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リーダー・エフェクティブネス・トレーニング

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リーダー・エフェクティブネス・トレーニング(L.E.T)に関する記事です。コミュニケーションの向上に大変有効です。
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「リーダー・エフェクティブネス・トレーニング(L.E.T.)」の体験

L.E.T.とは  部下など、コミュニケーションに苦しんでいる方は多いと思います。「リーダー・エフェクティブネス・トレーニング(L.E.T.)をご存じでしょうか。私は、当講座を受講する機会が得られました。この技法を学ぶと、コミュニケーションが劇的に改善します。トレーニング中心のメニューでもあり、非常に取り組みやすかったです。 L.E.T.の技法、学び 主として以下の技法を学びます。 理論・スキル紹介、演習、ワークブック演習を実践するため、学習の効果が非常に高いです。そ

ギアシフトーリーダーシップと対人関係のためのアクティブ・リスニング技術ーL.E.T.

 「ギアシフト」とは、リーダーシップや対人関係において、自己の意見を表明した後に相手の反応を適切に処理する技術を指します。具体的には、自分の意見を伝えた後に相手が動揺したり反対意見を示したりする場面で、アクティブ・リスニングを用いて対話を促進する方法です。このプロセスは、相手の感情や立場を理解し、尊重することを目的としています。  まず、相手の反応を慎重に聞くことから始まります。例えば、「いやいや、そうはいっても」というフレーズは、相手の意見や感情に対する反応として用いられ

L.E.T.による効果的なアクティブ・リスニングーコミュニケーション技術としての展開

 効果的なアクティブ・リスニングは、相互理解を深め、信頼関係を築くための重要なスキルです。リーダー・エフェクティブネス・トレーニング(L.E.T.)では、アクティブ・リスニングを非常に重視し、これをコミュニケーションの基本としています。L.E.T.の考えでは、アクティブ・リスニングは単に相手の話を聞くだけでなく、相手の感情や意図を理解し、それに共感することが求められます。このようなアプローチは、相手との信頼関係を築き、お互いの理解を深めるために非常に有効です。以下に、効果的な

L.E.T.による対立解決ー「メソッドIII」と「価値観の衝突」の違いを理解することで無駄なエネルギーを使わない

 L.E.T.(リーダー・エフェクティブネス・トレーニング)において、非受容、私たちが問題を持つものとして、「メソッドⅢ」と「価値観の衝突」がありますが、異なるアプローチを提供しています。それぞれについて、私も過去に取り上げてはいますが、比較する観点で改めて取り上げてみたいと思います。これらの違いを理解することは、それぞれの概念が対処するニーズや状況を把握し、適切な解決戦略を選択するために重要になります。  これらの違いは主に対立の性質、存在するニーズの具体性、および解決に

「Youメッセージ」のコミュニケーションへの影響ー課題と解決策

 「Youメッセージ」は、他者に直接向けられる言葉遣いで、相手の行動や性格を批判的に指摘することが特徴です。このコミュニケーションスタイルは、相手に責任や非難を感じさせることが多く、受け取り手を守りに入らせ、防御的な反応を引き出す傾向があります。Youメッセージを使用すると、相手は自分が攻撃されていると感じ、建設的な解決に向けた話し合いが困難になることがあります。  Youメッセージは、相手の行動や性格に焦点を当てるため、対話の際に緊張感を生み出す可能性があります。相手は自

L.E.T.で学ぶ対決的I-メッセージーリーダーの感情表現と人間関係構築

 L.E.T.(リーダー・エフェクティブネス・トレーニング)では、対決的なI-メッセージは、コミュニケーションスキルを向上させるための非常に重要なツールの一つとして位置づけられています。このトレーニングプログラムでは、リーダーやマネージャーが日常的に直面する対人関係の課題を、より効果的かつ建設的な方法で解決するための具体的なスキルを学ぶことができます。その中でも特に重要視されているのが、自分自身の感情やニーズを率直に伝えるために「I-メッセージ」を活用することです。この手法は

「価値観の衝突」のダイナミクスーL.E.T.アプローチによる解決策

 「価値観の衝突」は、異なる個人間の価値観や信念が相互に矛盾する場合に発生する対立です。人々が異なる文化的背景、教育、経験などから来る多様な価値観を持っているため、価値観の衝突は避けがたいものです。特に組織やチーム内で価値観の衝突が起こると、その解決策を見つけることがチームの成功に不可欠です。これらの衝突は、個人間の関係のみならず、組織全体の効率やモラルにも影響を及ぼす可能性があります。したがって、効果的な対処方法を学び、適用することが重要とされています。  リーダー・エフ

L.E.T.における対立解決ーメソッドIIIの効果的適用

 「No-Lose 対立解決法(メソッドIII)」は、L.E.T.(リーダーシップ・エフェクティブネス・トレーニング)の重要な概念の一つであり、組織内で発生する対立を解決するための効果的な手法を提供します。この方法は、対立が生じた場合に、すべての関係者が納得できる解決策を見つけることを目的としています。具体的には、個々のニーズを尊重しながら、全員が参加する協議を通じて、共同で問題解決に取り組むプロセスを促進するのです。  このアプローチの核心は、「負けなし」で問題を解決する

効果的なリーダーシップのための「行動の窓」モデルーL.E.T.より

 「リーダー・エフェクティブネス・トレーニング(L.E.T.)」における基本的な概念である、「行動の窓」について考えてみたいと思います。  リーダーの主要な役割として問題解決の促進者であることを認識することは、多くの組織やグループの運営において非常に重要です。グループのリーダーに求められるのは、メンバーの問題を解決することであり、組織やチームが直面する課題に対して積極的に対応することです。特に、メンバーが自身のニーズを満たすことができず、または組織の目標達成に至らない時、リ

エフェクティブなコミュニケーションへの道ーL.E.T.において、ロードブロックとその解決策

 リーダー・エフェクティブネス・トレーニング(L.E.T.)の中で、コミュニケーションの12のロードブロックが挙げられています。ロードブロックは、対話の中で発生する一般的な「障壁」であり、効果的なコミュニケーションを阻害する多くの行動を意味します。これらの行動は、職場の人間関係だけでなく、個人的な関係においても相互理解や信頼構築の妨げとなるため、人事管理の観点から特に注意を払うべき事項です。以下では、これらのコミュニケーションの障壁と、それらを克服するためにはどうすれば良いの