細々とやってはいるものですが。自宅の庭(庭がない人はプランターでも全然大丈夫)を菜園にして自分で野菜を育ててみる。ここで農業のプロであるVege Houseがお手伝いをする。例えば、畑を作るのが難しい人でも、Vege House側が畑を耕して畝も作り、種も植えてあげる。後は水やりと簡単な雑草取りなどの日々のお手入れをするだけの状態にしてあげる(プランターの場合は、あとは種を植えて日々水やりをするだけの状態でお届けする)。日々のお手入れ時も、分からないことや聞きたいことがあれば、Vege Houseに質問してくれればそこに対して回答・アドバイスをする。そうして自分で野菜を作ってみる。そこでできた野菜を自分で食べる。この野菜ほど美味しい野菜はどこにも無いと思います。そして、もし作った野菜が多ければ「〇〇菜園」としてVege Houseに出品して売ってみる(これは実際に僕の家で試してみて、僕の家の庭「小嶋菜園」で採れた野菜が実際に売れました!)。もしくは、Vege Houseで飲食店と提携し、野菜を持参したらその野菜で何かお料理を作ってくれるようにして、実際に自分で育てた野菜をプロのシェフに料理を作ってもらうとか。

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僕の家の庭でやっている「小嶋菜園」(今は絶賛耕作放棄地になっています笑)

この中で出てくる飲食店やVege Houseを通して野菜を買ってくれている方や農家さんを「Vege Friends」とでも銘打ち、つながりをつくり定期的にイベントをやったりしてみる。

そんなことができたら、面白そうですよね。野菜を通じて生産者と消費者のつながりが生まれる、なんなら消費者が生産者にもなる。地元に住んでる人たちと仲良くなれる、地元の飲食店をより好きになる、そんなことが生まれそうな気がします。

こんな感じで、Vege Houseを通してもやってみたいこともたくさんあります。こちらもひとつひとつ進めていきたいと思っています。

■仲間募集中!

そんなこんなで、やりたいこと、たくさんあるんです。ただ、いくつか問題があります。ひとつは「圧倒的にリソースが不足している」んです。ひとりでやるには時間も技術も足りなさすぎる。今は一緒にやってくれている人もいますが、それでも人が足りない。だから、一緒に形作ってくれる人がもっといたらいいなあと切に願っています!もし、ここまで書いてきたことの中で、興味関心あるところがある人、ちょっとやってみたいなあと思った人、ぜひ声をかけてください!!一緒にやりましょう!!!!

そしてもうひとつ、「学び・知識が足りない」です。まだまだ経験も浅く知らないことも多いので、似たようなことをやっている事例があれば学びに行きたい、色々参考にさせて欲しい、そう思っています。だから、ぜひ何かつながりの中で似たようなことをやっている人がいたら僕に紹介してください!!!!

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ぜひぜひ、よろしくお願いします!声をかけてくれるのを首を伸ばして待っています!

■おまけ

このnoteを書くにあたり、自分のこれまでの流れをまとめてみました。おまけなので、見たい人がいればぜひ見てみてください。

・年表

1998年3月23日立川市うまれ
家族構成:父、母、兄、自分、双子の弟、甥っこ
4歳〜 兄の影響でバイオリンをならい始める(〜15歳、ちなみに家族でピアノ五重奏ができる(父ビオラ、母ピアノ、兄第1バイオリン、自分第2バイオリン、弟チェロ))
6歳〜 現在も居住する小金井市に
7歳〜 野球をならい始める(〜15歳)
15歳〜 都立日比谷高校入学(部活は硬式テニス)
18歳〜 早稲田大学政治経済学部入学
23歳〜 (株)はぐくむ入社

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小嶋家最新画像(2021年9月)

大学入学してから特に色んな事を経験したので、大学入学後ざっくりとまとめると、、

大1 経済学会というサークルに入る
大1 友達の紹介でクレジットカードの営業バイトはじめる(この時に紹介してくれた友達と後にVege Houseをはじめる)
大1 UCLAに短期留学
大1 経済学会の先輩の紹介でワークスアプリケーションズのインターンに参加(この時出会った先輩に武者修行のことを教えてもらう)
大2 バイト先の会社で国内インターンシッププログラムの企画運営をする
大2 同じくバイト先の会社で海外インターンシッププログラム(inLA)の企画運営をする
大2 同じくバイト先で家庭教師プログラムを開始する
大3 武者修行プログラムに参加
大3 LIFE DESIGN SCHOOLに参加
大4 (株)はぐくむインターン開始
大4 はぐくむコーチングスクール参加
大4 休学、PENN STATEへ留学
大5 コロナで帰国、復学
大5 (株)はぐくむインターン復帰
大5 Vege House開始
大6 大学卒業

