見出し画像

[113]子育てにゴールや正解はあるのか

〈前回のおさらい〉

お子さんの家事のお手伝いは
「自分は家族(組織)に貢献できている」
という気持ちが
非認知能力を高めていくことにつながっていきます

〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
今回は子育ての「ゴール」と「正解」についてです。

どんな子どもに育てたいか
どんな子どもに育って欲しいか

これは親として、永遠のテーマですよね。

実際には、子育てが終わった時点で終わるのだと理屈ではそう思いますが・・・

でも、一体どこが子育てのゴールラインなのでしょうか。

お子さんが自立・独立したら?
成人の年齢に達したら?
お子さんが「こうなっていて欲しい」という理想に達したら?

なんか、どれもしっくりこないような気がします。

もしかすると、子育てにゴールラインは無いのではないでしょうか。

実際に子育てをされている親御さんにとって、
「ここまでしておけばよい」
というようにゴールラインを意識することはない、
という方が納得できる答えなのかもしれません。

また、世の中に子育てのノウハウはゴマンと溢れているけれど、
子育てに唯一絶対の正解はない、
ということも言えると思います。

子育てには、ここというゴールラインも、
これという唯一の正解もない。

なんか、途方に暮れそうなことを言ってしまってますね、ボク。

でも、これは1つの考え方ですが、
子育ての目的は
「お子さんが自分自身の手で幸せになるように」
ということは言えるのではないでしょうか。

お子さんは親の分身ではなく、
「独立した個人」

お子さんの幸せは、親が決めるのではなく、
お子さん自身が決めるものです。

ボクは離婚により、ある日突然、
子育てを強制終了させられた身ではありますが、
今になって、こういう子育てをしたかった、
もっとこんな風に子どもに接していたかった
という後悔がたくさんあります。

離れ離れになる何日か前、
大学生になったばかりの長女に
こう言われたことを忘れてはいません。

「お父さんのところに残ろうと、
お母さんと一緒に出ていこうと、
今の私は幸せではない」

今でもボクの心の奥底に沈殿したままになっている言葉です。

きっと、ボク自身が幸せになるという気持ちを
持てないでいたことを察し、
それを自分自身に置き換えたのかなと思います。

もう自分の子どもに直接関わることはなくなりましたが
せめて、子どもがどこかで見ていると思って、
ボク自身も幸せを感じながら
幸せに向かって生きていきたいと思っています。

親自身が幸せであること。
あるいは、幸せになろうとしていること。

これはとても大切なことだと思います。

子育てのゴールや正解とは
「親自身が幸せになること。幸せであること」
なのかもしれません。





メルマガでもご覧ください!
第1号目からご購読できます。
毎日発行!お楽しみに。

子どもの“しあわせ力”向上委員会 〜教育・子育て3分間ラーニング〜

#子育て
#教育
#学校


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?