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hideonakane 映画日記

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中根秀夫の映画日記。美術家です。ふだんFBに書いているものをまとめ直して公開します。基本的に映画館でしか映画は見ません。
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#映画感想文

情熱の王国/カルロス・サウラ監督

スペインのカルロス・サウラ監督の「情熱の王国」を見る。今回初めてサウラ監督の作品に触れる…

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1か月前
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哀れなるものたち/ヨルゴス・ランティモス監督

ヨルゴス・ランティモス監督の「哀れなるものたち」を見る。久しぶりの夜の新宿の若者の多さに…

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5か月前
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ポトフ 美食家と料理人/トラン・アン・ユン監督

第76回カンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞したトラン・アン・ユン監督の「ポトフ 美食家と…

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7か月前
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最悪な子どもたち/ロマーヌ・ゲレ&リーズ・アコカ監督

ロマーヌ・ゲレ&リーズ・アコカ監督の「最悪な子どもたち」を見る。映画はフランス北部の「荒…

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7か月前

Perfect Days / ヴィム・ヴェンダース監督

ヴィム・ヴェンダース監督の「Perfect Days」を見る。世間の評判の高さに比して、残念ながら自…

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7か月前
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理想郷/ロドリゴ・ソロゴイェン監督

スペイン生まれのロドリゴ・ソロゴイェン監督の映画「理想郷」を見る。この映画はある村で実際…

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8か月前

枯れ葉/アキ・カウリスマキ監督

新年ひとつ目の映画にはアキ・カウリスマキ監督の「枯れ葉」を選んだ。いつも通りというのか、笑いの少ない中高年ラブコメディなのだが、枯れ葉の季節にカウリスマキ監督の優しさが心に滲みる映画でもある。 工事現場で住込みで働くホラッパ(ユッシ・バタネン)は、同僚に「金曜だしカラオケに行かないか」と誘われる。気乗りがしないホラッパはカラオケ・バーでは酒を飲むばかりだが、同じように女友だちと来ていたアンサ(アルマ・ポウスティ)と目が合い見初め合う。カラオケ・バーというのは、40代程の男女

トリとロキータ/ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督

ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌの「トリとロキタ」を見る。去年2022年のカンヌ国際映画…

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1年前
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冬の旅/アニエス・ヴァルダ監督

アニエス・ヴァルダ監督(1928〜2019)の「冬の旅」を見る。1985年のヴェネツィアの金獅子賞で…

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1年前
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パラレル・マザーズ, ヒューマン・ボイス/ペドロ・アルモドバル監督

少し前にスペインのペドロ・アルモドバル監督の映画を2本見た。少し立て込んでいて2022年最後…

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1年前
2

アフター・ヤン/コゴナダ監督

コゴナダ監督の「アフター・ヤン」を見る。AIロボットと「家族」めぐる近未来を描いたSF映画で…

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1年前
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秘密の森の、その向こう/セリーヌ・シアマ監督

セリーヌ・シアマ監督の「秘密の森の、その向こう」を見る。18世紀の女性画家と肖像画のモデル…

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1年前
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WKW4K ウォン・カーウァイ4K 5作品

『ブエノスアイレス』(1997)、『天使の涙』(1995)、『花様年華』(2000)、『2046』(2004)、…

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1年前
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魂のまなざし/アンティ・ヨキネン監督

アンティ・ヨキネン監督の「魂のまなざし」を見る。 フィンランドの国民的画家ヘレン・シャルフベック(1862-1946)のことはあまり知られていないのかもしれない。自分は 2015年に日本で初めて紹介された「ヘレン・シャルフベック―魂のまなざし」展を東京藝術大学美術館で見ている。タイトルの「魂のまなざし」はここから取られているはずだ(原題はHELENE。リンクは神奈川県立近代美術館のものから)。 ヘレン・シャルフベックは18歳でパリに留学し、絵画の最新の動向に触れ精力的な創