書評:おいしいニッポン

おいしいニッポンー藤野英人

変われる人・変われない人で10年後の未来は変わる

2020年だけでスタートアップがおよそ4600円も資金調達。5〜6年前はほぼゼロだったことを考えると著しい成長

企業に年齢は関係ない。例えば、ACSLという国産産業用ドローンメーカーは国立大学の教授が64歳でいきなり起業という大チャレンジをして、69歳でマザーズ上場という20〜30代のキラキラな起業家がやるようなことをいきなり実現した

2040年に明るい未来を迎えられるのはこれから来る未来に向けて準備をし何らかのアクションをした人だけ

怒りや不安、矛盾に目を向けそれを解決する方向に向かって進んでいけば楽しく明るい未来を自分で切り開いていける

藤野さんも千葉さんも基本的に人を見て投資している。人を見て投資するのが一番の王道と言うか勝率が高い投資の一つがあり方だと考えている。マザーズ上場上場レベルでさえ仕組みで稼ぐほど会社は成熟していないことがほとんど。創業社長や経営メンバーと言った人が大切で、メンバーの底力とか胆力、夢といったところに会社の成長がすごく引っ張られる。

逆算の思考で目標を持つことが大切で、具体的に解像度高く目標を設定することが重要それには二つの要件があって、一つは数値的に定義できることもう一つは他人に説明ができて第三者から見てみてもらえるゴールであること。

今の起業家は当時の幕末の剣士のように維新を起こそうとしている

1. テクノロジーを社会実装できる、新しいテクノロジーに合わせて仕組みそのものを変革できる産業・企業が伸びる


男女関係なく子供が夢中になるスプリンギン。世界のトレンドとしてノーコーディングつまりコーディングをほとんど必要としないプログラミング手法が広がっている。子供たちが当たり前にプログラミングを学ぶ今の時代は「誰がプログラミングを教えるのか?」ということや「教師たちがプログラミングができないので教育現場は困る」ということが用意に想像できる。スプリンギンは文字を一切使わず自分が書いた絵を画面に置いて動かしながら簡単にゲームやアプリなどのプログラムが作れるもので子供は楽しく学べる。 (※教える人もプログラミングの知識ゼロでいい)

2. アフターコロナの暮らし方働き方

 
5Gの普及によって働き方や暮らし方が変わることは間違いなくコロナかはその変化は早めただけの可能性
「意識」「制度」「技術」の三つの壁を考えた時に意外に高い壁となるのが「意識」
在宅での勤務を考えた時、本来コロナ禍と関係なくもっとお金を使う部分であったのではないか?オフィスへの投資部分を在宅の整備の支援に充てられたら満足度も上がる可能性
新たな住まい方や働き方について思考を深めればその中には非常に大きなビジネスチャンスが見えてくる
公私混同社会を裏で支えるテクノロジーやサービス
手荷物一つ持っていけばどこでも暮らせるADDress

3. ダイバーシティは成長の必須要件


老害というのは思考が古い人ではなく思考がアップデートしない人
バリアをバリューに置き換えるミライロID

4. 独自の魅力が光る地方が増えるー 日本全国どこでも価値がある


藤野さんはこころから地方はみんないいと思っている。富山県朝日町(過疎地域)で(現地でコミットしてくれるパートナーは必要-坂東秀昭さん)みらいまちラボを立ち上げ。

里山を生かした施設がどんどん増える
例として、スイデンテラス (ヤマガタデザイン)、ヘルジアン・ウッド (GEN風景)
地方で見逃されている価値に注目する。地元の人たちからすればなんということない水田地帯の魅力を見える化する。地域の人と同じ未来を見ながら子供や若い世代が魅力を感じるまちづくりを実践 。地方で見逃されている価値に注目する。

起業を増やさなければ地方が衰退していくという危機意識を共有することから始まった。(ジャパンチャレンジャープロジェクト跡継ぎベンチャーサミット

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