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[191]Learning for All〜ニュージーランドの教育から

〈前回のおさらい〉
ニュージーランドの紹介をしながら、
同国の教育の取り組みや考え方を家庭に置き換えて
考えています。

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今回も引き続き「ニュージーランド」です。

ニュージーランドの教育で核として大事にしていることは、
「Value=価値」です。

その価値とは、尊厳、共感、思いやり、多様性、探求、平等、コミュニティ参加などです。

これらのことは、家庭でも同時に大切にしていきたい価値だと思います。

そして、もう1つ注目すべき、教育の根本は
“Learning for All”
「全ての子に平等に学びを与え、
生徒同士、教師同士、そして教師も生徒から学ぶ」
という考え方です。

ニュージーランドの公用語は
マオリ語、英語、手語。

同じクラスには、マオリ語を使う子、英語を使う子、
聴覚障害がある子、ない子、全員がいます。

障害を持つ子どもを支援学級などで区別するようなことはしません。

様々なタイプの子どもを別クラスにするなどではなく
みんが一緒に同じところで学ぶのです。

ただし、サポートの仕方はそれぞれ違います。

それを特殊技能を持った教員が、
必要な子に、必要な時に、必要なサポートをしていきます。

親子の間もそうだと思うのですが、
いつでもどこでもべったり、ではなく
必要な時に、必要なサポートをするということは同じですよね。

また、親は家の中でのみサポートをするだけではありません。

家の中だけではなく、外でも学びの機会はたくさんあります。

また、学校だけでもありません。

むしろ家や学校以外の場所の方が学ぶべきことはたくさんあります。

どんどんと家や学校の外に学びを求めて欲しいなと思います。

ちょっと話がずれ始めてきたので、
ニュージーランドに話を戻しますね。

同国では、ICT(情報通信技術)の教育への導入が積極的です。

デジタルデバイスを小学校から積極的に導入しています。

未来教育指数は2017年で世界1位です。

使い方を制限することなく、どんどんと教育に活用することで
これからの未来を生き抜く糧にしています。

国内外問わず今の時代の子ども達は、生まれた時から
スマホやゲームやITなどといったICTが
とても身近な存在です。

このようなデジタルネーティブ世代に対して、
いろいろなデバイスの使い方などを制限するのは
世界を狭めてしまうことになります。

家庭の中でも、デジタルデバイスをいかに活用するか
ルールを作って楽しく取り入れて欲しいですね。

ということで、ニュージーランドの教育をご紹介しました。




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