カンフースタントマン 龍虎武師
今年1月6日(金)に日本でも公開になった、
『カンフースタントマン 龍虎武師』!
■映画『カンフースタントマン 龍虎武師』公式サイト
香港映画・カンフー映画好きの自分としては、
めっちゃ気になってたのですが、
結局劇場には観に行けませんでした…。(T T)
が、6月2日(金)に待ちに待ったDVDが発売になったので迷わず購入!
ちなみにですが、残念ながらBlu-rayは発売されませんでした…。
それでもまぁ、ちゃんとソフトになってくれたのは嬉しい限り!
本作、どんな作品かと言いますと、
香港映画界で活躍したスタントマンや映画監督にインタビューを行い、
映画の該当シーンとともに、
スタントやアクションの歴史や裏話などをつづった、
ドキュメンタリー映画です。
自分の世代だと、もちろん作品は見ていたのですが、
物心ついたころにはブルース・リーは亡くなっていて、
小学生の頃は、コミカル要素も多いジャッキー・チェンの、
『カンニング・モンキー 天中拳』
『スネーキーモンキー 蛇拳』
『ドランクモンキー 酔拳』
『クレージーモンキー 笑拳』
あたりがテレビのロードショーなんかで良くやってて、
テレビでカンフー映画を見た翌日は、
学校で友達とカンフーごっこをやったものでした。(^^)
そして小学校6年生の時に『プロジェクトA』が、
中学校1年生の時に『ポリス・ストーリー/香港国際警察』が、
日本で劇場公開!
この2本はテレビ放送があった時にビデオに録画して、
テープが擦り切れるくらい観てました!(^^)
そんな小学生時代を過ごしたので、
若干ジャッキー・チェン寄りな部分はありますが、
その後も香港映画・カンフー映画は大好きで良く観てました。
ただ、やはりターニングポイントは1997年の香港返還ですかね…。
いろいろ個人的には思うところがない訳ではありませんが、
ここで語るのも野暮なので、とりあえずスルーします…。(^^;)
とにもかくにも、
自分が憧れた香港映画・カンフー映画の黄金時代に活躍されていた、
スタントマンや映画監督たちの当時の想いや裏話などを、
該当映画のシーンを観ながら話が聞けて、
自分にとっては超ムネアツな作品でした!
ただまぁ、後半は1997年の香港返還以降、
香港の映画業界がどんどん衰退していく訳ですが、
その辺りに関しても、余すところなく伝えてくれています…。
ネットを見ていると、この作品の感想で、
古き良き時代とか言ってみんな自分に酔っててドン引きしたとか、
後半は衰退したスタント業界の描き方に悲壮感が出ててがっかりしたとか、
後半が尻すぼみだとか、観た後スッキリしないとか、
いろいろ書いてらっしゃる方々がいらっしゃいましたが、
世の中、栄枯盛衰があって当然で、
その中で自分の仕事にプライドを持って一生懸命生き、
衰退したからと言って泣き言を言ってるだけではなく、
年老いても香港の映画業界への愛を捨てずに、
未来のアクションスターを育てることを諦めてないベテランと、
仕事が少なく、賃金は安くとも、
やりたい仕事に向き合って、一生懸命頑張っている若者たち。
今すぐに状況が良くなるようなことはないかもしれませんが、
自分は観てて、今後の香港映画業界や、
スタント業界には希望が持てました!
これからもまた、香港映画業界発信の、
素敵な作品がたくさん観れると信じてます!!(*^^*)
とっても良いドキュメンタリー映画なので、
香港映画・カンフー映画好きの方がいらっしゃったら、
ぜひご覧になってみてください!(^^)/
P.S.
自分はこの作品観て、
日本のアニメ業界にも近いところあるよなぁとか思っちゃって…。
1970年代から90年代に隆盛を極めた香港映画界。
それを支えたカリスマ的なスタントマンたち。
香港返還以降、海外に活躍の場が広がり世界に出て行く人材。
隆盛を誇っていたスタジオの閉鎖。
スタントの仕事の激減、ベテランたちの高齢化、
中国本土でのスタントマンの大量育成。
衰退していく香港映画界…。
未来のために後進を育て、
香港映画界を盛り立てようとがんばるレジェンドたち!
自分もまだまだ若輩者ではありますが、
もっと頑張らないといけませんなぁ…。(^^;)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?