・これまでの歩み

こうやってみると、
色々とある程度は経験させて貰っていたのだなあと、まとめてみてしみじみと思ったり。どの瞬間瞬間の偶然的でもある出会いが無ければ、今この瞬間この場所にいることも無かったんだろうなあと思うと、人生って本当に面白いし、それと同時に全てが有難いなあと思ったり。

そんな偶然性、ご縁、「なるようになるさ」「逆に、なるようにしかならないよね」的な考え方を体感覚的に持つようになったのは、コロナの流行が始まってからのことです。

日本においてコロナウイルスの初感染者が出たのは2020年1月頃だと記憶していますが、その頃ちょうど僕はアメリカにいました。2019年秋学期を休学し12月に日本を発ち、これからの未知の可能性溢れる世界に胸を踊らせながらペンシルベニア州立大学での留学が開始したころです。本来の計画では、半年間アメリカで留学し、その後はデンマークのフォルケホイスコーレで学ぶか、はたまたニュージーランドとかにワーホリでも行くかと、そんな風に考えていました。間違いなくコロナが無ければ今頃は日本にはいなかった可能性の方が高いと思います。

それが3月末になり、いよいよコロナも猛威をふるい始め帰国を余儀なくされました。

さて、困ったと。これからどうしようかと。何もしないのはいやだから、とりあえずはぐくむのインターンに復帰させてもらおうと。そんなふうに軽〜く考えていたかなと、今振り返ると思います。

大学3年に参加した海外ビジネスインターンプログラムの武者修行のファシリテーターのひとりがはぐくむの社員で、それがはぐくむとの最初の接点でした。その繋がりではぐくむの運営するLIFE DESIGN SCHOOLに通い、その後はインターンとして運営に関わらせてもらい、という形で関わらせてもらいました。留学に行くタイミングで、はぐくむのインターンは辞めるという形だったので、その時点で今後はぐくむで関わっていくという未来は全く思い浮かべていませんでした。

また、その武者修行の存在を知ったのも、大学1年の時に参加したワークスアプリケーションズのインターンで知り合った方が教えてくれたからで。ワークスアプリケーションズのインターンの存在を知ったのは、所属していたサークルである経済学会の先輩が教えてくれたのがきっかけで。、、、

また別軸でも、Vege Houseに関しても、クレジットカードの営業を3年間ほど一緒にやってきた仲間と始めたのですが、その時間が無ければVege Houseをやることもなかったですし。その営業の仕事を始めたのも、彼が紹介してくれたのがきっかけであり、彼は小学校中学校の同級生で、そこで過ごした時間が無ければ現在まで繋がることもなく。、、

というふうに、今自分が「ここ」にいるのはとても軌跡的なことで偶然的で有難いことなのだなと、ここまでの流れを振り返ると強く感じます。

・はぐくむとの関わり

前述の通り留学から急遽帰国し、「とりあえず」と、はぐくむのインターンに復帰しました。

ちょうどその時期はぐくむは、まちづくりに力を入れていくぞ、というフェーズでした。当時はシェアハウスを2軒運営しており、「今後はカフェをやるぞ」「はぐくむ独自の地域通貨も導入するぞ」ということを言っていた時期でした。

当時から、「まちづくり」「コミュニティー」「地域通貨」は僕にとってキーワードであったので、「ドンピシャやん!おもしろそう!!やってみたい!!」と思いました。それがきっかけで、はぐくむにおいてもガッツリ気合いを入れて関わっていこう、特にまちづくりの部分は何かしらに関わっていきたい、そう思いインターンをしていました。

その流れで、LWFの運営を募集していた時に手をあげたり、湖畔の施工段階からお手伝いをさせていただいていたということです。

・まちづくりをしたいと思ったきっかけ

もともと旅行が好きで、小さいころは家族が夏と冬の長期休みで国内の色んなところに連れて行ってくれました。国内国外色んなまちを巡る中で、そこにいる人たちが楽しそうに生き生きと暮らしている「いきているまち」と、その逆で元気がなく重苦しい雰囲気が漂うような「しんでいるまち」と、色んなまちに触れてきました。前者のようなところに行けば「めちゃくちゃ楽しい」し、後者のようなところは「なんでこうなってしまったんだろう」「もっと良くなれるはず」と無意識的に感じていました。

極めつけは、大学1年の時にラスベガスに行った時のことです。ラスベガスのギラギラしていて、まち全体を覆う高揚感は半端ないものでした。そこで「まちという存在でこんなにもインパクトを与えられるのか、、!」と感じました。ラスベガス自体はカジノで成り立っているまちで、そのモデルが参考になったというわけではなく、まちとしての可能性を感じたということです。(ちなみにカジノは大好きです。2020年の正月に遊びに行って大負けしたのは内緒です。笑)

それらを通じて、「まちづくりをしていきたい!」という想いが芽生えていったんだと思います。

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