#23 専門的な情報をわかりやすく伝えることについて

最近、専門的な情報をできるだけ分かりやすく伝えるように気をつけて記事を書いているけど、なかなか伝えるのって難しい。

noteは双方向でやり取りできるのか分からないですが、正しい情報が分かりやすく伝わっているのか?文章は長すぎないか?などなど。

そもそも、自分が知っている分野のことってどこで引っかかったかあんまり覚えていないことも多いし、ずっとサイエンス寄りのことをやってきた人間からすると、どういう伝え方をすると分かりやすいのか試行錯誤の毎日。

本当は双方向で意見交換しながらっていうのが良いんだろうね。

TV等におけるサイエンス番組の役割

そういう意味で、多くのサイエンス側の専門家とエンタメ側の専門家(=TV製作側)がタッグを組んで、視聴者に分かりやすく伝えることの意義は大きいと思う。

試してガッテン、サイエンスZERO、池上彰の〜〜、など。

コロナ周りで言えば、最近、山中先生が専門外にもかかわらず、コロナ情報をできるだけ正確に、精力的にまとめてくださったりしています。

5/17にはNHKスペシャルに出演されていたようで、私はまだ見ていないのですが、いま膨大な数のコロナ論文が出ているところ、AI等で効率良く重要な論文を抽出し、それを解説するような取り組みをされているようです。

さすがNHK、各々の分野の有名な先生方がたくさん出てらっしゃいます。

ちなみに、会員登録さえすれば6/1までは無料で見られるようです。

それと、今度の5/31(日)23:30〜NHK Eテレで、完全に同じ内容ではないと思うのですが、論文解析プロジェクトについて紹介するようです。

サイエンス分野の池上彰さん?

山中先生、めちゃくちゃ忙しいはずなのに、色々と正しい情報を分かりやすく発信されようとしている姿は非常に共感します。

なんか、サイエンス版の池上彰さんに見えてきた(^^)

多分、山中先生は気さくな人柄ももちろんあるけど、みんなに正しい情報を伝えたい!という熱意がいろんな人を巻き込んで、いま引っ張りだこの状態になっているんじゃないかな、と思います。

専門情報を扱うメディアの役割

いまは全員がこの惨禍に対して同じ方向を向いているからこそ、コロナという特定の分野の情報が集まるし拡散されていくけど、本当は他のいろんな専門分野についても同じように、一般消費者の方が正しい情報を分かりやすく得られるようなメディアにしていくべきなんじゃないかと思う。

いま所属している会社ではサプリメントの原料を扱っていますが、健康食品業界は玉石混交で、いい加減な会社もあれば、しっかりした研究をしている会社もあります。

また、健康食品に限らず、医薬品や、例えば◯◯ダイエットとか、◯◯運動法とか、巷には情報が溢れていて、何が正しいか分からない状態です。

一歩間違うと、健康被害にあったり、少なくとも大事なお金をドブに捨てるようなことになりかねません。

これをなんとかしたいとずっと思っていて、ライザップのように「自分に合った究極のオーダーメイド型健康サービス」みたいなのも一つの解決方法ですが、別の解決方法として、今回の山中先生の事例が参考になるかもしれないと思いました。

例えばですが、様々な分野ごとに「専門家の意見を分かりやすく伝えるメディア」をつくるとか、サイエンス版Wikipediaをつくるとか。

言うは易し行うは難しではあるんですが、誰かおんなじこと思ってる、もしくは共感してくれる人がいると思うんだよなぁ〜

まずは想いを発信して、自らも情報を探して、、、時間はかかるけど地道に続けていきます。

それではまた明日!

<了>

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