『彼女が水着にきがえたら』 バブル期を彩ったヒット映画 1989年公開 ホイチョイムービー3部作 第2作
こんにちは、Hideです🎞️
1980年代バブル期に、時代を象徴するような映画がありました。
ホイチョイムービー3部作と呼ばれる作品です。
以前「私をスキーに連れてって」を紹介しましたが、その次に公開された映画を今回は紹介していきます。
3部作のうち2作品が夏物でしたので、季節的にどうかなぁ〜と感じて紹介が遅れてしまいました。
私の青春時代の80年代、明るく楽しかった時代です。
この作品は、映画館で当時リアルタイムで観ました。
主演の原田知世と、まだ若かく売り出し中だった織田裕二が爽やかでしたね。
今回は、マリンスポーツ スキューバダイビング
前作「私をスキーに〜」から引き続きヒロインは、アパレルメーカーに勤めるOL田中真理子役を演じる原田知世。
相手役はヨットマンの吉岡文男役を織田裕二が演じています。
1989年.時代は元号が昭和から平成元年変わりました。
金持ちの山口(伊武雅刀)が主催するクルザーパーティーに、同僚の石井恭世(伊藤かずえ)に誘われた真理子(原田)は、スキューバダイビング中にはぐれ、そこで朝鮮戦争時に韓国人富豪の宝石を積んで墜落した飛行機を見つけてしまいます。
そこで遭難しそうになった真理子と恭世を偶然、宝石探しに命を燃やすヨットマンの吉岡(織田裕二)に救助される。
お宝を探す青年吉岡と知り合った田中は、たちまち惹かれ合うが、二人ともなかなか素直になれない。
かなり昔の財宝探しという冒険と、恋愛が折り重なるストーリーで、観ていてスリリングで楽しい映画でした。
バブル期ならではとも言える、スキューバーダイビングのシーンも、また見どころです。
劇中、危ない場面から逃げる時に出てくる水上バイクや、クルーザーパーティーで飲まれていたバドワイザーもバブル期のアイテムとして登場しています。
当時、普通のサラリーマンやOLもスポーツクラブなどでスキューバを薦められて始めた人も多かったのではないでしょうか。
私もスポーツクラブ通いしていた時に一度試しにやってみましたが…
楽しい事は楽しいのですが、お金が掛かりすぎます。
当時はバブル時代だったから、普通のサラリーマンやOLでも、できたのでしょうね。
それまではVIPが行うマリンスポーツが、身近な感じで出来たのがバブル期だったのですよ。
私も、封切りされた時、街中の映画館で観ましたが、VIPな遊びをしているのを見ると、やっぱり東京は違うなぁ〜
と少しだけ憧れを抱きましたね。
当時、自分も20代中盤で社会の事が分かり始めてきた頃、大人のゴージャスな世界にときめいていた時期でした。
トレンディーな音楽サザンオールスターズを起用 ホイチョイプロはミーハー文化の最先端
前作では、ユーミン(松任谷由美)を起用して冬のスキー場をお洒落に彩ってくれましたが…
今回は舞台が海ということもあり、サザンオールスターズを音楽にするとはさすがでした。
ホイチョイプロダクションは、時代の先端をいっているなぁ〜
と感じさせてくれましたね。
サザンの桑田佳祐氏は湘南海岸に面する茅ヶ崎市出身で、海にまつわる曲も数多くありましたし、この映画を盛り上げるのには、ぴったりのアーティストだったと思います。
ちなみに、この映画で使用されたサザンオールスターズの曲は
主題歌:サザンオールスターズ「さよならベイビー」
挿入歌:サザンオールスターズ「ミス・ブランニュー・デイ」「思い過ごしも恋のうち」「みんなのうた」「C調言葉に御用心」、桑田佳祐「いつか何処かで (I FEEL THE ECHO)」 結構古い曲から新しい曲、桑田氏のソロ曲など使用されてました。
スキューバダイビング、クルーザーパーティーなんて、もうバブルを象徴する大人の遊びでしたからね。
そんな時代があったんだ〜と懐かしくなりましたよ。
そんな時代を20代の時期に過ごせて本当に楽しかったです。
サザンは、私が中2の時にデビューして、日本語を巧みに操り、ロックンロールに日本語は乗らないという定説を打ち破った革新的なバンドでしたからね。
最初は、歌を聴いても何が何だか意味が全くわかリませんでした。
桑田氏自身も、インタビューで、自分の歌の歌詞はただの語呂合わせで意味などない(曲によって)と語っていたこともありました。
日本のロックを革新的に変えた桑田佳祐氏が作り出す音楽は、新鮮かつ斬新で聴く側を引き寄せる魅力がありましたね。
当時のSASの曲は、ミーハー文化と言われる時代に艶やかにマッチしていましたね。
アパレルメーカーのOLと宝探しに燃えるヨットマンとの恋 バブルな雰囲気満載でした
バブル時代は、好景気で普通のサラリーマンも給料はガンガン上がるし、ボーナスだってそれまでとは違う額が支給されました。
フリーターをやっていたって、同年代のサラリーマンより金額的には稼げましたし、お金に困っている人なんていない様に見えた時代でした。
アパレルメーカーに勤めているOLなんて、なんか格好良く感じましたね
アパレル系というだけで、ステイタスが高い感じがしました。
見かけが大事な時代でしたね〜
私も多額のお金をファッションに注ぎ込み、DCブランド(デザイナーズキャラクター)に身を包み遊びに出掛けてました。
当時は痩せていて服も似合っていたので、自称”メンズノンノから抜け出た男”と言っていましたよ(笑)
アパレル系OLとヨットマンとの恋は、すれ違いながらも、宝石をめぐり危険な場面にも出くわしながら、最後は恋が実るのでした。
ラストシーンもバブルだった ホイチョイムービー最高のラストシーン
当時の映画って、二本立てが多く、一本当たりが短いのですよ。
今だと、2時間位ですが、当時は1時間半位のものが多かったです。
ですから、展開も早くストーリーもどんどん進み飽きさせないうちにラストシーンを迎えるみたいな感じでした。
今思うとちょうど良い長さかなぁ〜と感じます。
ちょっと彼女とのデートで楽しく観るには、そのくらいの長さが良いかなぁ〜と思いますね。
主演の真理子と同僚恭世が、スキューバダイビング中に、朝鮮戦争中に宝石を積んだまま墜落した韓国の飛行機を発見するとこから、様々な冒険が始まり、スリリングな展開でストーリーは進んでいきます。
互いに惹かれ合う気持ちに素直になれなかった、真理子(原田)と文男(織田)のラストシーンはロマンチックでした。
海深くに潜っていく中、海中でのキス。
そこで、サザンの「C超言葉にご用心」が流れて映画が終わるのです。
ハァ〜こんな恋をして、海の中で可愛い彼女とキスしてみたなぁ〜
なんて、淡い気持ちを抱かせる、いかにもバブル期的な終わり方にも爽やかさを感じたHide青年でした。
バブル期を若い世代に話すと、そんな時代もあったんだ〜と羨ましがられますが…
確かに、毎日が楽しかったですね。
そんな時期の予定が空いて暇だった時に観た映画、面白かったですね。
この記事を書きながらまた、あの若かったバブル期を思い出しましたよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ホイチョイムービー3部作はまだ続きますから、次回をお楽しみに♪( ´θ`)ノ
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