「プロダクトマネジメントのすべて」の制作物(らしきもの)をPickupしてみたので共有してみる 【2422文字】

「プロダクトマネジメントのすべて」に書かれている作成物らしきものをPick upしてみた。

●経緯

近々リリースする新サービスを担当することになり、来期に向けて(期の始まりが6月なので)、PRDを作成している。

弊社は、「プロダクトマネジメントのすべて」のWhyの部分の調査がスゴい重厚で情報がたくさんあったり、新サービス立ち上げのため、右往左往した形跡があったりで、上から読んでいったら情報が多過ぎる上に、右往左往している部分で混乱しかねない。

そういうタイミングであったり、状況のため、改めてPRDを整理することにした。

ちょうど良い機会なので、他社で利用されている(であろう)PRDのフォーマットに沿って書いてみようとしたのだが、書けるには書けるが何かFITしない。

そういうことで、「プロダクトマネジメントのすべて」に書かれている作成物らしきものをPick upしてみた。

なぜPick upしたのかというと、おそらくこれ全部を作成することはなかなかないと思うのだけれど(主に時間の都合で)、そういう現実的な条件を抜きにして、理想的にFullに分析・情報の整理をしたら、どんなモノがあるのかを一覧にしたくなった。

その一覧から、状況に応じて必要なものをチョイスして作成すれば、抜け漏れが減るのではないかと。

そんなわけで、目次ベースでPick upしたのが下記。
※読み方は後述

●「プロダクトマネジメントのすべて」に書かれている作成物らしきもの一覧

- #Chapter 1: プロダクトの成功を定義する3要素の明確化
 - ビジョン
 - ユーザー価値
 - 事業収益
 
- #Chapter 4: プロダクトの4階層
 - Core
   - ミッション
   - ビジョン
   - 事業戦略
     - #Chapter 5: プロダクトのCore
       - 全社戦略
       - 事業戦略
 - Why
   - 「誰」を「どんな状態」にしたいか
     - #Chapter 6-1: プロダクトのWhy
       - ターゲットユーザー
       - バリュー・プロポジションキャンバス ー カスタマープロフィール
       - バリュー・プロポジションキャンバス ー バリューマップ
   - なぜ自社がするのか
     - #Chapter 6-2: プロダクトのWhy
       - 外部環境の分析
       - 強み・弱みの分析
       - ターゲットを定める
       - 価値の方針を定める
   - #Chapter 6-3: プロダクトのWhy
     - ペインとゲインの仮説検証
 - What
   - ※ユーザー体験
     - #Chapter 7-1: プロダクトのWhat
     - ユーザー(ユーザー体験)を知る・理解する
     - ユーザーのゴールを知る
     - ユーザーの行動や期待値を知る──メンタルモデルダイアグラム
     - カスタマージャーニー
     - ワイヤーフレーム
   - ※ビジネスモデル
     - #Chapter 7-2: プロダクトのWhat
       - ビジネスモデル
       - ビジネスモデルキャンバス
       - ソリューションを仮説検証するユーザーインタビュー
   - ※ロードマップ
     - #Chapter 7-3: プロダクトのWhat
       - 優先順位
         - ロードマップ
         - マイルストーン
         - 評価指標
 - How
   - #Chapter 8-1: プロダクトのHow
     - バックログ
       - バックログの優先順位
       - バックログの見積り
   - ユーザーインターフェース
   - (システム)設計
   - (システム)実装
   - Go To Market (計画)
     - #Chapter 8-2: プロダクトのHow
       - プライバシーポリシーと利用規約、価格、マーケティング施策、営業やサポート体制
   - #Chapter 8-3: プロダクトのHow
     - KPIレポート
     - ユーザーフィードバックレポート
     - リリースのふりかえり
     - 仮説に答えを出す
     - プロダクトのCore、Why、What、Howを見直す
- ※プロダクトの方針を可視化する
 - リーンキャンバス
 - マイルストーン

●読み方

ざっくり下記の通り。

Chapter は「#Chapter (数字)」 と記載しています。

詳しい内容が書かれたCapterがあれば、インデントを入れて差し込んでいます。具体例でいうと下記のChapter 4と5。

Chapter 5は、Chapter 4の事業戦略について細分化して書いてる部分があったので下記のように記載しています。

※Chapter 5にはミッションやビジョンについても本部では書かれていますが、制作物らしきものが他になかったので、ミッション・ビジョンには追記していない。
下記だと「プロダクトのCore」が記載されているChapter 5で、事業戦略のことしか書いていないように読めなくはないが、目的は達成できるので気にしないことにした。

………
- #Chapter 4: プロダクトの4階層
 - Core
   - ミッション
   - ビジョン
   - 事業戦略
     - #Chapter 5: プロダクトのCore
       - 全社戦略
       - 事業戦略
………

書き終えてから言うと、著書の目次を読めばいいだけやもしれない。

ただ、同じような悩みを抱えた方がいたら、制作物らしきものだけをPick upしたので参考になる方もいるかもしれません。ご参考までに。

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