見出し画像

エッセイ・【本音】

これは以前メールマガジンに時々書いていたエッセイ「ココロノハシ」に加筆修正を加えたものです。ずいぶん前の、まだ開かずの踏切があった頃の下北沢の話です。写真はたぶんその頃のもの。

画像1

終電がなくなる時間になっても、まだ下北沢には様々な人たちがいる。
レコーディングスタジオでの仕事が終わってみんなで食事をした帰り道、作業がうまく進んだのでもう少し飲みたい気分だった僕は、一番街の手前にある友達のbarに寄っていこうと思って駅の方向に向かって歩き始めた。
そんなに広くはない下北沢南口商店街の通りには、酔っぱらいや客引きのお兄さん、 漫画の読み聞かせやストリートミュージシャンなどいろんなキャラクターがいるけれど、新宿や渋谷のようにどこか切羽詰まった感じがない。これが下北沢っぽいということなのかなあ、などと思いながら歩いていると、たまに見かける路上に絵を並べて売っている兄ちゃんがいた。
こんな時間までいるってことは、近所に住んでいるのか、それとも帰る手段をなくしたか、もしや結構いい商売になるのか。なんにせよ、僕にはあんまり関係がないので、普段通りに横を通り過ぎた。
すると、後ろから声がした。

「田舎もん、死ねばええねんっ。。。」

この続きをみるには

この続き: 1,870文字

エッセイ・【本音】

黒沢秀樹

100円

この記事が参加している募集

この街がすき

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
note.user.nickname || note.user.urlname

サポートしていただけたら、自分も誰かをサポートすることが出来ます。もしかするとあなたをサポートしたくなるかもしれません。

スキありがとうございます。隙だらけですがうれしいです
24
黒沢秀樹(くろさわ ひでき、1970年8月28日 - )は、日本のミュージシャン、音楽プロデューサー、ギタリスト。茨城県日立市出身。血液型はB型。実兄はミュージシャンの黒沢健一。身長161cm。とウィキペディアに書いてありました。

こちらでもピックアップされています

コラム、エッセイ
コラム、エッセイ
  • 4本
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。