黒魔術の島

昨日から、じわじわと熱が上がっている感覚がしていた
体がだるい

ちょっと風邪ひきつつシキホール

マジで何もねぇ

海と山しかない

借りたホテルは海のそばにあって、波の音を聞きながらの睡眠は心地よい

落ち着く

リトリートやなぁって思う

何から逃げているのか
僕は休みにきた
でもあまり休めているとは言い難い

マンゴーシェイクを食う

毎日マンゴーシェイクを食う

身体はマンゴーシェイクでできている

電波も圏外だ

異様に甘いマンゴーシェイク

お腹が心配になる

でも、腹に何か入れないとまずいので飲み干す

フィリピンの離島に自分がおることが不思議だ

感覚としてよくわからない

思考は日本語なので、あまり変わらない気もする

シキホールは僕の田舎の筑豊を少し思い起こさせる

父は母は元気だろうか

どこまで行っても自分の家族や血筋から自由になることは難しい

なぜかセブ島の宿にあった火垂るの墓を読んだ

自らの傲慢さに節子を死なせてしまったせいた
体調を崩して、南の島でグダグダしている自分がその姿に重なる気がした

危険だ

何を責めているんだ？

僕にはなんの罪もない

なぜ自分をこんなにイメージの中で追い込むのか謎である

それはきっとダニエルもそうだったのだろう

社会から受けた傷は、社会の中でしか回復しなないのか？

他人から受けた暴力も、また他人からの優しさでしか回復しないのか？

今日はとりあえずゆっくり休もう

海の音を聞きながらね

答えはそう

病人が旅行なんてするなということなんだけど

色々ともがきの過程にいるのだ

一つ一つ体感しながら理解していかなくちゃいけない

きついわ
熱はきつい

なんでこんなに体調崩れるのか

それは、もともと体調悪いからだよ！

ボエ〜

僕はどうしようもなく馬鹿で愚かだ
泣きたくなるほど

でもこういう生き方しかできない

自分を許すって難しいね

これでいいのだ！
は難しい