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『あぱとぅん』最終試作品が縫い上がった!

1歳児の発した謎の言葉からデザインしたキャラクター『あぱとぅん』のぬいぐるみを、3Dモデルから型紙を起こして作るチャレンジ中。

先日、試作品2号のことを書きましたが、その後型紙を修正して最終試作品を縫っていました。 今までと違い、今回は形状をなるべく正確に把握したかったのでフェルトを使用しています。 早速縫い上がりを見ていきましょうか! と、その前に、今回一番大きく手を加えたのは “” でした。 まずは手を見てみましょう。

縫い上がった『あぱとぅん』の手

試作品1,2号で最も気になったのが手の形状でした。 今回は満足行く仕上がり。 しかし、まだ指の開き方が少し気になるのでここは修正が必要。 やはりフェルトで作って中綿をパンパンに入れると形状がとてもはっきり見えてきますね。 では、続いて様々な角度から見てみましょう。

斜め前から

斜め前からの写真を見ると、少し前傾姿勢。 これは腕の重量とのバランスで、自立させると少し傾いたんですね。 腕を縫い付けるときに角度を変えれば調整できるし、もともと自立することはあまり期待してなかったので気にする必要は無さそうでもある。 でも自立したらなんだか嬉しくなるので、足に何か重りを入れるのもアリか? でも鉛とかは健康被害が怖いので吟味しないとね。

正面

正面から見ると、今までで一番良い! いやぁ、正直ここまでちゃんと形を再現できるとは期待以上です。 あ、試作なので付けてないけれどホントは目があります。 7つも。 口の周りに複数のツレが見えるのは、急いで雑に縫ったから。 フェルトは布よりもこうした粗が目立ちます。

横から

あまり良く見えないけれど、今回の試作品では足の形状がとても良くできました。 特に足の甲のパーツが作り出す微妙な膨らみがこの小さな足にきちんと足らしさをもたらしています。

後ろ

腕の後ろ側の縫い目がツレています。 これは外側と内側の腕後ろ側の辺の長さが整っていないために起きています。 要修正ですね。 背中に走る横皺は中綿を詰める際に生じたもの。 どこから綿を詰めるか、よーく検討し直そう。

下から

お尻と尾の境界部にあまり綺麗じゃないシワとツレが生じてますね。 これは原因がはっきりしてるので対策可能。

上から

頭頂部の凹み辺縁部にもシワやツレが生じています。これも両者の辺の長さの違いから来ているので対策は難しくない。 しかし、こういう凹み形状をぬいぐるみでキレイに仕上げるのはなかなか高いハードルだなぁ。

今回タイトルで最終試作品としているように、これで試作は終わりの予定。 次に作るなら完成版ってことになるはず。 まだ修正点はあるので、部分試作はするけれど全体を試作品としては作らないと思う。 もし作ってたら最終試作品2号とか呼ぶ可能性はある!

この最終試作品には後日目をつけてあげる予定。

サポートしてくれる人が増えると、新しい作品を作る余裕も出てきます。余裕は新たな可能性を見出す機会をもたらしてくれますね。新たな可能性からは今までと違った視点も生まれるかもしれません。