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理想とは

3月末で複業の仕事を辞め、パン屋のみになった。そのことを話すと、「もったいない」「理想の働き方だったのに」など言われることがあり、受け流しつつもちょっとモヤモヤした気持ちになった。

「今」だけを見れば良い働き方かもしれない。
でも5年後、10年後はどうだろう。

複業での仕事は経験と知識の切り崩しだった。これまでそこで働いた経験があってこそ成り立つ働き方。その時間しかその仕事に触れることができないため、自身の成長にも繋がりにくい。立場としても現状維持が良いところだろう。
それに加え、パン屋と何か繋げられることがあるのではと考えていたが、この働き方、この職場では難しい。そう考えるようになったことも辞めた理由のひとつでもある。

自分の行動は自分の想像を超えない

最終出社日、このひと言を目にした。
まさにこれだと思った。
続けていたらなっていたであろう数年後の姿が、自分が理想とする姿ではなかった。
想像できてしまった以上、恐らくそれを超えることはできない。

人は未来が見えたとき不安になる。
そういうのも目にしたことがある。
未来は見えないからいい。
「このままいくとこうなる」ではなく、
「こうなりたいから今これをしよう」
私はこっちであり続けたい。

想像を超えられないということは、想像できればそうなれるということでもあると思う。
パン屋になろうと決めたときに想像していた数年後の姿は、今、想像以上だ。

自分の行動は自分の想像を超えない。
でも、理想の姿を想像し、それに向け道を選んでいくこと。それがときに想像を超え、さらに行動を変えるのだと思う。

読んでいただきありがとうございます。