#31 クラウドファンディングやSNSを介した迅速な医療従事者支援

今日の日経新聞に、僕が支援している医療系のNPO法人「ジャパンハート」の取り組みが載っていました。

注目している取り組みが紹介されていると、なんか嬉しくなりますね(^^)

記事では「#マスクを医療従事者に」という言葉を合言葉に、全国の病院に200万枚以上の医療用マスクを配送したジャパンハートさんの取り組みが紹介されていますが、その活動に賛同されたラクスルさんとかオルビスさんとかオイシックスさんとかのことも紹介されています。

ラクスルさんは物流なので分かりやすいのですが、化粧品会社であるオルビスさんがなぜ?と思うかも知れません。

先日の共同記者会見の際には詳細までは分からなかったんですが、ハンドクリームを提供していたんですね。

実は私も「コロナ禍に対峙していろいろと考えていること(Vol.003)」という記事の中で、看護師である高校時代の同級生が、消毒アルコールの使いすぎで手が荒れる→手が荒れると感染しやすくなる→でも消毒しないといけない、という悩みがあることを聞いていました。

私の会社の取引先にQ10入りクリームを出している会社がいくつかあるので、そういった繋がりを生かせないかと思っていましたが、具体的にどう動けば良いのか皆目見当もつかず、結局何もできずじまいです・・・。

こういった時間との闘いの中では、トップダウンでスピード感を出していかないと意味ないし、そんな動きができるのが羨ましい。。。


ところで、記事では上記の取り組み以外にも医療従事者を支援する取り組みが紹介されています。

その中に、キャンピングカーを使った医療支援を打ち出しているCarstayというスタートアップが紹介されていますが、この会社、「本当の意味で支援になっているのか?はよく考えないとね(Vol.009)」という記事の中で紹介していたのと同じ会社でした。

この会社は最終的にはトヨタの支援を得たのですが、どのような背景でトヨタの支援を取り付けたのか?といったことを知りたい、と記事で書いていました。少し引用します。

こういった資金はどこから出ているんだろう?と見てみると、前者は羽田空港の運営会社、後者はトヨタからの寄付のようです。
それぞれ自社の事業に関連のある取り組みとなっていますが、PR的な意味合いなのか、それとも社長の想いでやっているのか。
こういったことには今後も注視していきたいと思いますが、他の企業にとってもWinとなるような仕組みがあればもっと支援の輪が広がるんだろうな、と思います(いまは全くアイディアないですが)。


それが、今回の記事で少しだけ裏側が見えてきました。こちらも引用します。

当初、車両の所有者に支払うレンタル料金や搬入出費は、CF大手のCAMPFIRE(キャンプファイヤー、東京・渋谷)で調達する計画だったが、目標の1000万円に達しない。1例目を納車後、早期に提供台数を増やそうと駆け込んだのが、トヨタグループだ。
同グループは自動車を使った医療支援に乗り出していたため、約1週間後にはトヨタファイナンシャルサービス(TFS)などが協賛を発表。資金協力したほか、デンソーもキャンピングカーに設置する消毒装置を無償提供するなど、グループの強みを生かした側面支援が決まった。
カーステイの宮下晃樹社長は「(協賛で)目標の100台も夢ではなくなった」と話す。同社などは5月末までに6医療機関に11台のキャンピングカーを搬入。今後、さらに10台の提供を予定している。グループにホテルや百貨店を持つ小田急電鉄も、車内で使用してもらうシーツやタオルなどのリネン類を提供。サポートの輪が広がった。

外から見ていると結果しか見えないので背景が良く分からなかったですが、やはり裏側ではこういった動きがあるものなんですね。

僕もクラウドファンディングを使って医療従事者や飲食店を支援する仕組みをいくつか考えていますが、なかなか行動に移せていません。

ですがこういった紆余曲折や試行錯誤をみんなしていることが分かると少し勇気をもらえるというか、強い想いと行動力があれば結果はあとからついてくるのかも、という気持ちになりました。

もうあと一歩がんばってみよう(^^)

ではまた明日!

<了>

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