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お熱いのがお好き❤️

僕は元々体育会系の人間で幼少の頃から勉強よりスポーツ派でした。

小学校では野球を、中学高校ではサッカーを、そして大学からはダンスを初め今現在もそのままダンサーとして仕事をしています。

基本自分がやる専門で、体を動かしていないとダメなタイプみたいで、家で黙々と机に向かって勉強することが苦手でした。漫画もスポ根系のストーリーが好きで、もちろん「キャブつば」だったり、「タッチ」、「スラムダンク」のようなゴリゴリスポーツ系青春ストーリーが大好きな子供でした。格闘系の漫画や、冒険系のストーリーも嫌いではなかったですが、スポーツ漫画ほどではなかったような記憶があります。

(あ、今度好きなスポーツ漫画リストをnoteにあげてみよう。。。)


現在の僕の職業であるストリートダンサーは個人での活動とチームでの活動の両方があります。ですが、チームで活動した方が、多方面での活動ができるチャンスが多くなるので、大体みんなチームに入ったり、作ったりします。しかし、第三者が監督の立場から指示してくれたり、部活みたいに学校のサポートがあるわけではないので知り合ったばかりのメンツでチームを組んでしまうとすぐに解散、って事になる場合が多いです。ダンスのチームは長続きしないイメージがあります。もちろん、中には10年以上続いてるチームもありますし、伝説のチームみたいな存在もいます。

ですが、社会人になって趣味や仕事としてダンスをやっていると、環境の変化や年齢の積み重ねでそれぞれのダンスへの価値観が変わってきます。なのでダンスを同レベルの熱量でチームを組み続けるというのは困難なのです。ほとんどのチームが1から2年、長くて3年というスパンで解散、もしくは自然消滅していきます。そうなると、熱量の高い人は個人で活動をして、同レベルのダンサーで意気投合した時にまたチームを組むみたいな形になり、そうするとあまりスポ根的な熱いチームというより、ビジネスありきのチームという捉え方になってしまいます。


何が言いたいかというと、いま僕はスポ根漫画でよく登場するような、涙あり、喧嘩あり、友情ありのチームが恋しんだなということです。大会前やショー前に円陣を組んだり熱いことをしたいんです。コーチとして指導している子供達のチームがみんなで称えあったり、円陣して気合を入れているのは、もちろん見ていて胸が熱くなります。でも、そうじゃないんです。自分がプレイヤーとしてそれをしたいんです。

日本ではD.Leagueというプロダンスリーグが今年からスタートし、映像で舞台裏を目にします。どのチームも泣いたり笑ったり円陣したりと、ステージ上以外のところで熱い関係を築いています。胸が熱くなるのを感じるとともにめっちゃ羨ましかったりします。(プロリーグに出たいわけではないよ)もうアラフォーのオヤジダンサーですが、幼少の頃からの環境からか、そういった気持ちが消えないのはまだまだやり残したことがいっぱいあるからなのでしょうか?


僕はオーストラリアの有名チームに入っています。その中心メンバーは約15年間一緒のチームとして活動していて、10年前まではしょっちゅう大会に出ては熱い思いを経験していました。今では解散はしていないものの、メンバーは各都市に分かれ生活しているため昔みたいにすぐ会える環境にありません。次全員が集まれる日がいつくるかなんて分からないのです。だからといって新しいチームをポンポン作ることはしたくありません。同じ価値観を共有できる仲間と一緒にじゃなければ意味がないのです。

今はいつかくる熱くなれる日まで熱さレベルの充電中です。コロナがもっと収まって僕たちの移動や行動に制限がなくなった時にはその充電を爆発させてやばい熱いことを仲間としようじゃありませんか。それまではスポ根漫画や熱血感動映像を見て我慢しようと思います。思いっきりワクワクできるスポ根漫画みたいな日々が恋しいなと思った水曜日の昼間でした。


「あー、熱い円陣がしたいなー」




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