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映画レビュー@hard eight
2019年8月25日 22:42
未来とは、捉えられないもの、われわれに不意に襲いかかり、われわれを捕らえるものなのである。未来とは他者なのだ。エマニュエル・レヴィナス『時間と他者』 この映画のタイトルはなぜ「明るい未来」ではないのであろうか。わたしたちはこの映画を現前にして「アカルイミライ」というタイトルに躓くことになるはずだ。 この映画における「明るい未来」とはオダギリジョーと浅野忠信が働くおしぼり工場の社長である笹野