TEDx活動:YGL by WEF in Asakusa OTO

Asakusa OTO Blogより引用:

皆さん、ダボス会議をご存知ですか?

スイスのジュネーブに本拠地を置くWorld Economic Forum(世界経済会議)という団体が司っている年次総会のことで、ビジネス、政治、アカデミアや、その他の社会におけるリーダーたちが連携することにより、世界・地域・産業のアジェンダを形成し、世界情勢の改善に取り組むことを目的として活動をしています。各国の元大統領なども名を連ねる錚々たるメンバーで構成されています。

この下部組織に、Young Global Leadersという組織があります。ダボス会議に出席するメンバーに続く30歳代を中心とした世界中の次世代リーダーたちから構成されています。この年次総会が毎年世界のどこかの都市で行われることになっていますが、2016年は東京が選ばれました。そして、200名程度のメンバーが10人1組になって、東京の各地でアクティビティを行い、”日本という文脈”から彼ら・彼女たちの次への飛躍につなげていきます。

寺村のNRI時代の同期がWEFにいて、ジュネーブから東京に出張に来る際に浅草おとを良く利用してもらっていた中で、寺村自身が2組(20人)の浅草におけるオーガナイザーに指名され、浅草おとにて”食と酒”を通して、日本の文脈を知っていただくアクティビティの全責任を任されたのです。

日本料理屋として食と酒を丁寧に選んでお出しすること自体はある意味、空閑さんもジェイもプロですから、当たり前のようにできます。しかし、それらを媒介としてインプリケーションを導き出し、ディスカッションを誘引する、そのための構成を創り上げるという行為は全く別物です。この点については、パートナー、スタッフと議論に議論を重ねました。

やってくるのは、世界中のヤングエリートたち。TED Speakerも数多く含まれています。もちろん美味しいものも沢山食べていることでしょうし、世の中の道理についても私たちの何倍も経験に基づいたものを持っているはずです。彼らの食欲を満たすだけでなく、思考を満たしていくにはどうすれば良いか?それだけを考えて、具体的なコンテンツである食・酒と、そこから引き出される”日本という文脈”を説明するための抽象的概念が何であるのか、ギリギリの議論を重ねていきました。

これが当日の構成です。後ほどSlide Shareで資料を別途掲載しますが、5つのメニューについて、それぞれから導出されるインプリを整理して、YGLたちとディスカッションをすることができました。

YGLのセッションは大盛況で終わりました。浅草おとの2Fの最後の興奮、熱量はものすごいところまで達したと自負しています。YGLの彼、彼女たちの興奮した顔が何よりのギフトでした。そして、それ以上に私たちが得たものは、この活動を通して、浅草おととして、経営陣が、スタッフたちが、そして手伝っていただいた通訳担当、ホール担当の若者たちが大きく成長できたことだと思っています。

私たち浅草おとは、ここから第二幕を開始します。このYGLで得た2F座敷の使い方を更に拡張して行こうと考えています。あの場の興奮を、熱量を再び皆さんに返していく、そのための場をつくっていくことこそが、私たちの使命であると考えています!引き続き、よろしくお願いします。そして、今回の企画・運営に関わってくれた全てのみんなへ、I am very proud of you!

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