高柳英範

インハウスのプロダクトデザイナーでしたが、リタイアして読書や散歩を楽しんでいます。

高柳英範

インハウスのプロダクトデザイナーでしたが、リタイアして読書や散歩を楽しんでいます。

最近の記事

ジブリのシネマ・コミックにカバーをかける

あのセリフは何だったけとか、あの場面はどうだったっけ、なんてことをおさらいするのに、ジブリのシネマ・コミックはとても役に立ちます。 例えば、ラピュタでパズーの部屋のお父さんが撮ったラピュタの写真がカットによって微妙に違うこととか。 まあ、そんなわけで何度見ても飽きないアニメーションとともに何度見ても飽きないシネマ・コミックが数冊あります。が、表紙の色彩がやや強めで、うーん、本棚に置くと目立ちすぎるというか、書店に陳列棚じゃないんだからという気分になったりします。 そこで

    • フォルムベイジング

      カラーベイジングとは、ある色を次々と探してその色に浸るという行為を言うようです。 例えば「今日は『黄色』を探すぞ!」と決めて、まちを歩いてストリートファニチュアや標識や看板など黄色のものを探すのです。探すと言うより目についたものを認識するといった方が近いかもしれません。 黄色のクルマ、ショーウインドウの黄色のドレス、踏切の標識、公園のジャングルジム・・黄色を意識した途端、黄色のものが目に飛び込んできます。 じゃあ、色彩ではなくカタチだっらどうだろうと、まちを歩いてみました。

      • あそびにきてね

        ブライアン・ウイルソンの歌や谷川俊太郎の詩に影響されて自宅への道順を作ってみました。 新居に引越しをした頃、宇宙人の友だちに案内をするという体裁で書いたものです。 =================== ==================== もう30年以上も前に書いたものです。今では宇宙人もスマホを使って迷わず来られることでしょう。

        • ある日の猿

          朝、カニをいじめて遊んでいたら、村の方から、背に幟を掲げ鉢巻をして犬を連れた少年が歩いてくる。幟には何とも大層なことが書いてある。刀も差している。物騒だな。自信たっぷりな態度を見て、ちょっとからかってやろうと近づいた。 よう、兄ちゃんそんなナリをして何処へ行くんだい。すると犬が前に出て、この方は村人を苦しめている賊を退治しに行かれるのだという。君も手伝ってくれないか、見ると腕力がありそうだ。さっき柿を食べたばかりだけれど、うまそうな団子をくれるというのでついてゆくことにした。

        ジブリのシネマ・コミックにカバーをかける

          「楡家の人びと」に書皮をかける

          書皮とは、書店で文庫本や新書を買うと「カバーおかけしますか?」と聞かれる書籍にかける紙のことです。大きな書店ではオリジナルの書皮が用意されていて、「あ、紀伊國屋で買ったんだな。」とか「丸善のカバーだな。」とかがわかるものです。近年はセルフレジなどが普及して、書皮は自由にお取りくださいと別の場所に置いてあることがあります。 本を自宅で読むぶんには買ったままの状態でも構いませんが、いざ外に持ち出すと、なんだか居心地の悪い気持ちになります。 それは以下の理由によるものかなと考えま

          「楡家の人びと」に書皮をかける

          簡素な玩具

          「ガダラの豚」(中島らも著 1993年)を本箱の奥から出して読んでいました。 「木の切れっ端に布をまきつけただけの人形だった。布はもうすりきれてぼろ屑のようになっている。シオリはそれをしっかりと胸に抱きしめた。」という文がありました。 過酷な環境で生きる少女の様子を描写したものですが、一方で簡素なものでも想像力をもって遊べるとも解釈できます。 ところで、うちの猫は出来合いのオモチャではなく、お菓子空き袋を結んだだけのものに喜んで飛びついて遊んでいます。 自分が子どもの頃

          今日は6月のわりに涼しくて過ごしやすい日でした。ショッピングモールは平日にも関わらず賑やかで、つい雑誌を2冊も買ってしまいました。

          今日は6月のわりに涼しくて過ごしやすい日でした。ショッピングモールは平日にも関わらず賑やかで、つい雑誌を2冊も買ってしまいました。