ジャン=リュック・ゴダール映画祭 その1
去年2022年9月にジャン=リュック・ゴダールが亡くなったのは衝撃だった。1930年生まれ91歳のゴダールは自殺幇助(安楽死)を選択した。ゴダールは「フランスの」映画監督といわれるが、両親ともにフランス系スイス人でフランスとスイス両方に国籍がある。スイスでは判断能力があり利己的な動機を持たないという条件でそれは合法だという。
ゴダールはパリ陥落後の1940年に家族とともにスイスに移り住んだが、それは彼のパリとの距離感に少なからず影響を与えたと考えられる。映画のロケ地としても