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今朝のひでお 2022/1/9 入試シーズンがきた

(毎日書くつもりがこの受験関連で立て込んでいて数日分書き途中になっており、順番が前後するがともかく投稿する)

来週15日には、旧共通一次、僕らの時のセンター試験にあたる、大学入学共通テストがあり、1月には首都圏の中学入試、2月には都内の中学入試が始まる。

実は我が家は、長男が高3で、次男が小6ということで、2名の受験生を抱える「非常事態」が発生している。加えて、どちらも「超優秀」「入試楽勝」なんてことはないので、日々是決戦の気持ちで、残り数日を戦わなくてはならないのである。結果次第では、夫婦仲にも影響が出てしまいそうな、極めて大事な関ヶ原なのである。

まずは中学入試。最近データを見て驚いたのだが、子供の数は減っているのに、中学受験をする子供の数は増えているのである。つまり、「中学受験をする子供の比率が上がっている」のだ。当然、競争も熾烈になっており、それは問題なんかを見てもよくわかる。僕らの頃の中学入試なんかと比べると格段に難易度が上がっている。それ以上にサービス業としての塾のケアが半端ない。集団は以前あるが、一クラスあたりの人数は随分と少なく、注意が行き届いている感じがする。それ以上に個別塾が増えており、1対1で学ぶスタイルは随分と定着している感じは受けている。

僕が小学4−6年で通った四谷大塚(今もある)は、日曜のテストを中心にしていたが、とにかく数十人から100人くらいは入る大部屋に先生一人で、一方的に講義を聞いていたものであるが、そんなことは高校生でもなくなっている。長女の関係で駿台に行ったところ、なんと駿台でも随分も小さな教室で行われており、先生の目が行き届く感じになっていたのには驚いた。河合にも行ったが、そこそこ大きな教室ではあったが僕らの頃のような超巨大教室なんかは存在しないのかもしれない。

いずれにしても自分もやっていたとはいえ、小学生を4年生、最近では1年生から行くらしいが、週3−4日も塾に行かせるというのはどんなものなのであろう。本来はもっと体を使って運動したり、自然に触れさせる方が遥かにいいのではないかと思ってしまうのだが、東京に住んでいると、なんとも言えないピアプレッシャーと公立学校への不安が、皆を塾に向かわせてしまうのだろう。そうなると早い方がいい、いい塾に席を確保したいということになり、通塾の若年化が進む。塾側も早期に囲い込めば、安定した収入源になりうるのだから、それは熱心にもなろう。

コロナで塾や受験に関する熱が冷めたり、親の収入環境の激減で塾代を払えない家族でも増えるかと思っていたら、地域差はあるのかもしれないが、あまり、全く息子からそんな話(塾の知り合いが急に来なくなった等)を聞いたことは全くない。このあたりも例の「親ガチャ」の話に関わってきそうな感じさえするのである。

「二月の勝者」という中学受験を題材にしたドラマが一時期周辺で非常に流行ったが、そのコピーが、「父親の経済力と母親の狂気」と書いてあったが、結構笑えない。ドラマの中でも父親が受験でおかしくなってDVとなり、離婚してしまうことがあったり、母親がおかしくなって塾にやってきたりと、なんか実際にありそうな話が満載である。

「名前をなくした女神」という2011年の4−6月に放送されていたドラマは、小学校受験、いわゆる「お受験」をテーマにしていたが、小学校受験はまだ親のポーションが大きいので、親へのプレッシャーの大きさが、ちょうど長女のお受験シーズンと被っていた我々夫婦は嫌な感じだねーと思いながらもしっかり見ていたが、まさか、今度「二月の勝者」でも中学受験とタイミングが合うとは、偶然にしてもあまり笑えないねーと妻と話しているのでしたが、そんな間はまだ平和なのでしょう。

僕は実は中学入試で本当に大きな挫折をしたので、できれば次男にはそんな気持ちにさせたくはないのだが、もうそんなことを言っているタイミングではないのである。1ヶ月以内に全ては決まっている。

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