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ピークは去ったか?

4月15日月曜日、週明けの日経平均の前場は、前週末比466.62円安の39056.93円で寄り付きました。
3万9000円は心理的なフシ目とも言われています。その数値を今朝は割り込みました。
取引時間中に3万8000円台となるのは、5日以来、6営業日ぶりとなります。

直近の上昇は、残念ながら1-3月で終焉という感じですね。
日経平均は3月22日がピークとなりました。
(ちなみにS&P500のピークは3月28日)
ここから先は、しばらく停滞かもしれません。
インフレ再燃で、市場が期待していた米国の利下げが大幅に後退していると予想されているため、特に5月にかけては、日米ともに大きな調整もあるかもしれません。

さて、先週末の米国株は、大幅下落して引けました。
ダウは475ドル安▲1.2%で37,983.24ドル、他の指数もS&P500▲1.5%、NASDAQ▲1.6%で揃い踏みで下落です。

中東情勢の悪化で金利が低下し、株価は大きく調整しました。
米銀最大手JP Morganが、軟決算で▲6.5%暴落。中国で半導体需要減が伝わったIntel▲5.2%、AMD▲4.2%も暴落です。
Nvidiaも▲2.7%で半導体株が暴落しました。


また、ファンダメンタルの悪化に加え、中東情勢も悪化。地政学リスクが高まり、原油価格が高騰イスラエルの動き次第の相場です。
これにより、世界中でインフレ再燃の恐れもあります。
日米ともに、金融政策にも大きく影響することは容易に予想されます。
地政学的リスクの他にも株価下落リスクも増大している中、特に大統領選挙のある年の4月、5月は弱いというアノマリーもあるので、注意しておく必要があるでしょう。

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