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リーダー・エフェクティブネス・トレーニング

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リーダー・エフェクティブネス・トレーニング(L.E.T)に関する記事です。コミュニケーションの向上に大変有効です。
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#アクティブ・リスニング

「リーダー・エフェクティブネス・トレーニング(L.E.T.)」の体験

L.E.T.とは  部下など、コミュニケーションに苦しんでいる方は多いと思います。「リーダー・エフェクティブネス・トレーニング(L.E.T.)をご存じでしょうか。私は、当講座を受講する機会が得られました。この技法を学ぶと、コミュニケーションが劇的に改善します。トレーニング中心のメニューでもあり、非常に取り組みやすかったです。 L.E.T.の技法、学び 主として以下の技法を学びます。 理論・スキル紹介、演習、ワークブック演習を実践するため、学習の効果が非常に高いです。そ

ベーシックリスニングスキルー共感と信頼を育む、心のこもった聴き方

 相手が抱える問題を共有し、共に解決への道を探るためには、単に話を聞くだけでなく、相手の心に寄り添い、共感を持って聴くことが不可欠です。ベーシックリスニングスキルは、このような共感的なコミュニケーションを築くための基盤となるスキルセットです。これらのスキルを意識的に実践することで、相手との信頼関係を深め、問題解決を効果的にサポートすることができます。  リーダー・エフェクティブ・トレーニング(L.E.T.)では、アクティブリスニング(A/L)が特に注目されますが、普段の会話

L.E.T.における種々の「メッセージ」を使い分けてコミュニケーションを効果的にする

 L.E.T. (リーダー・エフェクティブ・トレーニング) では、リーダーが効果的なコミュニケーションを行うために、さまざまな「メッセージ」を適切に選択し、使用することが重要とされています。  ここでは、各メッセージを横串で捉え、使用目的と、それが適切である具体的な状況について考察します。  行動の窓モデルから見た場合、主として以下の黄色の部分を指します。この使い分けはL.E.T.においても肝となります。 1. I-Mメッセージ(アイメッセージ) 使用目的  I-Mメッ

適切とはいえないアクティブ・リスニング(A/L)の代表例(L.E.T.より)

 リーダー・エフェクティブ・トレーニング(L.E.T.)では、アクティブ・リスニング(A/L)を多用します。A/Lは円滑なコミュニケーションを行うのに非常に有用な手段です。A/Lは、相手の言葉と感情を深く理解し、それを相手に確認する方法です。  しかし、多くの人がこの手法を誤解し、適切に実践できていないことがあります。以下に適切とはいえないA/Lの具体例とその問題点を挙げてみます。 引き出す、聞き出すことを目的とする  アクティブ・リスニングの目的は、相手の言葉を引き出し

1on1の対話を変えるーアクティブ・リスニングによる人間関係構築の術

 先般、「能動的傾聴:アクティブ・リスニングで築く信頼関係ー川上真史氏より」という記事を公開しました。  アクティブ・リスニングは、リーダー・エフェクティブ・トレーニング(L.E.T.)でも中核となっている重要な技術です。今回は、1on1ミーティングの中でのアクティブ・リスニングのあり方について考察してみたいと思います。  1on1ミーティングは、上司と部下、先輩と後輩、同僚同士など、様々な関係性の中で行われる非常に重要なコミュニケーションの機会です。このような1対1の場

能動的傾聴:アクティブ・リスニングで築く信頼関係ー川上真史氏より

 川上真史ビジネス・ブレークスルー大学教授の「企業と心理学 トピックス #10 アクティブ・リスニング」というテーマ。アクティブ・リスニングは、単に相手の話を一生懸命に聞くだけではなく、聞き手が能動的に質問や働きかけを行いながら、話し手の発言内容を深く理解しようとする技法です。この技法の目的は、話し手自身が今まで気づいていなかった自分の真の思いや感情、意図などに気づくことを促進することにあります。  私も時々取り上げている、リーダー・エフェクティブ・トレーニング(L.E.T

ギアシフトーリーダーシップと対人関係のためのアクティブ・リスニング技術ーL.E.T.

 「ギアシフト」とは、リーダーシップや対人関係において、自己の意見を表明した後に相手の反応を適切に処理する技術を指します。具体的には、自分の意見を伝えた後に相手が動揺したり反対意見を示したりする場面で、アクティブ・リスニングを用いて対話を促進する方法です。このプロセスは、相手の感情や立場を理解し、尊重することを目的としています。  まず、相手の反応を慎重に聞くことから始まります。例えば、「いやいや、そうはいっても」というフレーズは、相手の意見や感情に対する反応として用いられ

L.E.T.による効果的なアクティブ・リスニングーコミュニケーション技術としての展開

 効果的なアクティブ・リスニングは、相互理解を深め、信頼関係を築くための重要なスキルです。リーダー・エフェクティブネス・トレーニング(L.E.T.)では、アクティブ・リスニングを非常に重視し、これをコミュニケーションの基本としています。L.E.T.の考えでは、アクティブ・リスニングは単に相手の話を聞くだけでなく、相手の感情や意図を理解し、それに共感することが求められます。このようなアプローチは、相手との信頼関係を築き、お互いの理解を深めるために非常に有効です。以下に、効果的な